《寢取られた元カノ?、知らない許嫁、キャな馴染も皆要らない。俺のみは平穏な高校生活だ!》瞳と洋二
今まで結構ブラックボックスな二人の関係を描いてみようかと
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私が立花洋二さんと出會ったのは、一年とし前、お兄ちゃんとデパートで買いをしている時、お兄ちゃんの彼の一人、玲子さんと彼が一緒に居た時だった。
私は、それまで、お兄ちゃん基準で男の人を見て來た。顔なんか関係ない。男としての立ち位置をわきまえ、決して奢らずに自然でいる様な人。勿論ブ男は好きじゃないけど、イケメンを振りかざしている様な奴はもっと嫌い。
そんな私の前に現れたのが洋二さん。今まで自分が思っていた気持ちはその時だけはどこかに飛んで行ってしまった。今から思えば一目惚れ。
でも彼は、私に手を出してくるどころか手も繋がないでいたので、思井沢の時、思い切りキスをしてあげた。その時、私のおをりそうになったので、流石にそれは止めさせた。
でも、という事は彼は一応そういう事もしたいのかと思った。でも高校生だった私は流石にそれだけはしたくなかった。
それはお兄ちゃんの所為。お兄ちゃんの周りには、凄いそれも飛び切り頭のいい達がいて、みんな高校生だったのにお兄ちゃんを狙ってを許している。
三頭加奈子さんは、あれだけの立場に居ながらお兄ちゃんに一筋。
馴染の桐谷早苗お姉ちゃんは、お兄ちゃんに迫って來た達に不安をじて一気に関係を進めた。
そして洋二さんの妹、立花玲子さんも一時、婚約の話まで有って、今は良く分からないけど、お兄ちゃんしか見えていない。
本宮涼子お姉ちゃんは、お兄ちゃんを裏切っていながら結局戻って來てしまった。
一番不明なのが玲子お姉ちゃんの友達、四條院明日香さん。彼氏が居ながらお兄ちゃんを狙っているのが良く分かる。
そんな人達を見ていると、高校時代にどんなに好きな人でも、自分の一番大切なものを簡単に上げる訳には行かないと思った。
だって洋二さんにもし、私以外に素敵な人が現れたら、私はその人と爭って自分の大切なものを上げるなんて愚を犯したくないから。その時はその時だ。
洋二さんと知り合う前までは、お兄ちゃんの周りの人が共倒れでもして皆いなくなったら、私がお兄ちゃんのお嫁さんになっても良かったんだけどね。
そんな私もこの四月から大學生になる。洋二さんは、社會人三年生。お互い口には出していないけど、今のままで行けば、いや絶対に行くけど、彼の妻になる予定。
だからって訳でもないけど、そろそろ、彼に覚悟を決めて貰おうかなと思っている。
今日は、私の部屋で洋二さんに食事を振舞って…その後は二人次第。でもまだ未定。
俺、立花洋二。妹の玲子の彼…で良いのかな?の立石達也君の妹、瞳さんにデパートで會った時に一目ぼれした。
でも、に関しては、今まで俺の後ろにある立花産しか見ていない達だけだったので近付いて來たは全て拒否していた。
だから、瞳さんを知るまでは彼いない歴=年齢という凄い記録を更新中だった。
でも今は、キスはするまでになっている。何回もデートもした。しかしどんなに好きなの子でも高校生の間は未年。だから彼からわれない限り絶対に手を出すというか、出されるまで待っていた。
そして大學生になった。年齢的にも人。今、彼から食事を一緒にしよう。私の手料理を食べてしいと言われて、近くのスーパーで一緒に買いをして彼のマンションに向かっている。
だけど、そのマンションは、瞳さんの隣に達也君が住んでいて、下の階には桐谷早苗さんと本宮涼子さん、近くにあの三頭加奈子さんと妹の玲子と友達の四條院明日香さんが住んでいる。
凄い環境だ。瞳さんから達也君の事を初めて聞いた時、そんな人間がいるのかと耳を疑った。
なにせ相手はあの三頭家の跡取りに立花産の令嬢、それにが二人。これが驚かずして何に驚くんだと思ってしまった。
今の狀況は桐谷さんが正妻、三頭さんが妻。そして玲子は桐谷さんの立場とれ替わるつもりでいるらしい。本宮さんは、どうも別の考えがあるようだ。
そんな人間(男)、俺なんか何回生まれ変わっても出來ない事だ。
