《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》神様と気まぐれ
「ねぇ理ちゃんまだやり殘したことはない?」
ゲームは満足したし、味しいものも沢山食べたし……そろそろルーナちゃん達がしくなってきた
「もう大丈夫です。本當にありがとうございました」
「ふ〜ん、理ちゃんは満足しちゃったんだ。でも殘念!私はまだやりたいことがあります」
「え?神様がですか?」
「だってだって、神様と二人きりだよ?れ合えるんだよ?それに、せっかく本來の姿になったんだから」
ロミス様はそう言いながら服を選び始める
もしかしてもしかしなくても
「ファッションショーをしよう!」
やっぱりそうなるか、本の私は全然かわいくないし地味だからやなんだよね。全然客観視できないしかわいい服を著ても意味ないと思う
「え、嫌ですよ。確かにゲームの他に服とかあるなぁとは思いましたけど、ロミス様が楽しむためだったんですね」
「うんうん、いつもリィアちゃんのファッションを見て好みはおさえてあるから、まずは好きなの選んでみて」
並んでいる服は當然異世界にはないようなデザインの服ばかりだった。まぁそうだよね、防力とか耐久力よりもかわいさとかが重視されるし、文化とか々違うから當たり前なんだけど
こんなにあると悩むけど、異世界でいっぱいオシャレしたからなんとなく似合いそうな服は選べそう
「こ、こんなじでどうでしょうか」
とりあえず落ち著いたで揃えてみた
「よし、それ採用!今度ゲームでも実裝してみるね」
「えっ、そういうことだったんですか?」
ゲームで実裝する裝を選んでほしかったのか
「他には他には?」
ん〜、そういうことならもうちょっと派手でもいいかもしれない
どうせ自分じゃなくてアバターが著るんだし
あ、こういうのはどうかな?一回著てみたかったんだよね
黒とピンクの服、そしてツインテ
「あとはメイクなんですけど、私自信なくて」
「理ちゃん才能あるよ!とってもかわいい!メイクは私に任せて!いつか理ちゃんとこういうことをするために沢山勉強したからね」
もはや神様の威厳とかもなくロミス様はの子らしくなっていた
「ロミス様って子會とかしないんですか?その、他の神様とかと」
「神様同士の流はあんまりないんだよね。だって普通自分のことや信者のことを気にするでしょ?他の神様にまで気が回らないよ。私がしたくても他に余裕のある神様はあんまりいないの、余裕あるはずのハピネはノリ悪いし、日本の神様も奧ゆかしい方々ばっかりだから」
なるほど、ロミス様が親しみやすくてあんまり他の神様と波長が合わないんだ
「それなら仕方ないですね。なら今度ロミス様も一緒に子會というかみんなと遊びませんか?普段はあんまり外にでてきませんけど、私はお話しながら旅できてもいいなぁって思いますよ」
「それだと理ちゃんからの特別が薄れちゃうかなぁって、それに半人半魔の娘とエルフの娘が気まずいでしょ?」
「それはまぁ、そうですけど」
「たまにこうして私と遊んでくれればそれで満足だからね、はい!メイク終わったよ」
鏡を見るともはや別人のようになっていた。地雷系ファッションって話には聞いてたけど、こんなに変わるんだね
「すごいですね」
「これも採用!そうだ、せっかくだからこの姿で外に出てみる?私もお揃いのにしよ!」
えっ!?い、今外って?
「いや、さすがに外に出るのは恥ずかしいですよ」
「ダメ〜、絶対この理ちゃんと一緒にデートするんだから。てことで準備するからちょっと待っててね」
そう言うとロミス様は部屋を出ていってしまった
ロミス様(人間の姿)はいかにもできそうな社會人ってじだったけど、どうなっちゃうんだろう
しばらく待っていると勢いよく部屋のドアがあいた
「おまたせ〜!」
ってきたロミス様は私と同じようなファッションで雰囲気がガラリと変わった。
「あ、あの、本當に外に出るんですか?今の私じゃ魔法も使えないしものすごい力もなければ最強裝備もないですよ」
「警備は萬全だから萬が一にも危険なことは起きないよ。この世界には悪人はいても魔みたいな強力で、無差別に攻撃する厄介なものはいないから。それにこの國はとっても治安がいいんだよ」
それもそうだけど……力がないとなると急に不安になってくる
私はそのままロミス様に外へと連れ出された
思えば現世で外に出るのはかなり昔のことだ、中學生から不登校で外にも全然出てなかったし、それから異世界に行っちゃったから……うん、すごい久しぶり
「ロミス様、あの、怖いのでこのままでもいいですか?」
昔のことを思い出したら怖くなってきた
「もちろんいいよ、デートなんだから」
私とロミス様は手を繋いだまま外を歩いた
「あの、どこまで行くんですか?」
「最初だからあんまり疲れないところにしようかな?」
あんまり疲れないところ?
「あ、あの、沢山見られてるんですけど」
すれ違う人みんな私達のことを見ている気がする。自意識過剰かもしれないけど、明らかに視線をじる
「珍しい格好だからね〜、ほら周りに私達みたいな人いないでしょ?」
確かに、今考えるとちょっとやりすぎたかもしれない、うぅ恥ずかしくなってきた。向こうの世界だったらもう慣れてきたけど、この姿だとより一層恥ずかしい
「それに、かわいいから見ちゃうのは當然だよ」
「は、はやくいきましょう!」
「はいはい、もうすぐ著くよ」
通行人に見られながら、歩いていき、著いたのは大型のショッピングモールだった。
「こんな人の多い場所にるんですか?」
「そう、この中の映畫館に行こうかなって、それならあんまり疲れないでしょ?」
あ~、映畫館ね。それならいいかも
「私、映畫館で映畫見るの初めてです。なんの映畫を見るんですか?」
「有名なアニメ映畫だよ。理ちゃんも楽しめると思うから」
それから私はロミス様と映畫館デートを楽しんだ。異世界ではできないことをめいっぱいしたところで
「ごめんね理ちゃん、もうそろそろ向こうの世界に戻らないと、今日はどうだった?」
「とっても楽しかったです!ありがとうございました」
「ほんとに!?よかったぁ〜それじゃあまた今度遊ぼうね!」
そうロミス様に微笑みかけられると目の前が真っ白になった
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