《寢取られた元カノ?、知らない許嫁、キャな馴染も皆要らない。俺のみは平穏な高校生活だ!》早苗の悩み玲子の獻

まさか達也があんな事言うなんて。

大學を出たら私の知らない間に本宮さんと小作りして、それを認知して養育費も払う。これだけでも許せないのに、この事を私より先にあの(三頭加奈子)に相談するなんて。

その上、それが立石家、三頭家に取って不都合な事だと、あのから言われれば、今度は立石家の養にして小作りをするなんて。

完全に私の気持ち立場を無視している。いくら私がどんなに達也の事をしていても、ここまで馬鹿にされたら我慢出來ない。

あの時は怒りに任せて達也の頬を毆り出て來てしまった。その後ずっと達也の部屋には行っていない。

食事や洗濯、部屋の掃除がどうなっているか分からない。でも達也は何も出來ない。どうしているんだろう。

でもしは反省してしい。私という正妻がいながら縁の妻としてあのを迎える。あれだってどれだけ心の中で自分を説得したか。

先月だってあの人のお披目とか言って三日間いなかったし。

そしてそれが終わったら、本宮さんの事。これ以上自分で消化するのは無理。

…でも達也と別れるなんてしたくない。

…でも今の達也とは一緒に居たくない。

…もうちょっともうちょっと自分の気持ちが落著いたら、もう一度考えよう。

…それがいい。それまでには達也もしは反省して考えが変わるかもしれない。

大學の帰り、私は強引に達也さんの部屋に來た。桐谷さんとは一緒に帰っていないので、彼には知れない事だ。

達也さんが部屋のドアを開けた時、彼の匂いが充満していた。どちらかと言うと良くない方で。

部屋の中にると…何ですかこれは。

キッチンはカップ麺の殘りかすの山。洗面所は洗濯の山、ハンガーには子用の下著や洋服が掛かりっぱなし。多分桐谷さんの。床は埃が溜まり始めている。

この人は本當に家事については何も出來ないのね。これはチャンスだわ。

「達也さん、何ですかこれは?」

「すみません」

「謝ってもどうにもならないですよ。とにかく私が片付けます。貴方はソファに座っていて下さい」

「はい」

まずは、カーテンを開けて、窓を開けてと

洗面所にある洗濯を洗濯機にれて洗濯機を回して

キッチンのゴミをゴミ袋にれて

掃除機で床と絨毯を掃除して

テーブルや棚を濡れタオルと渇いたタオルで互に拭いて

洗濯が終わったらハンガーに掛けて

「ふーっ、二時間もかかってしまいました。もう午後六時を過ぎています。食事はどうなさるつもりですか?」

彼が力もなく指さしたのはカップ麺。何て事!

「達也さん、十分程待って下さい。今日の所は私の部屋から食材を持って來ます。明日は一緒にスーパーに買に行きましょう」

俺は何も出來ずに玲子さんの片付けを見ていた。上手いものだ。早苗も上手だが、玲子さんも上手だ。

夕飯の事を言われた。俺には何も出來ない。外に食べに行くという手もあるが、それなら部屋でカップ麺でも食べた方がいい。だからカップ麺を指さしたのだが。

一度、玲子さんは俺の部屋を出て行くと彼が言った通り、十分程してエコバッグに食材をれて帰って來た。

「達也さん、これでも飲んで待っていて下さい。直ぐに作ります。お米は急いで炊いても四十分は掛かりますから待っていて下さいね」

言われた通りにオレンジジュースを飲みながら待っているとテーブルに料理が並べられた。

「食材が私好みだったので、達也さんにはしヘルシーですが、今日はこれで我慢して下さい。明日はもっとお料理を作りましょう」

玲子さんは、食事後、食を洗って片付けると

「今日はこれで帰ります。明日から毎日來ますが宜しいですね」

「…はい」

結局、早苗がいないと何も出來ないか。明日は玲子さんが來てくれると言っていたが、いつまでもそうしている訳には行かない。とにかく早苗と話さないと。

時計はもう午後九時を過ぎていたが、構わないだろう。俺は一階降りて早苗の部屋に行くとインタフォンを鳴らした。部屋の鍵貰っておけば良かったな。

「はい」

「早苗俺だ、見えているんだろう。中にれてくれ」

「嫌、達也とは話したくない」

「早苗、俺が悪かった。とにかく話そう」

「駄目、反省も何もしていない達也と話したくない」

「だから悪かったって」

「それじゃあ、何も反省していない。帰って」

その後は會話できなかった。仕方なく部屋に帰ろうとすると隣のドアが開いた。涼子だ。彼はじっと俺の顔を見ると

って」

中にると俺に抱き著いて來た。

「達也、桐谷さんと仲たがいしている理由は私よね。あの方法では駄目なの?」

仕方なしに加奈子さんから言われた事を話した。

「そうか、そうだよね。皆お金持ちだもの。私みたいな部外者じゃあ、そうなるわよね」

「涼子」

「でも、私は達也の子供を産みたい。達也と一緒になれなくてもいい。子供を達也だと思って大切に育てる。だからあの約束は破らないで。お父さんが言っていた書面なんかいらない。私がしいのは達也の子供」

「涼子」

――――――

達也、窮地です。

次回をお楽しみに。

面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価★★★頂けると投稿意が沸きます。

想や、誤字字のご指摘待っています。

宜しくお願いします。

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