《愚者のフライングダンジョン》112 『しわよせ』
魔法金屬製スーツの『なんでも切れる能力』を発する。この狀態だと他の武を持てない。徒手空拳による攻撃しかできないが、その代わりに絶対的な攻撃力と防力を得る。攻撃範囲こそ狹いものの、れれば終わりと考えれば〖黒紫のオーラ〗とそんなに変わらない。
しかし、『刈払う貝』は切るだけなので、再生力の高い相手だと決定打にならない。『刈払う貝』の元の持ち主であるポコ珍鳥の魂にも、今懸念したような『しわよせ』との戦いの記憶があった。『刈払う貝』の斬撃をけてもすぐにが再生するため、決著がつかず戦闘が長引くだけだった。最終的にトドメを刺したのはムカエルだ。俺にはそんな頼れる相棒なんていない。強敵に戦いを挑む時はいつだって獨りだ。別に寂しいとかそんなことは思わない。獨りの方がのびのびと戦える。
事態が落ち著いている今のうちに、魔力袋を作って魔力を貯め直そう。すぐには元の姿に戻れずとも、〖黒紫のオーラ〗くらいは使えるようになるはずだ。
臓のひとつを魔力袋に改造し、魔力を急速充填する。やはりボクちゃんの姿だと魔力が貯まりにくい。6年前より弱いぞこれは。
〖黒紫のオーラ〗が使えるまでもうし時間がかかりそうだ。広間の中央に佇むアレがもし『しわよせ』なら、下手にくよりも時間を掛けつつ準備を整えたほうがいい。
蛍イエローの絨毯の上にドス黒いオーラを撒き散らす紫のヘビがいる。
二つの頭と八つの目を持つヘビは、人間みたいな瞳でキョロキョロと周囲を見ていた。
『しわよせ』にはんな型があるらしい。
増分散型、純粋パワー型、星寄生型、超再生型、磁場吸収型、混沌創造型、質支配型、概念破壊型、etc……。
型の種類は數多く、ポコ珍鳥が出會った『しわよせ』のほとんどは型が違っていて、同じ型とは滅多に會わなかった。大きさも強さもバラバラだ。最初から星より大きくて蟻の噛みつきよりパワーが無いのもいたし、逆にネズミより小さくてドラゴンをも凌ぐものもいた。
しかし全てに共通するのは、とてつもなく頑丈で、食えば食うほど強くなるという點。故に、早期発見早期駆除が鉄則。
十中八九『しわよせ』だが、もしもあのヘビが『しわよせ』ならば、何も食えない狀態で封印されていたのが救いだ。星をも食らう『しわよせ』ですら、魂の檻は食えなかったわけだ。さすがボクちゃんは天才だ。『しわよせ』になることを見越して魂の檻を選んだのだから。
自畫自賛している場合じゃない。あの『しわよせ』の型を考えよう。
大抵の『しわよせ』は姿から型が予想できるらしい。神によって弄り回された創造と違い、他の何よりも純粋な存在だからだ。知を持つ者の本能に訴えるような形で出現する。
二つの頭のヘビが俺の本能に訴えかけるのは、命を脅かす毒持ちで、獲は丸呑みってこと。八つの目玉はを求める習をじさせる。発する蛍イエローのもへの執著からだろう。
うん。型がわからん。世界を滅ぼせるだけのポテンシャルは備わっているはずだが、なにひとつピンと來ない。
いや、待てよ。ちょっと変だ。あのヘビ、し大きくなってないか? さっきまで小型犬サイズだったのに、今はアナコンダよりも大きい。
なにかを食べたわけでもない。最初は小さなヘビだったから、食べられるようなは無かった。何も食べずに長したんだ。
「間違いねぇ。『しわよせ』さ」
不思議なことに、ヘビの『しわよせ』はしもかない。いていないに蛍イエローの水たまりが波打つ。波紋の広がりが大きくなるにつれ、ヘビのサイズも大きくなった。
「し、『しわよせ』だど! 『しわよせ』が出たどぉぉ!!! ボクヴォロス! け、警報を! 警報を出すど!」
