《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》みんなの里帰り3

クロエ視點

アドレントに來るのも久しぶりだ。

事前に師匠に連絡しているということもあって、転移魔法魔法陣で待っていたらすぐに來てくれた。

「お久しぶりです。クロエさん」

「あれ、師匠ではないのか?」

迎えに來たのはドラゴンのキャリーだった

「ルーミーさんだと歩いて移することになりますよ?ここはアドレント隨一の運び屋キャリーにおまかせください」

「運び屋?」

そんな仕事聞いたこともないが

「あんまり魔王軍では浸してないんですけどね、私の仕事は戦闘ではなく護衛、例えば他國の要人とかアドレントの外とかを運ぶんですよ。ちなみに戦爭時には私の背中が空中基地になります」

「そんなこと我に言っていいものなのか?が、キャリーはそんなすごいやつだったのだな」

師匠のすごさは知っているが、他の四天王についてはよくしらない

「えへへ〜、ささ、クロエさんもぜひ私に乗ってください」

キャリーは龍の姿になってわたしを乗せる

乗り心地はやはり、テナよりも快適だった

「今思うとキャリーのすごさがよくわかるのだ。全然揺れないし、あまり風もけない」

(あれ、もしかして他の龍にも乗ったことあるんですか?)

しかも乗っているときに會話もできるのか、念話のようだが

「最近仲間になったドラゴニュートのテナに何度か乗せてもらっているのだ」

(あ~、あの子ですか)

確かキャリーもテナと一度會ったことあったか

(確かに、まだまだい子でしたからね。さすがにそれと比べられたら圧倒的に違いますよ)

そして、すぐに魔王城へ到著する。

「おかえりなさいませ」

沢山の召使い?に出迎えられた

「クロエ様、魔王様はただいま公務中でございます。ですのでここからはこの私、パルティナがご案させてもらいます」

「え〜、私の役目終わりですか?」

「あなたは早く服を著なさい」

「そんなぁ〜、はぁ……まぁ仕方ないですね。それじゃあクロエさん。またね」

こんなのが四天王だとし不安になってくるが、同じ四天王の師匠のことを考えるとこういうところも含めて優秀なのかもしれない

「改めて二人でお話するのは初めてですね。本當に魔王様に似ています」

「ずっと師匠と一緒に人間の國にいたからな。そこらの魔族より魔族のことは知らないのだ」

「ではぜひアドレントを楽しんでいってください。魔王軍はもとより、一部の魔族を除いてあなた様のことは認めていますから」

「我のことは公表していないのではないのか?」

「していませんが、魔王様に子供がいることはみんなわかっていますから。それと、なくとも魔王城に仕える者たちはわかっていますよ」

そうだったんだ。

「一応言っておくが魔王の座はもう狙っていない。そこまで敬う必要はないのだ」

「いいえ、魔王様の娘としてもそうですが、これまで暴れた魔族の鎮圧に貢獻したことやあのリィアという強力な仲間とのつながりを持っているのはクロエ様を敬うに値する功績だと思いますよ」

お母さん含めて魔王軍幹部の人達、わたしのこと好きすぎる。

今は差別的なことはなくなっているとはいえ、わたしは人間とのハーフ、しかも魔族にとっては因縁の勇者の子供だ。にもかかわらずこうして敬意を払って接してくれている

もちろんお母さんの威厳もあるだろうけど、特にパルティナからはそれだけじゃなくて心の底からそうじる

「ひとつ質問なのだが」

「はい、なんでしょうか?」

「勇者のことはどう思っているのだ?」

「魔王軍の見解は魔王様の救世主ということになっています。二十數年前、勇者とその仲間達が攻めてきたことは知っていますよね」

「あぁ」

「あのとき、アドレントは半分狀態、魔王城の警備なども萬全ではありませんでした。なんなら勇者達に味方する魔族すらいました。そしてあっけなく魔王様も倒されました。私も戦いましたが、全然ダメでしたよ。ですが、勇者は私達を見逃すどころか、アドレントの回復に貢獻してくれました。それだけでなく、人間の國へ行って戦爭をしようとしていた王達をなだめ……上げるだけでも々なことをしてくれました」

本當にお父さんは魔族達の救世主になったんだね。実際に會ってわかったけど、ちゃんとお母さんのこともしてるみたいだった。

「長話が過ぎましたね。こちらのお部屋でお待ち下さい。私は魔王様を抑えないといけないのでこれで……代わりの者は手配しておきますね」

おそらくお母さんがわたしに會いたがって公務に支障がでてしまっているのだろう

それにしても魔王城の仲はし広いくらいでそこまで人の城とそう変わらない。もっと魔族が沢山いるとも思ったが、そうでもなかった

された部屋には味しそうなお茶とお菓子がある。窓の外にはかっこよく、綺麗な城下町のいい景が見えた。

「やっほークロエちゃん。元気にしてた?」

そう言いながらってきたのは、セーハだった。

「我とそこまで仲よかったか?」

「やだなぁ私のおかげであなたがいるんだから実質お母さんみたいなものでしょ?」

「それはいくらなんでも暴論なのだ」

そう、このセーハは森の霊とされるドリヤードの変異種のようなものだ。わたしはよく知らないが、どうやら異種間配に必要なエルフの薬の材料はセーハの花とのこと

「それでそれで?私は魔王軍のようで魔王軍じゃない存在だからクロエちゃんのこと聞かされてないんだよね〜、リィアちゃんたちのことも聞きたいからさ、冒険の話してよ」

「魔王の公務が終わるまでなのだ………あと、我に変なことしたら許さないのだ!」

「ざんね〜ん。クロエちゃんをサキュバスみたいなじにしても面白そうなのになぁ……ま、そんなことしたら魔王に殺されちゃうかもだからやんないけどね」

まったく、何考えているのかわからないのだ

それからわたしはセーハに冒険話を聞かせてやった

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