《乙ゲームの悪役令嬢になったから、ヒロインと距離を置いて破滅フラグを回避しようと思ったら……なぜか攻略対象が私に夢中なんですけど!?》189話 イザベラvsアリシア 最終決戦

エドワード王子らの命をかけた抵抗により、かろうじて生き長らえたイザベラ。

以外にく者がいなくなった卒業パーティ會場だったが、ここにきて新たな異変が起きていた。

アリシアが一人起き上がった上で、なんと彼が徐々に変化し始めたのだ。

は紫へと変わり、背中からは翼が生える。

さらに、額からは角のようなものまで生えてきたではないか。

そんな姿になってもなお、彼の意識は殘っているらしい。

「アハハハハ!! チカラが! チカラがアフレてクルゥゥゥゥウウッ!!!!」

アリシアがぶ。

そんな変貌を遂げた彼は、ゆっくりと歩き始めると――真っ先に標的を定めたらしい。

その視線の先には――イザベラがいた。

「イキマスよぉ……」

アリシアはニタリと笑うと――目にも留まらぬ速さで飛びかかってきたのだった。

ドゴォッ!!!

凄まじい衝撃とともに、床に大きな亀裂が走る。

同時に土煙が舞い上がり、視界を遮る。

そんな煙幕の中を、二つの影が高速で移していた。

一つはアリシアのものだろう。

もう一つは――おそらくイザベラだ。

「アハッ! あハハハハ!!」

「くっ……」

二人は互いに攻撃を繰り返しながら、部屋中を縦橫無盡に飛び回っていた。

バキィッ!

ベキッ!

ボゴッ!

あちこちで壁や床が崩れていく音が響く。

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