「洋二さん、もうすぐですよ。私のお部屋」
「はい」
お互い握っている手に張が現れているのが良く分かる。でもここまで來たら、彼がもし許してくれるなら、前に進むしかない。
私は、洋二さんを部屋にれた。まだ男の人はお兄ちゃん以外誰もっていない。まあ業者さんはカウント外だけど。
「洋二さん、って」
「は、はい」
うっ、張する。の部屋にるなんて生まれて初めて。玄関を上がり廊下を歩いて行くとオープンキッチン型の2LDKだと分かった。
「洋二さん、手を洗ったら、リビングのソファに座っていて下さい」
「ありがとうございます」
「ふふっ、洋二さん。言葉が固いですよ」
「…初めてなんです。の部屋にったのって」
まあ、想像はしていたけどね。
「もっと気を楽にしてくれないと私も張します」
「分かりました。ところで洗面所って何処に?」
「あっ、ごめんなさい。こちらです」
私は、洗面所に洋二さんを連れて行くと先に私が手を洗ってキッチンに向かった。冷凍品や冷蔵品を冷蔵庫に早くれないといけない。
この洗面所とてもいい匂いがする。それにこのタオルって、今彼が使ったけど、悪いから自分のハンカチで手を拭いた方がいいな。
手を洗ってからリビングに戻ると彼がキッチンで冷蔵庫に買ったものを仕舞っていた。
「洋二さん、暖かい紅茶用意しますね。ちょっと待っていて下さい」
「ありがとうございます」
彼が紅茶を用意してくれた。ダージリンのいい香りがしている。一口飲むと
「味しいです」
「ふふっ、良かった。紅茶のれ方はお母さんから教わりましたけど、まだまだかなと思っていたので」
「こんなに味しく淹れられるなら十分ですよ」
「ありがとうございます」
私は洋二さんと並ぶように座った。ちょっと彼がどう出るか試してみたくなった。しだけをつけると
「あの瞳さん?」
「何ですか?」
「いえ、何でもないです。紅茶味しいですね」
まさか、いくら何でも部屋にって、お茶を飲んで直ぐは、流石に。
「ふふっ、し早いですけど食事の支度しますね」
やっぱり奧手だなぁ。どうしようかな。一応彼が好きな料理を作る事が出來るけど、その後は、やっぱり彼がリードしてしい。駄目だったらその時はその時だ。
まだ、午後四時。し早い時間だけど、彼と一緒に食事をしている。とても味しい。でも僕の頭の中は…駄目だ張している。
「どうしたんですか。そんなに難しい顔をして。料理味しくないですか?」
「とんでもないです。とても味しいです。それに俺の好きなばかりです」
「ふふっ、良かった。一杯食べて下さいね」
「はい」
食事が終わり彼が食を洗っている。俺はリビングに移して一人でソファに座っている。
大きなテレビが目の前に有るけど、スイッチなんかれる気もしない。ただ、彼が食を洗っている姿を見ているだけだ。
黒く輝く髪を後ろに一つでまとめてバンドで上に上げている。うなじがとても綺麗だ。細面に二重瞼の切れ長の目、スッとした鼻筋に可い。は控えめだけど、本當にしい人。
本當に俺で良いんだろうか。彼は武道でも優れた。俺が勝手に誤解していて手でも出したら、一瞬で気絶させられてしまう。
あっ、彼が、食を洗い終わった。可いウサギのプリントがあるエプロンをいでこっちにやって來た。
「どうしたんですか。また難しい顔をして。でもずーっと私を見ていましたよね」
「…………」
「洋二さん、あなたが決めて下さい」
「お、俺は、あの、あの…瞳さん本當に俺なんかで良いんですか。瞳さんならもっと、すて…」
その後、俺が言葉を発する事は出來なかった。
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さて、この後は…。私も知るのが怖い。
次回をお楽しみに。
面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価★★★頂けると投稿意が沸きます。
想や、誤字字のご指摘待っています。
宜しくお願いします。
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