《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》閑話 第二の聖

シロル視點

私が神様から力を授かってしばらく経ちました。リィアさん達とも別れお祖父様にサタロトでのことを話します

全て話してもよいかルチア様にも確認したところお祖父様には全てを話してもよいということでした

「お祖父様それでですね、私は神様に気にられたようで、力を授かりました」

「そうかそうか、本當によくやったね」

そう言ってお祖父様は嬉しそうに頭をでてくれました。こんなに喜んでいるお祖父様は初めて見ました

「あの、お祖父様。私はこれからどうすればよろしいのでしょうか?」

「シロルのことは私とのにしよう。まだしばらくここで學びなさい。きっとルチア様もそうんでいますからね」

「はい!これからも進します」

どうやら急に何かがあるわけではないみたいです

「あの、お祖父様、私も聖ということになるのでしょうか?」

「そうなりますね。第二の聖は本當にめでたいことです。しばらく聖はいていないようなものでしたからね。ですが今聖が生まれたと発表するのはよろしくありません。もう長して立派な聖になることを祈っています」

「はい!」

「いいえ、シロルは聖ではありませんよ」

「え?ルチア様?」

どういうことでしょうか?

「確かに私はシロルに力を與えましたが、聖とはまた違います。なにせ聖よりも強力な力を與えましたから。私は人間を信用します。特にシロルを、ですのでシロルを利用することはこの私が許しません」

「つまり、シロルを聖として扱うことはできないということですか?」

「そうです」

「シロルの意思はどうなるのでしょうか」

お祖父様とルチア様が私で言い合いをしています。私のためにお祖父様とルチア様が仲良くなくなるのはやめてほしいです。なんとかして止めなくちゃいけませんね

「お祖父様!ルチア様!もうやめてください。お二人共私のことを考えてくれているのは本當に謝しています。ですがお二人が仲違いをするのはやめてほしいです。私の幸せは誰かの幸せのために頑張ることです。私が聖でもそうじゃなくてもいいんです。ルチア様、お祖父様は私が聖でもいいように利用したりはしません。なのでどうか爭わないでください」

「すみません、てっきりシロルを利用するものだと思っていました」

「いえいえ、シロルは一人の幸神教徒である前に私の大事な孫ですよ。政治的な利用は全く考えていません」

「そうですか、私もシロルもラキトピアに貢獻はしますが政治的な利用はできませんのでそこはよろしくお願いしますね」

「はい」

言いたいことが言い終わったらルチア様は先に行ってしまった。

「お祖父様、ありがとうございます。おかげで沢山のことを學ぶことができました」

「これからもルチア様のことを頼みましたよ。あの方はシロルにしか相手をしないようなので」

「はい!」

「それと、今度ハクラとワイリが大聖堂に寄るとのことなので久しぶりに家族に會えますよ。そのときにルチア様のことを話してもいいですからね」

「お父様と、お母様が帰ってくるのですか!」

お父様もお母様もとても優秀な神で地方だけじゃなくて外國に行って幸神教に布教活をしています。

お父様やお母様がルチア様のことを知ったら驚くでしょうね。もしかしたら褒められるかもしれません!

楽しみです!

數日後、お祖父様の言う通りお父様とお母様が帰ってきました

「おかえりなさいませ!お父様、お母様」

「久しぶりだねシロル。し大きくなったかい?」

お母様は私を見るなりぎゅっとしてくれました

「なかなか帰ってあげられなくてごめんね」

ルチア様にぎゅっとされたときよりも心が溫まりました。やっぱりお母様は偉大です

「お祖父様から聞いていると思いますが、私今頑張っているんですよ。是非お父様とお母様には何があったのか聞いてほしいのです」

「今回帰ってきたのはお母さんが妊娠したからなんだ。シロルに弟か妹ができるんだよ。だから數年間は聖都で一緒に過ごせるよ」

「そうなんですか!」

今初めて聞いたので驚きです!

「ふふふ、シロルを驚かせようと思ってお父さんから言わないようにしていたのよ。だから沢山聞かせてね」

こんなに幸せだと何か不思議な力をがはたらいているように思えます。もしかしてこれも神様に與えられた力によるものでしょうか?

神様、ありがとうございます。私はいまとっても幸せです

お父様とお母様に神様のことやリィアさん達のこと力をもらったことなど、全てを話しました。二人も疑うことなく信じてくれました

「そう、シロルが聖になったのね」

「噂には聞いていたけど、本當に神様が降臨なさったのですね。シロル、幸神教徒としてしっかりとお使えするのですよ。私はあなたの父として誇らしいです」

「はい!ありがとうございます」

「私はもっと自由に生きてしいのだけどね。シロル、あんまり無理はダメだからね。私達はシロルの幸せを誰よりも願っているのだから、絶対に自分を犠牲にするようなことはしないでね」

「はい」

「ねぇシロル、よかったらその方と會わせてくれないかしら?」

「ルチア様にですか?そうですね。ルチア様にも私のお母様とお父様を紹介したいです」

「お願いね」

きっとルチア様もお父様とお母様の話はためになると思います

えへへ、私、今最高に幸せです。神様、ありがとうございます!

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