「初めて見たである。あれが『しわよせ』……」
小型犬ほどだったヘビが今や俺を見下ろしていた。まだまだ長している。こんなにデカくなれるなら、魂の檻を側から破壊できただろう。それができなかったということは、巨大化に何らか制約がある。
しかし、いったいどこまで大きくなるんだ。そう思ったとき、天井につく前に長が止まった。いや、違う。天井に頭がついた直後、ヘビのがひとまわり小さくなった。
「膨張型か」
おそらく、こいつは空間の大きさに合わせて大きくなる。魂の檻を壊さなかったのも、天井を壊さなかったのも、この條件ならば説明がつく。
つまり、この室を出たら、ヘビは際限なく巨大化する。それこそ、宇宙を埋め盡くすサイズまで。
「地上には絶対に出さん」
大きくなるだけだったヘビがついにき出した。八つの目がみんな同じ場所を見つめている。ヘビの狙いは魂たちだ。ぐったりする魂たちを眺めて舌舐めずりした。
「そいつらは食わせんぞ」
魂たちを守るつもりは頭ないが、実力がはっきりしないうちに強くなられると対応に困る。食えば食うほど強くなる『しわよせ』の特を抑えるためにも、魂たちを食わせるわけにはいかない。
ヘビは二つの口を大きく開けて巨大な牙を煌めかせると、壁の下に向かって鎌首をもたげた。
「おいこらヘビ! 食わせんっち言ゅーたろうがッ!」
大口を開けたヘビの頭に、挨拶がてら飛び蹴りをお見舞いしてやる。ただの蹴りじゃつまらんから、斬撃込みのスクリューキックだ。
螺旋階段から高く飛ぶ。ヘビが噛みつきの作にった瞬間、真上からヘビの首に蹴りをかました。
ドンッ!
ヘビの頭は二つ。片方だけやってもしょうがない。斬り飛ばした片方の頭を念力で引き寄せ、無事なもう片方の口の前に蹴り飛ばした。
「てめぇの頭でも食ってろ」
目の前に出された自分の頭を、ヘビはパクリと丸呑みにした。
奴は痛みをじないどころか、嬉々として自分の頭を咀嚼する。俺の急襲に全く驚いていない。見た目は生然としているが、やはりその実は世界の歪みだ。生にあるべき反応がない。まだ、ドラゴンの方が可げがある。
すぐに再生が始まるドラゴンと違って、ヘビに回復の兆しはない。追撃のチャンスだ。
もう一方の口も無くなればそれ以上の強化は無いだろう。念力の足場を蹴って、今度は真下から首を狙う。そして、もう片方の首も同じように蹴り斬り落とした。
首の無いの斷面から、ドクドクと蛍イエローのが噴き出した。床に広がるこのは、どうやらヘビのだったらしい。
これで決著、と言いたいところだが、そんな簡単にはいかない。『しわよせ』は神やドラゴンとは別次元の存在。頭が無くなった程度で機能停止するほどヤワな存在じゃない。口が無くなって食えないだけだ。『しわよせ』を倒す方法はひとつしかない。消滅するまでぶっ壊す。それだけだ。
「う、かなくなったど!」
「伝説の星食いがこうもあっさり……」
オーディエンスは喜ぶが、まだヘビは生きている。頭部を失ったは何かを探すように腹を捩り、落ちた頭は舌をばして床を舐めた。
「ヘビというより、これじゃミミズさね」
蛍イエローに染まったヘビの頭は、痛みも怒りもじさせないきで床を這う。敵である俺を素通りして壁に向かった。まだ食う気だ。と頭は切り離したから、餌はを突き抜けるだけで胃にはらないのに。しかし、黙って見ておく理由もない。
「見過ごすわけねぇだろ」
ヘビの頭の真橫に立ち、橫一閃に足蹴りを放った。速度はそんなに出していないが、神一の蹴りだ。ただの蹴りのように見えても、その衝撃波は弾クラス。ヘビの顎は上下に吹き飛んだ。これでもう二度と口を閉じられない。
降ってくる片を警戒する。片といえどアレは『しわよせ』。安全とわかるまで油斷しない。
