「ねぇ優人、今夜どう？」

「お前なぁ、を気にしろ。」

浮気事件から1週間が経ったが、事件のせいで妊婦の菜が心配なのに夜の営みを2日に1度も求められていて、苦労している。

「え〜だって我慢出來ないんだもん！」

「ばか！子供に影響出たらどうするんだよ。」

この日はしゅんとしてしまった菜を抱きしめて寢た。

「あのさ、怒らないでね？」

「どした？」

「こんなにラブラブで子供も授かって順風満帆な私たちなんですけど、」

「なんだよ。」

とても青い顔で優人に告白をしようとする菜。

まさか、今度こそ浮気なのだろうか？

「私達…夫婦じゃないの。」

「は？」

「何か忘れてないですかね？」

忘れてる…？なんだ？やっぱり結婚記念日の事か？

「婚姻屆の事なんですけど〜」

「あっ…」

「當時お互いに舞い上がって完全に忘れてたんですよねぇ…」

菜が敬語を使ってる時は相當ヤバイと思っていたが、実際に衝撃をけた。

「てことは、俺達まだ人って事か？」

「…うん。」

テレビで菜の特集まで組まれて、散々熱だとか結婚式だとか報道されていたが、実際には婚姻屆さえ出していなかったのだ。

「じゃあ結婚記念日は？お前すげぇ不機嫌だったじゃん。」

「あれ、プロポーズの日だった。」

「はぁ?!あの時本當に焦ったんだぞ?!」

「申し訳ねぇっす…」

菜は自分の名前を書いた婚姻屆を渡して、優人に何か求めている。

「じゃあ…改めて、俺と結婚してください。」

「はい…喜んで。」

2人で見つめあって互いに照れ隠しなのかハグをした。

「ごめん…久しぶりにキュンとしちゃって目合わせられない…」

「ああクソ、可いんだよお前！」

「えへへ、やっぱりシちゃう？」

「に影響出たらお前のせいだからな。」

今夜は結局朝まで営みをしてしまった。とても盛り上がった。

to be continued…