《【第二部連載中】無職マンのゾンビサバイバル生活。【第一部完】》31話 のどかな島釣りのこと

のどかな島釣りのこと

「にいちゃん!に~いちゃん!」

「うぉ・・・おはよう・・・どうした、朝っぱらから」

ゆさゆさと揺られて目を覚ます。

「おっはよ!」

珍しく布団に潛り込んでこなかった朝霞が、満面の笑みで俺を覗き込んでいる。

ええと、時間は・・・と。

・・・うん、5時半。

まだ早朝じゃねえか!!

「えへへ~・・・釣り行こ!!」

「はいはい・・・わかりましたよお姫様」

なるほどな。

朝まずめ狙いってことかよ。

・・・仕方ない。

完全に起きちまったし、行くとするかな。

どうせまだ稽古も筋トレも止されてるし。

を噛み殺しながら起き上がる。

えーと、今日は何を著ようかな。

「はいにいちゃん、ばんざーい!」

「俺は児か?」

「うやぁん」

シャツを引っぺがそうとする朝霞を押しやる。

・・・おい、なぜ出て行かない。

「著替えるから出て行きなさい、朝霞」

「だいじょぶ!あーし気にしないから!」

「はいはいわかりましたはいはいはい」

「ぎゅえぇ」

どうせ言っても聞かないので、無理やり部屋から押し出す。

まったくもう・・・あいつは。

朝霞の兄貴のタンスから適當なシャツを取り出す。

ズボンは昨日履いたのでいいかな。

「・・・相変わらず獨特なセンスだこと」

今日著る予定のシャツには、でかでかと『インベタのさらにイン』と書かれていた。

・・・朝霞の兄貴、絶対峠攻める違法レース漫畫好きだろ。

こんなのどこで売ってるんだよ。

ササっと著替え終わったのでドアを開ける。

朝霞が目をキラキラさせて待機していた。

・・・サクラみたいだな、お前。

「洗濯はあーしにどうぞ!」

「・・・はいよ」

いだパジャマを渡す。

あっこいつやっぱり・・・!

