《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》閑話 聖の結婚
龍斗視點
フェノアとの結婚挨拶を済ませた僕達は次にジェシカの実家があるラキトピアにやってきた
「ここへ來るのも久しぶりだなぁ」
「私は初めてです!とってもきれいでのどかなところですね〜」
「フェノアのお母さんが言ってた強い魔は結局いなかったわよね、なんだったのかしら?」
僕達が著いた頃には解決していたようで特に変なことはなかったし、すんなりラキトピアに來れた
「リュート、いつになったらわたしと子供作ってくれるの」
「ぶふぉあ!?な、な、急に何言い出すのアイリス!?」
「だって、もう結婚して1月以上も経つっていうのに何もない」
結婚したはいいけど、正直その、人らしいこともあんまりしてあげられていない
みんなの魅力がないとかじゃないんだけど、どうしても手を出せないというか………
「英雄を好むって言うのに………不思議ですよね」
「ただ単にヘタレなだけよ、まったくもう」
「ごめん………でもジェシカの家族には挨拶できてないし、だからといってフェノアとアイリスだけ優先するのも悪いと思って」
「ふん、変に律儀なんだから………まったく」
よかった、なんとか落ち著いた
「ジェシカのためなら仕方ない」
「ですね〜」
ジェシカ達と僕は結婚よりも重く強い契約で結ばれている
今は聖であるジェシカの両親に挨拶するために彼の故郷であるラキトピア皇國に來ていた
「一度聖都に行ってからでいいよね?」
「う、うん」
ジェシカと會ったのもこの國だった。前來たときはまだ理さんを探している途中だったな
「フェノアとアイリスには悪いけどしばらくリュウトは獨り占めになっちゃうと思うわ」
「それはダメ」
「え〜、私達は結婚式に出られないんですか?」
聖の結婚とあれば大々的に結婚式を挙げるとのこと………々と、不安だ
「ごめんね、でもちゃんと二人とも結婚式は挙げられるからね?教會とか神父もちゃんと用意するから、ね?」
「それならいいですけど………」
アイリスも渋々許してくれるようだ
「つまり僕は3回結婚式をするってこと?」
「4回するのよ?まず私達一人ずつとして最後は全員一緒にするの。いくら幸神教で多重婚が認められてるからってなんでもしていいわけじゃないのよ。まぁお金の心配は今のところないし、準備とかは教會がやってくれるから、そんなに心配しないで」
「ありがとう、ジェシカ」
「さ、早速大聖堂に行って教皇様に會うわよ」
教皇とは一度會ったことがある、と思う。ジェシカが旅についていくことになったときに軽く挨拶すればいいからって言われてそうしたんだけど、今考えたらあんなに立派な格好をした人が教皇だよな?
「それじゃあ私達は先に宿に行ってますね〜、アイリスちゃんは大聖堂にれませんし、一人で待たせるわけにもいかないので」
「あぁ、助かる。アイリスも後でな、すぐ戻るから」
し拗ねているアイリスの頭をでる。最近は昔ほど嫉妬しなくなり、落ち著いている
それでも離れると拗ねてしまう、理さんとはまた違った魅力がある。なんというか庇護を煽られるというか………かわいい
ジェシカとともに聖皇國で一番大きい建、大聖堂の中にる
「隨分と立派だよね」
「そうそう、幸神教ってみんなの幸せを願うはずなのにこうして権力者ばっかりお金かけてさ〜、私達はもっと質素でもいいのに」
「僕は立派な方が神様に敬意を示せてるって思うけどね。宗教はよくわからないけど、神様に頑張ってもらえる努力って思えばいいんじゃない?」
「確かに、リュウトの言う通りだとしたら納得だけど、どうだろ?」
今でもジェシカが聖だって思えないなぁ
「なんか失禮なこと考えてない?リュウト?」
「そ、そんなことないよ、ほら、みんなジェシカを見てるよ、早く教皇の元へ行こうか」
聖皇國に戻ってきたとき、誰もがジェシカのことを知っていて、みんな彼のことを尊敬していた。それだけ聖皇國にとって聖は大切で尊い存在なんだろうね
でもジェシカの顔はあまり嬉しそうではなかった
そして今も浮かない顔をしている
「私、あんまりここ好きじゃないのよね」
「どうして?」
「みんな私を特別扱い、というか腫れ扱いね。國民のみんなは慕ってはくれるけど、私個人を見ようとはしてくれないし、聖としてみんなの幸せは祈ってるけどね」
「でももうそんなの気にしなくていいんじゃないか?僕達がいるし、ジェシカはジェシカだよ」
「なによそれ〜、えへへ、そこは僕がいるよって言いなさいよ!もう」
やっぱり笑っている彼の方がかわいいな
「うん、そっちの方がいいよ。ジェシカはもっと元気でいるべきだ」
「うん、ありがとう。リュウト」
教皇の部屋へ著くと落ち著いた雰囲気の老人がいた
「教皇様、ただいま戻りました。この度は聞いての通り結婚の報告をしにきました」
「聖様がご謙遜でなによりです。それで、あの話は聞いていますか?」
「あの話?ですか?」
「知らないのならいいですが後でお話しましょう。さて、この男が聖様の婿になるということですね」
「そうです。それと今までもあまり聖としての仕事ができませんでしたが、この先もできないと思います。私はこの人、リュウトについていきます」
「そうですか。わかりました」
「ほ、本気です……え?いいんですか?」
「えぇ、聖様の幸福も含めての幸神教ですからね」
もっとなんかあると思ったけど簡単に終わった
「えっと、僕が必ずジェシカを幸せにします!」
「是非お願いします。聞くところによると聖様以外にも結婚しているとのことですが」
「はい、全員を必ず幸せにします」
「ジェシカ、よい人を見つけましたね」
「はい!」
教皇に認められ、幸神教の聖としての結婚は認められた。あとはジェシカとしての結婚を認めてもらうためにジェシカの両親である元勇者と元聖に會いに行く
- 連載中62 章
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