俺の間合いにった瞬間に切り刻んでやろうと思ったら、その前に片が霧散した。この反応はポコ珍鳥の記憶にある。これは、完全に消え去った時の反応だ。
頭部は完全に消え去ったが、は殘っている。戦闘不能になったわけでも無い。とはいえ、『しわよせ』は戦いよりも食事を優先する存在。目も口も失くしたでは戦意もないだろう。
「歯応えがない。こんなんじゃここに來た意味がないさね」
がっかりする俺に、螺旋階段からお叱りが飛んできた。
「早くトドメを刺せ!」
「かない今がチャンスだど!」
「トドメは刺さんさ」
俺は『しわよせ』を吸収し、更に強くなるためにここへ來たんだ。この程度で終わってしまう奴を吸収しても俺は強くなれない。
「聞こえなかったど。今、なんて言った?」
「トドメは刺さない。激レア引くまでリセマラするのさ」
ガチャを引く前に魔力袋を回復させる。倒したところで、〖黒紫のオーラ〗無しには吸収できない。一度現世に戻れば早いが、もしも俺が居ないうちに『しわよせ』が暴れて外へ出たら膨張を止めようが無い。そのため、『しわよせ』からは目を離さず、このまま魔力袋の回復を待つ。
「そろそろいいかな。〖黒紫のオーラ〗」
數十分ほど待ったのち、回復したか試してみると、スーツ表面から黒紫のモヤが出た。これなら元の姿に戻れるかもしれないと思って、元の姿を頭に浮かべる。
しかし、俺のを再現するには、まだ魔力が足りない。ムカエルに勝つために強化しまくっただし、膨大な魔力を要求されるとは予想していたが、魔力袋さえあれば再現できると思っていた。なかなか思い通りにはいかないな。
充分に魔力が貯まるまで待ちたいところだが、黒紫のオーラが使えるまでに數十分もかかったことを考えると、完全復活までどれだけかかるかわからない。
こっちには數々の『しわよせ』を倒してきた神があるし、黒紫のオーラが復活して『しわよせ』を吸収できるようにもなった。これ以上強くなる意味も薄い。
今なら激レア『しわよせ』が出ても充分に戦える。
「さっそくガチャを始めよう。おめぇらこっちに來るさ」
螺旋階段に置いてきた生首たちを念力で手元にもってくる。
「おっ、おおっ……。引き寄せられるっ……」
「ボクヴォロスっ。早くトドメを刺せ」
「何度も同じことを言わせるな。トドメは刺さない。この『しわよせ』は俺の手で進化させるのさ」
俺がこれから何をするのかをカメーとプルモートは察したようで、冥界神ともあろう者が汗を垂らした。
「おみゃあ! な、なんのつもりだど!」
「さーて。どっちを使おう。二つあるから迷うさー」
「やめろ! 迷うな! 解放する約束を忘れたであるか!? やるならプルモートである!」
「ふざけるな! 『しわよせ』を舐めすぎだど! こいつはおみゃあの思い通りになる相手じゃないど!」
「俺の指に聞いてみよう」
カメーを指差す。
「ひぃいィィぃ〜〜ッ!」
プルモートを指差す。
「ボクヴォロス!」
カメーを指差す。プルモートを指差す。
「ど・ち・らにしようかな。天の神様の言う通り。天國地獄大地獄。天國地獄大地獄。天國地獄大地獄」
カメーで止まった。
「ひぃぃィィぃ〜〜! やめてくれぇーー! 約束! 約束ぅ!」
再び指が照準を変える。
「子貓ねこねこ子貓ねこ。も一つおまけに子貓ねこ」
カメーで止まった。
「ランダムじゃないである! それ! 全然ランダムじゃないであるぅぅ!」
「決まったことだからしょうがねぇさ。覚悟を決めろ」
「やめろォォ! やめてくれェ! 解放するって約束したであるゥゥ!」
「そう言ったら喜ぶと思っただけさ。嬉しかったやろ?」
