《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》クロエは魔國のお姫様

クロエ視點

わたしの中では割りと要注意人であるセーハに冒険話を聞かせてやった

「ふ〜ん、やっぱりそっちの方にも邪龍教徒が暴れちゃってんだね。それと、リィアちゃんは相変わらずぶいぶいいわせてるんだ」

「セーハは何か知っているのか?」

「知ってるも何も、アドレントじゃ有名なカルト宗教だよ。邪神教の派生宗教のようなものだからね」

「それくらいはしっている。各地にいる邪龍教の目的とどのくらい力を持っているのかとかの話なのだ」

「あぁ、多分世界各地にいると思うよ。前魔王が死んでから起きた世界各地のダンジョンの暴走も、最近起きてる魔ったり魔族が突然暴れ出してるのもあいつらのせい」

「どうしてそこまで知っているのに何もしないのだ?」

そこまでわかっているならお母さんが黙ってないと思うが

「それがそうもいかないみたい。そもそも邪龍はアドレントの救世主。邪神教においても大切な存在とされているでしょう?それに、邪龍教の上の方には人魔大戦の生き殘りとかもいて、自治領とか重要都市のトップだからエミリーでもあんまり手が出せないの」

なるほど、実力でねじ伏せることはできたとしても戦狀態は免れない。

しかもどのくらいの規模の組織かも計り知れないほど、邪龍教は浸していて、純粋な邪神教徒との見分けも分かりづらい

それは苦労するのだ

「ま、それでもかなり規制されてきてだいぶマシになったけどね〜、エミリーも手を焼いてるけど、著実に周りを固めて邪龍教徒を魔王城から追い出してるし」

さすがはお母さん。

「それならいずれは邪龍教のやつらは過激なことはしなくなるのだ?」

「だけど、他國にいられたらどうしょうもない、今回のラキトピアでのこともそうだけど、もう一度ダンジョンの暴走を起こす可能も全然あるからね」

ほんっとに厄介。奴らのせいで魔族の印象が悪くなる

「あはは……真面目な話しちゃったね。ま、一応魔王軍でもできる限りの対処はしてるよ。さすがにラキトピアのことはリィアちゃんに謝しかないけどね。あれは並の魔族でもかなり苦労するから、っていうかラキトピアに堂々とるのも難しいからルーミーが派遣されたんだけどね」

「セーハはどうしてそこまで詳しい報を知っているのだ?ただの保護対象ではないのか?」

「私は兵であり薬であり頭脳だよ。自分で言うのもなんだけど、リィアちゃんよりよっぽどチートだからね」

自信満々に言うセーハの目はし怖かった。

「まぁお母さんが任せているなら信用するが」

「ふふふ、これでも私、魔王軍の中では偉い方なんだからね。四天王としては扱えない幹部、なんかかっこよくない?」

「……気持ちはわかるのだ」

「おぉ、さすがはクロエちゃん!お母さんに似てノリいいね」

そういえばセーハはかなり前の時代からいるんだった。

そう考えるとちょっとイタイ

「む、なんか失禮なこと考えてない?私がいなかったらクロエちゃんは存在してないんだからね?」

セーハと他のない話をしていたらもう空が暗くなっていた。

「今日は楽しかったよ。それじゃあ今度はエミリーにバトンタッチだ」

そう言ってセーハは部屋を出ていった。

それとれ替わるようにお母さんがってきた

「くーろーえー!!!會いたかったのじゃ〜!」

「うっぐぇ」

そしてそのままの勢いでわたしに抱きついてきた

「あぁもうかわいいのじゃ。目にれても痛くないのじゃ」

「お、お母さん、苦しい」

「すまんすまん、つい興してしまったのじゃ、セーハのせいじゃなまったく」

お母さんに続いてパルティナも戻ってきた

「ルーミーから話は聞いておる、一月一緒にいられるんじゃな。わらわも仕事を調整したからいっぱい一緒に遊べるぞ!」

「魔王様?私は聞いていないのですが」

「そりゃあ言ったら別の仕事をさせられるから言わないに決まっているのじゃ。わらわはもうクロエとの予定でいっぱいじゃからあとは任せたのじゃ」

「通りで話を聞いてからものすごい勢いで仕事を進めてたんですね」

「當たり前じゃ、まぁわらわに何かあったときの訓練と考えるのじゃ、本當に重要なもの以外は任せているから」

わたしのために仕事を頑張ってくれていたみたい

「ありがとう、お母さん」

「ジャックのところではあまり一緒にいられなかったからの、それに、あのあとラキトピアでのことも詳しく聞きたいのじゃ。ということじゃから後は任せたのじゃ、パル」

「はっ!」

わたしはお母さんに連れられて、魔王城の最深部、魔王の部屋へった。

當然のように転移魔法での移で、リィアとは違ってお母さんは疲れてる様子もない

「セーハは余計のことを言ってなかったか?」

「よくわからないこと言ってたかも……でも、お母さんはセーハのこと信用してるんだね。わたしの話とか邪龍教のこととかも話してくれたよ」

「まぁ、あれでも世界を狂わせるほどの力の持ち主じゃからな、下手に野放しにはできぬ。それにわらわもクロエもあやつのおかげでここにいるからの」

「そういえば師匠は?いないの?」

まだここに來てから師匠ともう一人の四天王のニーティアには會っていない

「ルーミーはわらわの代わりの報共有擔當をしておる。まぁクロエが會いたいと言うなら數日休暇をやるのじゃ。なんじゃ、わらわよりもルーミーに會いたいのか?妬けるのぉ」

「ううん、まだここに來てから會ってなかったからどうしてるのかなって、お母さんとこうしていられるのは嬉しいよ」

今回は仲間のみんなもいないからめいっぱい甘えられる。

絶対こんなどころみんなには見せられないよ。

「あぁ〜、かわいいのじゃ〜。最高なのじゃ。うむ!わらわはクロエのたなら世界を征服してもかまわぬ!何かしてほしいことはないか?」

世界征服!?た、確かに昔はそういうことも考えてたりしたけど、今はそんなふうには思ってない。

「えっと、こうしてお母さんと一緒にいるだけで嬉しいから」

「わらわもじゃ!嬉しいのじゃ。よし!魔王の権力を全部使って、クロエを楽しませるのじゃ。なーに、し帰りが遅くなってもリィアなら許してくれるのじゃ、クロエも帰りたくないならいつでも言ってしいのじゃ」

あ、これこのままアドレントに引き留めようとしてる?

まぁ今までこういうことしてこなかったから楽しみだけど、みんなのことも忘れないからね?

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