《【書籍化】ループ中のげられ令嬢だった私、今世は最強聖なうえに溺モードみたいです(WEB版)》【コミカライズ連載開始SS】パワースポット
本日より、ヤングエースUPさまにてコミカライズの連載がはじまりました!
椎名明先生による、めちゃくちゃ麗なコミカライズです❤︎
あとがき下にリンクをりますので、ぜひ読んでみてください……!
休日の朝、春うららかな神殿の裏庭、頭上から淡いピンクの花びらが舞う大きな木の下。
そこに一つだけ置かれたベンチに座り、私はもぐもぐとサンドイッチを食べていた。隣には當然のようにトラヴィス。膝の上にはあたりまえにぐうぐうと眠るリル。
ちょっと離れたところでは、ついこの前啓示の儀をけたばかりの新人巫たちが私たちを遠巻きにじっと見ている。……うーん、見過ぎ、見過ぎでは!?
あまりにも居心地が悪くて、隣のトラヴィスに聞いてみる。
「ねえ、どうしてこんなに見られているのかしら?」
「ここがパワースポットか何かなんだろう」
「もう、ふざけないで?」
「ここは神殿だぞ? あらゆる場所がパワースポットだろう」
「もういいわ……」
トラヴィスの軽口を聞き流しながら、サンドイッチにぱくりとかぶりついたところで。思いもよらない発言が飛んできた。
「そういえば、大神様がこの前の初期研修で俺たちのことを話したらしい。セレスティアが、俺の運命の相手だって」
「!?!?」
まさかの発言に、私はごほごほっとむせた。前にもここで同じシチュエーションでむせたことはあるけれど、今回は事が違う。いきなり話しかけられて驚いたからじゃなくて、ちょっとありえない事態に慌てているからです!
けれど、トラヴィスは私にハンカチを渡してくれたあと、変わらずに涼しい顔でカップへとお茶を注ぎながら続ける。
「神の神力を使って行う『能力鑑定』の項目で、一瞬でに落ちる特別な魔法のような力があると俺たちが例に挙げられたらしい。それでめずらしいんだろう」
「なっ……そんっ……」
待って? そうやって知られているにもかかわらず、二人でこうやって過ごすって……公認のバカップルみたいなものでは!? 恥ずかしすぎない……?
ただ口をぱくぱくさせるしかできない私だったけれど、トラヴィスはいつも通り余裕の表で。私の髪のの先をもてあそびながら、落ち著いて笑っている。
「でも俺たちは聖と神で組んでいるからな。別に一緒にいたって問題ないだろう」
「それはそうだけど!」
「皆そのうち慣れるさ。気にするな」
トラヴィスはそういうと、さっきまで私に向けていた笑みを、離れたところで見守っている數人の新人巫たちに向け、爽やかに話しかけた。
「で、もう十分かな? 今日は非番で休日だし、さすがにこれ以上邪魔されたくないんだが」
ん? ねえ何を? というか、バカップルが増すので、この私の髪のにれたままの指先をなんとかしてください? と私がうっかり突っ込みそうになったところで、新人巫たちはとびあがって口々に謝る。
「も、申し訳ありません。つい、『人の裏庭』にあやかりたくて」
「私たちは神に仕える存在なのに、セレスティア様とトラヴィス殿下が過ごす『人の裏庭』の力をお借りしようだなんて、間違っていました! どうかこのことはに」
彼たちの言葉に、私は目を瞬いた。
「こ、人の裏庭???」
ちょっと意味がわかりません? すると、新人巫たちは親切にも詳しく説明してくれる。
「この裏庭は運命の人であるお二人がはじめて一緒に食事をされた場所ですので、のおまじないに効果があると」
「えっ」
「お二人が一緒にいらっしゃるとさらに効果倍増だと」
「えっ」
その私たちの扱い、なんですか? おどろいてポカンと口を開けた私を前に、新人巫たちはきびきびとした作で頭を下げるとどこかへ走り去ってしまった。
殘されたのは、気まずすぎる私といつも通りのトラヴィス、お晝寢中のリル。とても恨めしい気持ちで隣のトラヴィスを見上げると、彼はさらりと笑った。
「だからパワースポットだと言っただろう?」
「! 冗談かと……! 知っていたらこんなところでのんびりしたりしなかったのに!」
「どうせあと數週間もすれば忘れられるだろう。それに、もし知っていたらセレスティアはしばらくここには來ないし一緒にも歩かないだろう? 」
そうして続ける。
「俺は、皆にセレスティアが俺のものだと思われたい」
「!?!?!?」
私の手からサンドイッチがすべりおちて、リルの頭上に落下した。それで目覚めたらしいリルが『なんかべちゃってした……』って悲しそうに呟くのが聞こえる。
パンのかけらを拾おうと思ったけど、その手はトラヴィスに絡め取られた。はらはらと落ちてくる淡い花びらが、のを反してとってもきれい。
春の休日、パワースポットでの私たちはとんでもなく甘かった。
今日からヤングエースUPでコミカライズの連載が始まっています!
漫畫をご擔當くださるのは椎名明先生です。
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