《【最終章開始!】 ベイビーアサルト ~撃墜王の僕と、醫見習いの君と、空飛ぶ戦艦の醫務室。僕ら中學生16人が「救國の英雄 栄のラポルト16」と呼ばれるまで~》第115話 赤ちゃんになっちゃった!(発端Ⅵ)①
夕方。紘國名「中の鳥島」、國際名「ガンジス島」に、きれいな夕焼けが見えた。
病院で依と見た、あの夕焼けだ。
まずは報告。インターネットとかの通信が回復した。僕らのスマホも普通に使えるようになったよ。‥‥‥‥早速、縦席の中から家族に電話した。なんか、前に話したのがつい最近だった様な、すごい昔の事だった様な。不思議な覚だった。
でもまあ、このタイミングで回線回復とか、ちょっと作為をじるよね。さすがに僕でも「?」って思うよ。
あと、戦爭が終結した。あれから投降が相次いで。
今回の戦闘で侵攻してきた軍が捕虜になってしまった。ほぼ全員らしいから人數がエグい。
そして僕らが世界中にしてた、この戦闘の配信。すごい反響があったみたいだよ。
同接10億だって。
はは。凄すぎて意味わかんないよ。
紘國が戦爭の終結を世界に、そして侵攻した各國家に伝えたら、敵國が捕虜の安全を條件に、戦後補償をするとか何とか。――正確には國と國が、その渉にるというニュースが流れてきた。
紘國も、捕虜の人達の食事代だけでもとんでもない額になりそうで、さっさと話をつけたかったみたいだよ。「このままだとガンジス島で飢え死にさせる事になりますが?」って各國に詰め寄ったらしい。
まあこれについては、あの「潛空艦ラポルト」で3人娘が敵の本陣と退路を破壊しまくったそうだから。ここまでの展開も子さんの計算済みだよね? うわああ。
「心底、味方で良かったと思わされた中學2年生のの子」って何なんだ!?
それで侵攻國側も速攻で折れた。本當に「捕虜が死した」とかってなったら兵隊さんの族の人とかが黙ってない。その國の部でめちゃちゃうからね。
まあつまり、侵攻した國々は「負けを認めてお金を払うから捕虜返して!」って事だそうだけど。人の國に攻め込んで來ておいて、ちょっと蟲がいいハナシにも聞こえる。
でもまあ、これがオトナの話。國対國の政治のハナシだね。
***
そして。現在。
陣地でけなくなっていた僕らは、なんと皇帝警護騎士団の皆さんに回収してもらってる。「この大戦の勇者達だ。若年もいるがくれぐれも丁重にな?」とか言ってもらいながら。
――うおお! 一生男友達(アイツら)に自慢できる案件だ! でも、その時、皇帝警護騎士団の団長、錦ヶ浦さんに話しかけられてしまった。
「梅園‥‥いや母親姓で咲見君、か。いや、見事だった。すごいマジカルカレントだね」
「‥‥あ、ハイ、‥‥いいえ! ‥‥‥‥じゃなくて」
僕と依はまだ縦席に座ったままで、僕は依の前で盛大にキョドった。無理だよ。無理だって。
「それと、子艦長の言ってた醫さんだね?」
「はい。逢初依と申します。よろしくお願いいたします」
僕らの國では、歐圏でリーグを制したサッカー選手より、利國で2刀流でMVP取った野球選手より、皇帝警護騎士団の方が人気あるんだからさ。
意識してないから、とはいえ普通に話せる依がうらめしい。僕はもうテンパってしまって。
「‥‥‥‥えっと、あの、‥‥はい」
「張しないでくれ。君達のDMTだけど、騎士団の母艦で引き取る算段なんだ。莉ちゃ‥‥子艦長は承知してるから、さ」
「え? 僕らは最初から借りてただけですから‥‥あれ? でもこのDMT達はラポルト専屬機だって」
「ああ、ラポルトね。いい名前だ。ウルツサハリ・オッチギンの、確かに専屬機なんだけど‥‥‥‥ああ、聞いて無いのかなあ? メンテナンスは騎士団でやるんだ」
「え? ‥‥でも‥‥ラポルトにもちゃんとメンテはいて‥‥まあ中學生なんですけど。七道さん達」
錦ヶ浦さんは褐の腕を組んで笑った。管の浮き出た鍛え上げられた両腕だ。
「ははは。やっぱり。聞いてなさそうだな。ほんっっと莉ちゃんは人が悪い。ま、そこが彼の魅力でもあるんだけどね。今君が搭乗してるUO-001から始まるDMT群。実は、みんな騎士団所屬なんだ」
「うえ゛!?」
普通に変な聲が出た。背中の依が「ぷっ」って吹きだす。
いや依。君は知らないから笑っていられるんだよ!
騎士団所屬って事は、つまり使われてる部品とか規格も全部、騎士団用だった、って事で。
僕らは知らずに、騎士団のDMTを駆っていた、ってことなんだ。
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