《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》テナの溫泉巡り
テナ視點
旅の話をおじいちゃんがニコニコしながら聞いてくれました。
「そうかそうか、やはりテナの仲間の……」
「勝利の星達ですよ、リィアさんルーナさんサーティアさんにクロエお姉ちゃんです!」
「おぉそうじゃった。勝利の星達は並外れた力じゃな。帝國の闘技場大會優勝にクラーケン討伐、さらにはダンジョン踏破………訳がわからんのぉ」
「もしかして信じてないんですか?」
「いや、もちろん信じておるよ。だからこそ驚いているんじゃ。冒険者のランクは経験と能力どちらも必要になるが、実力だけなから確実に勇者レベルじゃな」
「あ!私、勇者様にも會ってきましたよ」
「なんと!そうなのか!あやつ、生きておったか。話には聞いていたが、元勇者と聖は聖皇國が匿っていると聞くからのぉ」
あんまりこの話はしちゃだめなんでしたっけ?まぁでもおじいちゃんなら変に広めたりしないですよね?
「あの、怒られちゃうのであんまりこの話は」
「もちろん他言無用じゃ」
「おじいちゃんは勇者様のこと知っているんですか?」
「旅の途中の勇者パーティに會ったことがある。その時勇者達はこの町の溫泉宿に泊まってったんじゃぞ」
へぇ〜、ここにも來たことあったんですね
「勇者達はラキトピアでひっそりと暮らしてましたよ。私はそこで子供達と遊びました!」
「やはり聖とくっついたのか」
「ん〜、よくわからないですけど、途中で魔王様も來ましたよ」
「魔王じゃと!?どういうことじゃ?」
「クロエお姉ちゃんと勇者に會いに來たって言ってました」
「………つまりあの勇者は魔王とも……通りでピタリとアドレント侵攻の話がなくなったわけじゃな。テナは知らんと思うが、昔に戦爭が起きそうな時があったんじゃ」
「戦爭ですか?」
「そうじゃ、國と國、種族同士の爭いじゃ」
あんまり想像できないけど、戦いなら私は好きですよ?
「まぁわからんでもいい、とても悲しいことじゃなからな。大切な人も場所も、みんな失う、結果として得られるのは虛無だけじゃ。テナよ、あまり実はないと思うが勇者様は世界を救ったんじゃ」
「私にはちょっと難しいです。でも、いろんな人が戦わなくちゃいけない、私も大切な人がいなくなるのは嫌です。勇者様には謝ですね!」
「あと、帝國で私と同じドラゴニュートに會いました」
「おぉ、珍しいな同族とは」
「はい、とっても綺麗な方でしたよ。アイリスさんっていうんですけど……」
「何かあったのか?」
「あ、いえ、なんだか他人な気がしなくて」
アイリスさんを見ると心があったかい気持ちになりました。
あのときは言えなかったですけど、もっと仲良くしたかったです
また會えるといいなぁ
「本當にそうかもしれないのぉ、ドラゴンと人間が結ばれるなんて聞いたこともないことじゃなからな。何かじるのなら本當は姉妹とかもあるかもしれん。そうならそのアイリスという子も儂の孫になるってことじゃな」
「でも、アイリスさんはから髪まで全部真っ白でしたよ?私とは全然違います」
「儂も実際には見たことがないんじゃが、
「テナはここにいる間どうするんじゃ?人を襲わなきゃ龍の姿になってもいいんじゃよ」
「溫泉巡りをしようと思います!」
「それはいいのぉ、そうじゃ、それなら小遣いをあげよう」
「ふふふ、おじいちゃん、私は冒険者なんですよ?こんなに稼いでるんです!」
長い休暇ということでリィアさんから多めに渡されたお金のった袋をおじいちゃんに見せます
「………想像以上に稼いでるんじゃな。さすがは規格外のパーティじゃ」
ちなみにおじいちゃんがいうには數年間贅沢しながら暮らせるくらいで、質素に暮せば十年は暮らせるって言ってました
「ということで、お金よりもおじいちゃんのおすすめの溫泉とか、私が楽しめそうなことを教えてほしいんです」
「それなら溫泉巡りをするといい、この町以外にもこの火山周辺にはいくつかの溫泉街がある」
「どれも同じようなものなんじゃないんですか?」
「じつは場所によって効能が違うんじゃ、それになにも溫泉は水に浸かるだけではない、それを使った食べや娯楽があるんじゃ」
へぇ〜、そんなのもあるんですね。
あ!そういえば溫泉の熱で料理したものとか食べたことありました。そういうのでしょうか?
「儂も一緒にいきたいところじゃが……すまんのう」
「ううん、おじいちゃんはお仕事がんばってくださいね。私に手伝えることがあるなら手伝いますから」
「うぅ、儂はなんていい孫をもったんじゃ。テナよ、今度また仲間のみなさんと來なさい」
「私の方こそだよ、おじいちゃん。急のことだったのに、信じてくれてありがとうございます。それに、こんなによくしてもらって、ありがとうございます」
おじいちゃんにおすすめされた通り、次の日からは溫泉巡りにでかけました。
ルーナさんが喜びそうな味しいものを食べたり、熱々の溫泉にったり、一人でもかなり楽しめました。
時々、一人でいたら心配されたり、変な人に聲かけられたりしましたけど、ちょっと火を吹いたり、力を見せたらいいので簡単でした。
「次はどこの溫泉にりましょうか」
戦うことしか楽しみがなかった頃の私に教えてあげたいです
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