《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》ミルフィさんに會いたいです!
「おはようございます」
「おはよ〜」
ミミさんもメアリーちゃんも朝が早く、いつも起きると殘された私とルーナちゃんの二人になっている
ちなみにクロエさん達のことは別の街に依頼をしに行ったということにしている
さすがに魔族の國とかエルフの國に帰ってるとは言えないからね
「今日は何するの?」
「今日はお屋敷に行こうかなって、ミルフィさんが今どうしているのか知りたいですから」
久しぶりだからもしかしたら追い返されちゃうかもしれないけど、、それは行ってみなければわからないからね
ということで味しい朝ごはんを食べてから早速お屋敷に向かった
「あの、冒険者のルーナとリィアが來たって伝えてくれる?これ、ミルフィと友達の証」
いつかにもらったビクトレアの家紋のったものを見せる。結局あんまり使わなかったね、こういうの
「し、々お待ち下さい」
「もう、こういうのはリィアがやってよ。あたしも張するんだからね!」
「すみません、次からは頑張ります」
屋敷の中に案されると、召使いさんから
「ミルフィお嬢様はちょうど王都から戻っている途中ですので、もうすぐで會えますよ」
「え、それじゃあどうして中に?また後日訪ねるのに」
「それとは別で旦那様が會いたがっているようなので」
ミルフィさんのお父さん、つまりこの街の領主様だ
な、なんの用だろう
「いやぁ、よく來てくれたね。君達のことは覚えているよ。娘を助けてくれた恩人だからね」
確か名前は………モンブラ様だっけ?
ルーナちゃんはまだ貴族相手には萎してしまうようで私の後ろに隠れてしまった
「あ、あの、なんの用でしょうか?」
「………頼みたいことがあるんだ」
「え!?」
なんか嫌な予がするんだけど
「難しい話ではないから安心してくれ、娘に好きな人がいないかそれとなく聞いてほしいんだ」
「は、はぁ、わかりましたけど、どうしてそんなこと頼んでくるんですか?」
やっぱり婚約とかそういう話なんだろうけど
「どうも王都で好きな人ができたらしいのだが報が曖昧で、もし変なのに騙されているのならなんとかしないといけないし、かと言って無理に聞き出したり縁談を持ってきたりするのも嫌われてしまう」
「貴族とはいっても普通の父親なんですね」
あ、ルーナちゃんが復活した
「たった一人の大事な娘に嫌われるのだけはどうにか避けたい。報酬は私にできることならなんでもしよう」
「あの、ミルフィさんは結婚しちゃうんですか?」
「貴族に産まれたからには跡継ぎが必要になる。ミルフィには自由にさせてやりたいが、ストリーフ王國貴族としてはさすがに婚約は必須となる」
ならせめていい相手だといいなぁ
「そうですか………」
「だがまぁ婿を取ることになるからこの街にはずっといるはずだよ。だからいつでも遊びに來てくれて構わない」
そっか、それならこれからも気軽に遊びにこれそう!
それから私達は一度屋敷をあとにした。
そして、數日後、ミルフィさんがビクトレアに帰ってきた
「ミミさん達はミルフィさんと會ったりしたんですか?」
私とルーナちゃん、ミミさんメアリーちゃんの姉妹、そしてミルフィさんで一緒にお茶會をしたのを思い出した
王都の學校に行ってたとはいえ、長期休暇とかもあっただろうしビクトレアには何回か帰ってきてると思うんだよね
「何回かいらっしゃったよ。しかもミルフィ様がうちの宿を宣伝してくださったからもう忙しくなっちゃって、お互いにあんまり予定も合わなくて遊んだりはしてないよ。あ、でもリィアちゃん達から屆いた手紙の話をしたら悔しがってたよ〜」
あ~、ミルフィさんへの、手紙ってどこ宛にすればいいかわかんなかったんだよね………
「もうすぐミルフィが帰ってくるのは知ってる?それであたし達お屋敷に行ってくるんだけど二人も……」
「あ~、ごめんね。宿の仕事が忙しくて、メアリーならなんとか行けると思うけど、私が頑張ってるのにひとりでに行けないとか言いそうだから……」
「そう?まぁミルフィもすぐにどこかへ行くってわけじゃないからまた今度うよ。その時はあたし達も力を貸すから」
「ほんと!ありがとう」
ということで今日のところは私達でミルフィさんに會いに行くことにした
ちなみになんでタイミングがわかっているのかというと、ミルフィさんの屋敷の人がわざわざこっちに教えに來てくれたからだ
お屋敷に著くとそこにはミルフィさんの付き人であるメイさんがいた
「お久しぶりです!リィアさん、ルーナさん。お二人が変わりなく元気そうでよかったです!」
「メイさんこそ元気そうでよかったです」
「お嬢様の安全を守るためにも私も元気じゃないといけませんからね!さぁさぁ、お嬢様がお待ちしております。こちらへどうぞ」
本當に嬉しそうな足取りで私達を案してくれた
「リィアさまーー!ルーナさまーー!お久しぶりですわーーー!」
そして、案された部屋にるとミルフィさんが私達に飛びついてきた
「わわっ!?」
「ちょ、ミルフィ」
「嬉しいですわ!わたくしはに會いに來てくださったのですよね?お二人がご無事でなによりですわ!それとそれと……」
「お、落ち著いてください」
「は、わたくしとしたことが取りしてしまいましたわ。どうぞ座ってくださいまし。とびっきり味しいお菓子とお茶を用意しましたわ」
ちなみに今日の私達も冒険者としてではなくミルフィさんのお友達として來ているので、ちゃんとオシャレをしてきている。服のサイズがずっと同じだから今まで買った服は全部著れるんだけど、いっぱいありすぎてたまにするオシャレで迷っちゃうんだよね
現世に戻ったときも思ったけど、自分に似合う服選びって難しい
「わぁ!味しそう!」
私は改めてミルフィさんのことを見る
やっぱり久しぶりに合ったこともあってすごく大人っぽくなっている。かわいいというよりすごく綺麗だ
「お二人共あまり印象が変わってないですわ、リィア様もこんなにかわいらしかったんですわね」
「ミルフィさんは大人っぽくなりましたね。長もびてしいです!」
「ありがとうございますわ。今日は沢山お話しますわよ!覚悟してくださいまし!」
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