《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》閑話 ルーナちゃんとデート
ダンジョンのことが解決し、しばらくサタロトにいた私達はお祭り騒ぎな街を堪能した
「ねぇリィア、たまには二人っきりですごさない?」
數日會えないだけでもすごい寂しい思いをした私はもうみんなと離れることができないかもしれない
特にルーナちゃんとは離れたくないなぁ
「もちろんいいですよ!」
私達の関係は人以上の関係と言っていい。その、何回かそういうこともしたし………
それにもう私達は離れたくても離れられない契約をしている
「ねぇリィア!あれみて?すごい味しそうじゃない?」
「ですね、一緒に食べましょうか」
「リィア、あたしと二人のときはその口調じゃなくてもいいんだよ?あたしは何があってもリィアから離れないし嫌ったりしないから、安心していいからね」
そう言ってルーナちゃんは私の手を握っている力を強める
「そうです………そうだね。ルーナちゃんはこっちの私のほうが好きなんだよね?」
「うん!元々あたしの方が年下だし、それにそっちの方が距離が近いってじるから」
まだ心の聲のまま喋ることは難しいけど、ルーナちゃんの前なら徐々にできてきている……と思う
それから私達は一緒に食べて、一緒に遊んで、宿に戻ったあともずっと一緒にすごした
「えへへ、こんなにずっと一緒なのもなかなかないね。クロエ達とは完全に別行だし、誰の邪魔もらない」
「今日のルーナちゃんは積極的だね。ずっとドキドキしちゃったよ」
ルーナちゃんは相変わらずいい匂いでらかくてそれでいて安心できてドキドキして……
「あたしも、ずっとリィアのこと考えてたよ。リィア、好きだよ」
「私も大好き。離れ離れになったときは本當に寂しかった」
「あたしも……んっ」
自然と私達の顔が近づいてそのままキスをする
「ルーナちゃん、ってなんだろうね」
「えっ何?急にどうしたの?」
「普通っていうのもあれだけど普通は異同士で生まれるでしょ?まぁ家族とか親とかはあるけど、は異に起こりやすいと思うんだよ」
「あたし達は普通ではないからなぁ。なくとも人ではないでしょ?」
クロエさんやサーティアさん、テナちゃんにも生として子孫を殘すための生理現象がある。長命な種族だから頻繁ではないけど、毎回大変そうにしている
一方私とルーナちゃんはそういったものが一切ない
ロミス様の話を聞く限りじゃ子供を作ろうと思えばできるらしいけど、実際はわからない
私のは私のだけど私のではない……どうやってこのができたかもわからないんだよなぁ
「天使は特別ということなのかな」
「あたしには天使とか神とか魔族とか人間とか……あんまり気にするものじゃないと思うけどね。っていうのはなくとも嬉しいではないと思う。とても辛くて悲しいだよ」
「どうして?」
ルーナちゃんがそんなこと言ってくるとは思わなかった。って悲しいの?
「うん、とっても悲しくて寂しくて、辛いもの。だって、一度しちゃったらもう忘れられないから。も似たようなものだけど、でもつらいことに変わりないよ。が病気だとするならは呪いだね」
どうしてルーナちゃんはのことをマイナスなことって考えるんだろう
言っていることはわかる。けど、それだけじゃないと私は思う
「ルーナちゃんの言うことはもっともらしいけど、悲しいだけではないよね。こうして私達がし合っても悲しいってわけじゃない」
「そうだね、それじゃあは嬉しくて辛い2つの質を持ってるってことだ」
元々私がふった話題だけどよくわからなくなってきた
「なんか深い話をしすぎたね」
「リィアって時々難しいこと言うからあたしまでちょっと影響されてきたよ」
「えへへ、ルーナちゃんが私に染まっているということだ」
「ま、たまに付き合うだけだけどね。あたしはあたし。難しい話はあんまりしすぎないでね」
度々考える私とルーナちゃんの存在意義
本當に私は神様に気にられたからこの世界に來たのだろうか、ルーナちゃんは私のためだけに生まれたのか………
きっと答えは神様に聞いても無駄なことなんだろうね
仮にこの世界がほんとうだとしても、私の作った妄想だとしても、今じているものが全てだから知りようがない
ただ一つ言えることは今ここに私とルーナちゃんがいるということだ
なんのためとか何をすべきとかは私が決めるしルーナちゃんが決める
でも今回は、本當はしたくなかったなぁ………みんなと離れたくなかった
みんなと一緒に戦って解決したかった
今度からはなくともルーナちゃんは連れて行こう
私にはロミス様っていう絶対的な安心できる存在がいるし大丈夫だろう
きっとこの先何があってもみんなと一緒ならなんとかなる気がしてきた!!
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