「すんすん」

「やめろ匂いを嗅ぐんじゃない馬鹿おま―――」

「庭で待っててね~!」

凄い勢いで朝霞は逃げて行った。

・・・もう駄目だ、アイツの癖は壊滅している。

なんであんなに面白い娘に育っちまったんだ・・・

溜息をつくことしか、俺にはできなかった。

「おはようございます、田中野さん」

「おはようございます神崎さん、早いですねえ」

「癖のようなものですから」

歯を磨いて顔を洗い、庭に出るといつものようにピシッと迷彩服を著込んだ神崎さんがいた。

ベンチに腰掛け、拳銃をいじっている。

ううむ、この非日常・・・

「今日は釣りですか?」

「ええ、朝霞にわれましてね。あ、神崎さんもどうですか?」

「・・・み、魅力的なおいですが。申し訳ありません、秋月や神楽との定期連絡がありますので」

・・・そういえば、この人自衛として作戦行中だったな。

俺が毎日ちゃらんぽらんなのでたまーに忘れそうになる。

「古保利さんたちはどんなじです?」

「晝夜逆転の偵察生活です。慎重に事を進めているようですね・・・今日は陸士長もあちらで活中です」

式部さんもお仕事か、大変だなあ。

何日か前に古保利さんに聞いた狀態から、新事実とかはないようだ。

ミサイル陣地に、黒ゾンビの『巣』かあ・・・くわばらくわばら。

「今日明日すぐに突撃・・・ということはないでしょう。黒ゾンビとの『共食い』が最も理想的な展開ですが」

「ですねえ」

できれば訓練された軍人より、黒ゾンビの方に殘ってほしい。

そりゃあ力は脅威だが、頭ゾンビだしな。

古保利さんたちもその方がいいだろう。

「とにかく、田中野さんはゆっくり養生なさってください。しばらくは戦闘の予定はありませんので」

「了解です。じゃあ食料調達してきますね」

「ふふ、はい。お気をつけていってらっしゃい、です」

神崎さんは、微笑むと倉庫の方へ歩いて行った。

うーん、平和だなあ。

「お待たせ―っ!」

それと同じくらいに、朝霞が釣り道を持って走って來た。

おいおい、結構な大荷だな。

「おう、今日は船か?それとも陸か?」

「最近行ってないいい釣り場があんだよね!っていうか今のジョーキョーじゃ、どこもいい釣り場なんだけどね」

確かに。

釣り人が減ったもんなあ。

「ちょっと遠いけど、にいちゃんだいじょぶ?辛くない?」

「足は怪我してないから大丈夫だっての。上半の傷も塞がりかけてるしな・・・ホレ荷

重そうなクーラーと道箱を朝霞から引き取る。

釣竿は持ってもらおうか。

「じゃあ、しゅっぱーつ!」

朝から元気な朝霞が、腕を振り上げて歩き出した。

方角は、以前通った鉱山跡がある方だな。

あっちで釣ったことはない。

何が釣れるか楽しみだ。

「へえ、場だな」

「でっしょ?」

家から歩くこと30分ほど。

朝霞に案されてたどり著いたのは、ゴツゴツとした磯のような場所だった。

周囲にはこの騒前から空き家だという、古びた民家があるだけだった。

「タドコロさんがいた時はよく來てたんだよね~、小學生くらいかな」

「それがさっきの空き家か?」

「うん!おばーちゃんが1人で住んでててね、よくオヤツ貰ったなあ」

「へえ・・・亡くなったのか?」

「んーん、ニンチショーになっちゃって・・・他府県にいる娘さんのとこに引き取られたんだってさ」

認知癥か。

そりゃ、さすがに1人で置いておくわけにはいかんわなあ。

他府県ね・・・今はどうなってることやら。

「んじゃま、とりあえず釣るか」

「うん!よーし!釣るぞ~!あーしアジ食べたいアジ!」

「俺も俺も」

そうして、俺達はすぐに釣りの準備に取り掛かった。

「・・・場だなあ、確かに」

「ううう・・・なんでぇえ?」

ルアー釣りを始めてからしばし、俺達は釣果に恵まれていた。

恵まれてはいたんだが・・・

「よしきた!・・・んにゃああああ!!なんでさーっ!?」

朝霞が持ち上げたテグスに、魚影。

丸々と太った・・・というか、丸々というか。

「フグしかいないのここっ!?なんでぇ!?」

「・・・これで通算15匹目、だな」

驚くべきとこに、俺達が釣り上げたのは全てフグ。

クサフグという・・・まあ、『餌取り』なんて言われる類の雑魚だ。

小さいし、歯がいから針が痛むし、そしてなにより何をどうしても食えない。

というか、食ったら死ぬ。

「せめてハコフグが釣れればなあ・・・」

アレにはに毒がないし、腹に味噌詰めて蒸し焼きにするとまあ味いんだわ。

もっとも、狙って釣れるようなもんじゃないんだが。

「ハコちゃんは北集落でよく釣れるんだけどね~・・・むーん、どうしよにいちゃん」

北集落は『レッドキャップ』の本拠地がある。

ってことはアイツらはハコフグ食ってるかもしれんのか・・・なんか腹立ってきたぞ。

やはり滅ぼさなければ・・・!

「まあ、ゆっくりしようぜ。食うものが何もないって訳じゃないんだしさ」

家には備蓄の保存食や、ねえちゃんが作った干や漬、ご近所から分けていただいた野菜や卵まである。

今日釣れないと飢えて死ぬ・・・!といわけでもないのだ。

「そだね!のんびりしよっか。・・・なーちゃんも連れて來てあげればよかったかな~」

「ありゃく気なかったろ」

なーちゃんは犬小屋の中で丸まって寢ていたのだ。

聲をかけたが、耳がくだけで出てくる様子はなかった。

どうやら今日は散歩の気分ではなかったらしい。

巖礁の隙間に海水が溜まって、簡易いけすのような狀態になっている。

そこには現在、釣れたフグが元気に泳いでいる。

・・・いや、放したらまた釣れそうで隔離しているのだ。

「にいちゃんお膝貸して~」

「使ったら返せよな」

俺の返答を待たず、朝霞が素早く膝に頭を乗せてきた。

地面は巖だが、キャンピングシートを引いているので問題はない。

「い~い天気~!フグさえなかったら最高なんだけどねー」

「フグしか存在しないわけでなし、そのうち釣れるさ」

俺もルアー釣りはし休憩だ。

巖場にいたカメノテをし取ってあったので、それを針に刺す。

釣果がなかったらカメノテを大量に持って帰るかな・・・ちょいと癖があるけど味いんだよな、意外と。

大き目の竿を後ろに振り、朝霞に當たらないように気を付けながら振る。

20メートルほど先の海面に、ぱしゃりと落ちた。

フグは沿岸によくいるからな、し離せば別の魚がかかるだろう。

こういう待ちの釣りも好きだ。

「それにしても、みんなどうしてるかな~・・・」

朝霞がぽつりとこぼした。

「みんな?」

「高校の同級生・・・」

そういえばコイツ本土の高校だったな。

我が母校の。

「そういえば今まで聞いてなかったが・・・お前、なんでこの島にいたんだ?ゾンビが出た時って普通なら學校に通ってた時間だろ?」

まだ朝霞は高校に通っていたはずだ。

どうしたんだろう。

「えへ~・・・サボり」

「この不良ギャルめが」

「ぷぎゅ」

鼻をつまんでやった。

「あの日さあ・・・ちょっとガッコの知り合いとめてね、一限前に飛び出したんだ、あーし」

一限前ってことはホームルームの後くらいか?

