《乙ゲームの悪役令嬢になったから、ヒロインと距離を置いて破滅フラグを回避しようと思ったら……なぜか攻略対象が私に夢中なんですけど!?》188話 あははハハハハハ!!

「わたしはねぇ……生まれ変わったんですよぉ!」

「生まれ変わって……?」

意味が分からず困するイザベラをよそに、アリシアはさらに続ける。

「わたしはイザベラさまが好きでしたぁ。でもぉ、あなたはわたしのことを避け始めていたでしょう? だからわたしぃ、頑張ったんですよぅ」

「何を……?」

うばかりのイザベラを目に、アリシアは語り続けた。

「愚かな男達を唆して、イザベラさまを理不盡に斷罪させる。そして、わたしを好きになってもらおうとしたんですよぉ!」

「――!!」

イザベラは言葉を失う。

(まさか、このバッドエンドルートは全部アリシアさんが仕組んだことだったの?)

そんなことが本當に可能なのか?

もしそれが可能だとすれば、確かに今までのことも説明がつくかもしれないが――。

「こんなことをしても、私の心があなたに向くことはないわ。それにそもそも……彼らは私を殺そうとしたのよ? 私は死んでいたかもしれないわ。もしそうなっていたら……」

「ちゃんと調整していますよぉ。ギリギリまで攻めないとがありませんものぉ」

「……」

「でも、もういいんです。こうなってしまった以上、イザベラさまの心がわたしのものになることはない」

「なら……」

「ふふ……ふふふふふ!! せめて、イザベラのだけでもわたしのものにしますぅ! あは、あはハ、あははハハハハハ!!!」

狂ったような笑い聲と共に、アリシアのがビクンッと跳ねる。

そして――その姿が大きく変化し始めたのだった。

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