《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》みんなの里帰り

サーティア視點

リィアの転移魔法でヴァレン共和國まで送ってもらった。

一瞬で移したせいなのか日の位置がおかしくなっていた。

エルフの國に來るのももう久しぶりね

あ~、そういえばどう言い訳するか考えてなかったわ。

転移魔法のことは言えないし、かと言って私一人でここにくるのは不自然よね

まぁたまたま近くに來たとか魔王関連で転移をにおわせるってじでなんとかなるかしら?

転移先がちょうど首都近くだったこともあって、すぐに家に帰ることができた

「お嬢様、おかえりになられたんですね!連絡がなかったもので、ただいま準備をしてまいります」

私に気がつくとメイド達はいそいそと支度を始めた。

まさか私も実家に帰るとは思ってなかったから、悪いことしたわね

屋敷にるともう數人が準備を終えたのか、出迎えてくれた

「おかえりなさいませ、サーティアお嬢様。本日はお仲間はいらっしゃらないのですか?」

「今回は私だけよ、一月くらいいるわ」

「そうなのですね。きっとミーティア様やミッシェル様も喜ぶと思います」

「お父様とお母様は?」

「現在はお食事中です。お嬢様もご一緒しますか?」

やっぱりというか、気の所為じゃなきゃ時間が戻っているわね。転移したときはこんなに朝じゃなかったのに……転移魔法の影響かしら?

帰ったらリィアに聞いてみよう。なにか知ってるかもしれないし

「私は食べてきたからいいわ」

それから私は自分の部屋に行く。

「せっかくなのでお著替えしませんか?」

そうだった。どこにいても付き人は離れないわよね。

仲間同士の気兼ねない関係に慣れると召使いの態度にもどかしさをじる。

かと言って砕けた態度にしなさいとは言えないわよね

「そうね、本當はこのままがいいけど、たまにはドレスを著てあげるわ」

「そうですよね………え!?著てくださるのですか!」

「もしかしてダメ元で言った?」

「あ~、いえ、そんなことは………い、今採寸してドレス用意いたしますので!ちょっと手伝って!サーティア様がお著替えになるから!」

付き人のメイドが大きな聲で仲間を呼ぶ。

するとわらわらとメイド達が私の元へ來た

「まったくもう、調子がいいんだから」

あっという間に採寸され、ドレスを用意される。

「よくすぐに用意できるわね」

「いつでもサーティア様が帰ってきてもいいように奧様が用意してくれてるんですよ。いくつかのサイズを予め用意しているのでしくらい長しても問題ありません」

久しぶりのドレスはきづらいし、腰に剣がないのは違和を覚えるわね

私はそのまま朝食を終えた両親の元へ向かった。

「ただいま」

「おぉ、ついに嫁ぐ気になったか」

「サーティアちゃん、おかえりなさい」

「一時的な里帰りだから、またすぐに旅にでるわよ」

「そう、殘念……でもゆっくりしていいんだからね」

両親は相変わらずだ。お父さんは堅苦しいのにお母さんはらかい

「ミーティアとミッシェルは?」

「二人共まだ寢ているみたいです。せっかくサーティアちゃんが來てくれたのに今日からここから離れた村に視察しに行くことになっちゃったの。お父さんは私がいないと寂しいから……ごめんね?2週間くらいで帰ってくるから」

あ~、そうだったのね。というかしれっとお父さんが寂しがりって言われてるけど、否定しないんだね

「私が嫁ぐ必要ないんじゃない?まだまだ兄弟ができそうなもんだけど……」

「サーティア、それは!」

「あら~、ダメなの?私もまだまだいけると思うんだけど〜」

「………」

まったくこのバカ夫婦は………

「あ~はいはい、冗談のつもりだったけど冗談になりそうにないわね。私はありがたく自由に旅をさせてもらうわ」

お父さんはなにも言い返せず、お母さんはただ笑っているだけだった。

仲がいいのはいいことだけど、よすぎするのもなんか嫌ね

それから二人が出かけるまで近況について話したりした

そうしているうちにミーティア達が起きてくる

「あれ!?お姉様がいます」

「おね〜さま?」

「おはよう、今朝來たのよ。元気にしてたかしら?」

「仲間の方がいらっしゃらないということはお姉様だけが帰ってきたのですか?」

「わーい!ねーさまおかえりなさい」

てっきりミーティアもはしゃぐと思ってたけど案外冷靜ね

ミッシェルはちゃんと喋れるようになってるわ!ふふ、かわいいわね

「一月だけね、仲間は別のところにいるわ」

「あ、そうなんですね」

ミーティアと會話しながらミッシェルを抱き上げる。重たくなったわね〜

し見ないうちに二人共長したわね」

「えへへ〜、ありがとうございます」

「ミッシェルも大きくなったわね」

「ねーさま、おはなしたくさんきかせて」

「いいわよ〜、ヴァレンを出たあとも々あったんだから」

二人共目をキラキラさせている

「お嬢様、お坊っちゃま、お話は朝食のあとにしてくださいね」

リィア達といるとし気が張るというか無意識なみたいなのがあるけど、やっぱり家は落ち著くわね。

「お姉様、もしよかったらなんですけど、お出かけしませんか?」

「もちろんいいわよ。あんまりミーティア達と遊んであげられなかったものね。いっぱいいろんなことしましょう」

「ありがとうございます!楽しみです」

貴族としての振る舞いは完全にミーティアに負けてるわね

もしミーティアが私と一緒に冒険者やりたいって言ったら私はどうするのかしら?

まぁきっと反対するわね

今更だけど貴族の娘が冒険者になって國を出るって、相當危ないわ

ミーティアみたいにかわいい子なら余計に……そりゃあ両親も家臣のみんなも反対するわけよ

ま、私はそれを力で納得?させたけど、多分半分は諦められてたわね

ミッシェルが産まれてなかったら絶対に止められてたと思うわ

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