朝一からサボりとはなかなか気合がってるじゃないか。

めた?友達と喧嘩でもしたのか?」

「違う違う知り合い!友達じゃねーし!」

どうやら知り合いと友達の間には明確な差があるらしい。

「隣のクラスのナカジマってんだけどさぁ・・・朝いきなり『カレシを奪った!!』って怒鳴ってきて・・・」

「マジか。お前そんなレディコミみたいなことしてたのか」

「してないし!シンガイだし!!」

わかったから膝の上で暴れないでくれ。

竿がガクガクして大変だ。

「ナカジマのカレシがね?その前の日にあーしに告白してきたんだ・・・『付き合ってくれ』って」

「・・・彼がいるのに?」

ちょっと何言ってるかわかんない。

・・・彼がいるのに朝霞に告白?

え?これほんとに日本の話?

「そうそう!信じらんないよね!?だからソッコーで斷ったんだよ、『カノジョいんのに他のに告白するサルは大嫌い』ってさ!なのにナカジマの中じゃあーしが悪いことになってて・・・」

憤慨する朝霞。

言葉はキツイが、言ってることは間違っていない。

知り合いのナカジマとやらも、可哀そうではあるが・・・朝霞は悪くないだろう。

「周りの友達もさ、あーしは悪くないって言ってくれてんのに・・・ナカジマの奴が止まんなくてさ、急に毆ってきてさー・・・」

パニックにでもなってたんだろうか。

「んで、頬っぺた引っ叩かれたから思いっきり毆り返したら、ナカジマがぶっ倒れてオオゴトになっちゃって・・・」

「・・・グーで?」

「グーで」

そりゃあ・・・お前・・・

「ナカジマは保健室直行だし、あーしは一限終わったら職員室來いって言われるし・・・なんかめんどくさくなっちゃってさ、サボった」

「お前・・・の潔白は証明せんと駄目じゃねえかよ・・・そのままだと一方的に悪いことになっちまうぞ」

勢いで行しすぎだろコイツ。

毆る向こうがまず悪いんだけども。

毆り返しちゃったら・・・

「ま、いいじゃんいいじゃん!ゾンビのせいでウニャウニャ?になったワケだし!」

ひょっとして有耶無耶って言いたいのか?

「んで、ガッコ飛び出して・・・なんとなーく海が見たくなってさ。そんで見に行って・・・」

そういえば北高校からちょっと行った所に海浜公園的なものがあったな。

俺もよく釣りしに行ったっけか。

「しばらくボケーっと海見てたんだけど・・・10時ごろかな?急にび聲がめっちゃ聞こえてきて・・・」

やはり詩谷と時間的にはズレが無いな。

マジでほぼ同時にゾンビが発生?したのか。

「そしたらさ、いきなりゾンビが・・・その時はゾンビだってわかんなかったけど、もう・・・バーッていきなり何人も走って來て人とか食いまくって」

おお、いきなりクライマックスじゃないか。

「もう夢中でさ。停泊してた漁船にダッシュで乗って・・・島まで逃げてきたし」

・・・縦できてよかったなあ、朝霞。

「燃料あってよかったよね、ホント。キンキューヒナンだし、あーし警察につかまんないよね?」

「ぶっちゃけ警察はそれどころじゃないからなあ・・・あれ?その時乗ってた漁船はどう・・・ああ、アイツらか」

「そそ!『防衛隊』に持ってかれちゃった!マジむかつくし!」

その時はまだねえちゃんと2人だっただろうしな。

下手に歯向かうととんでもないことになっていただろう。

今は俺がいてよかった。

「アイツら、どんどんタイドでかくなってきてたし・・・にいちゃんがボコしてくれたオカゲだね!」

ボコ以上のこともしたしな。

今は古保利さんたちもいるし、下手なことはしないだろう。

・・・しないよな?

「・・・まあ、ちょっと用心はしておけ。世の中にはな、とんでもない馬鹿がいるからな・・・マジで損得勘定とか考えない馬鹿がな」

「ふうん・・・わかったぁ」

詩谷でも龍宮でも、そういう手合いはいっぱい見たし。

『みらいの家』とか、ああいう連中もいたしな。

あの『防衛隊』の・・・特にあの松本とかいうオッサンとかな。

「っていうかにいちゃん!引いてる引いてる!!」

「うおお!?マジか!?」

見れば、ウキが盛大に沈んでいる。

いかん!話に夢中になりすぎた!!

「よっしゃヒット!!」

ガツンと竿をしゃくり、合わせる。

リールを巻くが、存外に重い!