「呪ってやるぅぅ! 呪ってやるぞボクヴォロス!」
「そうそう。そうやってどんどん憎しみを膨らませるさ。俺の理論が正しければ、コストになる魂の負のが強いほど、進化先の『しわよせ』は強くなるはずさ」
「呪ってやる……。呪ってやる……」
カメーを摑む。ヘビのを念力で引き寄せ、かないように周囲の空間を重力作で固定した。
「さぁ、お楽しみの時間さ。じゃあなカメー。意識が殘ってたら俺を殺してみな」
「滅びろぉ……。滅びろぉ……」
「激レアこーい! 【超融合】!」
超融合とは、ボクちゃんが編み出した斷の魔法。別々の魂を融合させる。【サクリファイス・ソウルリリース】と違って、自分の魂を使わずに他人の魂を弄れるが、冥界限定という縛りがある。
「ボクヴォロスゥゥゥゥーーーッッ!」
『しわよせ』に融合させる直前、カメーはの涙を流してんだ。
「おー、怖い怖い。本當に呪われそうさ。大人しく融け合え」
重力作の範囲にカメーをれると、手まで引力に引っ張られた。カメーを摑む手を離す。すると、カメーは怯えた顔で『しわよせ』の中へ沈んでいった。
「融合確認」
融合するだけじゃ『しわよせ』は生まれない。一旦、不浄な魂にして、それを分離することで『しわよせ』が生まれる。
「からのー、【融合解除】」
ヘビのがぶくぶくと紫に泡立ち始めた。
しばらくすると、泡が崩れて原型がなくなった。
やがて、その紫の泡も割れ、蛍イエローに溶けていく。『しわよせ』の姿が現れるのを待つ。しかし、全ての泡が溶けても『しわよせ』は姿を現さなかった。
失敗か? いや、何らかの気配をじる。確かに『しわよせ』はここに居た。居たような……
「この覚。忘れていくような。まさか……」
まさか、存在消失?
確かめるために、自に『消失』を付與。すると、崩れた泡の上に溶けたイカ墨ソフトクリームみたいなが佇んでいるのを見つけた。
「やっぱり、存在消失。殘念。當たりだけど被りさ」
こいつは何型に分類されるのだろうか。まさか、ウヅキさんの能力が『しわよせ』として現れるとは予想外だったが、世界を滅ぼす力であるのは納得だ。
手持ちの能力を吸収したら、どのような変化が起きるのか気になるところだ。更なるパワーアップをするのか、それとも全く別の能力に変わるのか。何も変わらないかもしれない。
しかし、何も変わらないのならつまらない。別になっても困る。
だから、要らない。
「〖結界士〗『無法』」
『しわよせ』がき出す前にリセマラだ。
「やめろ! 何するど!」
プルモートを引き寄せ、有無を言わさず『しわよせ』に突っ込む。
「やめろ! やめてくれッッ!」
「【超融合】からのー【融合解除】」
『ギョォォォォーーンッッ』
『しわよせ』は悲鳴をあげるが、『無法』下であるため、何の抵抗もできずに泡立ち始めた。
次に泡が崩れたとき、泡の上には巨大イソギンチャクを頭にくっつけたタコみたいな怪が直立していた。全真っ黒で、黒紫のオーラを放っている。凄まじいプレッシャーだ。ただそこにいるだけなのに息苦しい。
「膨張も、存在消失も消えたみたいさね」
當たりハズレはもういい。當たりなのは間違いない。気になるのは『しわよせ』の型だ。
蛍イエローのを掬い上げ、念力で丸く固めて投球する。
すると、蛍イエローの水玉は『しわよせ』に當たる直前で消えた。俺の目には水玉が吸収されたように映った。
「間違いないさ。存在消失の次は黒紫のオーラかいな」
それは紛れもなく〖黒紫のオーラ〗だった。しかも、『しわよせ』はまだ『無法』の中にいる。俺の完全上位互換だった。
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