これは流石にフグじゃなさそうだ!!

「んぎぎぎぎ・・・!」

「わきゃう!?」

座ったままでは何ともできないので立ち上がると、朝霞が転がり落ちた。

すまん!

「にいちゃんガンバ!タモ用意するし!!」

朝霞が慌ててタモを用意している。

ジリジリと糸を巻く。

「ぐぐぐ・・・よっしゃ!こいこいこい!」

魚影がチラリと見えてきた。

お!あの特徴的なシルエットは・・・!!

「いいよにいちゃん!・・・カクホー!!」

手慣れた仕草で朝霞がタモに魚をれる。

「やったやった!フグ以外もいるし!」

朝霞が嬉しそうにかざしたタモの中には・・・ビタビタと跳ねる魚

「チヌだああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」

俺もまたガッツポーズ。

そう、ここいらではチヌ・・・東の方ではクロダイと呼ばれる魚だ。

大きさは40センチくらい・・・大だ!

「晝飯は刺だな!朝霞!」

「うんうん!あと、味噌!」

最高!

これだけでここへ來た甲斐があったってものだ!

カメノテで釣れるとは思わなかったがな・・・前に釣った時なんて、サザエの小さい奴が餌だったんだぞ?

「わーい!あーしもテンション上がってきたよ!まだ釣るし!まだまだ釣るし!!」

フグ専用みたいになっていた生け簀にチヌが放り込まれる。

これでやる気になったのか、朝霞もいそいそとカメノテを探しに行った。

まさか岸からチヌが釣れるとはなあ・・・釣り船で離れ小島に行ったのを思い出す。

いや、ここも島だからか?

まあとにかく、喰えるものは釣れたな。

この後全部ボウズでもお釣りがくるぜ。

「カメノテ回収~!にいちゃんは釣りの天才かもしんないね!」

「はっはっはやめろ褒めるな、無限に調子に乗るから」

ちょろいからね、俺。

朝霞が嬉々としてカメノテを針に刺そうとした時のことだった。

・・・後方から土を踏む音がした。

「おう、頑張れよ朝霞~!」

そう言い、朝霞の肩を摑む。

「(後ろに誰かいる。そのまま釣りの振りしとけ)」

耳元でそう囁くと、朝霞はさらに振した。

くすぐったかったかな?

今は長を持っていないが、やりようはある。

さっきチヌを釣った竿を持ち、素早く振り向く。

もと來た方向の茂みが、がさりといた。

やはり、いるな。

「・・・誰だ!」

そう聲をかける。

茂みの揺れが大きくなり・・・見知った顔が出てきた。

「これくらいの距離はいけると思ったのだがな、流石はサムライ」

アニーさんだった。

格好はいつものようなじだが、マスクはしていない。

「あの、いいんですか・・・マスクしないで」

「ふふふ、ほら」

アニーさんは背後に手をやると、一瞬でマスクをかぶった。

うお、凄い早業だな。

背中にマウントしていたのか。

「あー!アニーちゃんじゃん!どしたのー?」

「いやなに、私も暇なので釣りでも・・・と思ってな。今日は船の制作も休みだしな」

あ、そういえばそうか。

朝霞が釣りに行こうってってくるし、休みだよな。

し興味があって、マンガで見た『だーれだ?』をやろうとしたのだが・・・サムライ相手には無理だな、イチロー」

何の漫畫を読んだんですか、アニーさん。

この人結構漫畫好きだよな。

「じゃあ予備も持ってきたし、アニーちゃんも釣りしよ!みんなでご飯をゴーカにするし!」

そう言って、予備の釣竿を取り出す朝霞。

神崎さんたちにはまだ壁があるが、アニーさん相手だと態度がらかいよな。

付き合いがそこそこ長いからかな?

「それはいいな。私の腕を見せてやろう」

「へえ、アニーさんって釣りが得意なんですか?」

「ふふ、故郷はトラウトがよく釣れてな・・・フライフィッシングをよくしたものだよ」

フライってーと・・・針の化けみたいなあれか。

リールが竿の握り手の下に付いてる変わった奴を使ってやるんだよな。

なんか鞭みたいに振ってるのをテレビで見た記憶がある。

「にいちゃんだけにいいかっこはさせないかんね!」

「その意気だアサカ。2人でイチローを泣かせるくらい釣ろうじゃないか」

もうチヌ釣ったから別にいいんだけどな。

まあ、やる気があるのはいいことだ。

アニーさんを加えて、俺達は釣りを再開した。

結局晝まで釣りは続き・・・2人はそれぞれチヌを釣り上げていた。

どうやらここはチヌの場らしい。

晝どころか、夜も明日もご馳走にあり付けそうだ。

・・・なお、クサフグはその後も25匹釣れたということは緒である。

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