《【書籍化】『ライフでけてライフで毆る』これぞ私の必勝法》聖の支援は最前線
ニコニコ漫畫様にて掲載開始and年漫畫部門日刊1位を記念して急遽前倒し投稿!
今回も凄様ノリノリ會だよ〜!!
(簡単なあらすじ)
神輿になって演説させられた。
見渡す限りの、人、人、そして地平線の向こうまで続いていそうなゴブリンの大軍勢。
有難くないことに私たちの為に作られた神輿は當然ながら高所となるため、戦場を見渡すのは容易かった。
途方もない數のゴブリンが襲い來るのを、各所で人々が迎撃している。現狀は、特に大きな問題はなく護れているみたいだね。
當然と言うべきか、この周りは護衛も保護魔法のようなものも厚く、最前線ながらも流れ矢ひとつここまで飛んでこない。
「ユキちゃん、あの辺りが押され気味だわ〜」
「どれどれ……? あーほんとだぁ。【充填】」
カナリアさんに言われて見た場所は、ついさきほど青い信號弾が上がっていたところ。
何人かが加勢に行ったはずだけど……たしかに、ちょっと苦戦しているようだね。予想より強い敵でもいたかな?
「【聖魔砲】出力20%……発ぁ!」
ある程度チャージしたら、即座に発。
戦狀態となっている例の場所のし後ろへ向けて、剣を向ける。
切っ先から放たれた線は、味方を巻き込まないよう敵集団の最前線やや後ろに著弾。
大発を引き起こし、大きなを開けた。
味方が押し返していくのを見守り、ほっと息をつく。
即座に隣から飛んできた回復に、ありがとうとお禮を言った。
そうそう。いま手に持っている……というか裝備しているのは、いつもの聖用の杖では無い。
というのも、出陣式? の時に剣を使ってパフォーマンスしちゃったじゃんか。
あのまま、暫くは鼓舞も兼ねてその剣を使い続けることになった。
問題の剣の能だけど、こんなじ。
◆◆◆◆◆◆◆◆
アイテム:聖なる剣(つるぎ)
分類 :片手剣(要求STR0)
能 :魔法攻撃+20 理攻撃+10 聖屬の威力を増強
説明 :特殊な素材で作られた、儀禮用の剣。聖なる力を増幅する効果がある。
護用としては々心もとないが、その分非常に軽い。特別な訓練をけていない非力なでも、支障なく帯剣することが出來るだろう。
◆◆◆◆◆◆◆◆
流石に私に渡すだけあって、要求筋力値は驚異のゼロ。
普通の鉄の剣でも、一般人には割と重いって聞くからね。その辺配慮してくれてるのは有難い。
初日以降、久しぶりの帯剣狀態。
こうしてると、一応最初は戦士だったことを思い出すな。
あの時は、1時間もしないうちに裝備しまっちゃったんだっけ……
私が剣をかざし線を放つ度に、こちら側からは歓聲があがりゴブリンたちは一瞬たじろぐ。
その隙を逃すまいと、一部のプレイヤーはガンガン逆に切り込んでいった。
HPを代償に発する聖魔砲ではあるが、なにもこの技能に、味方の回復をけ付けないなどといった障害は発生しない。
そのため、減った力は即座に隣のシンシアさんによって補充される。
つまり今の私は、撃てば撃つだけ敵戦線にを開け、弾も無限に補充されるコスパ最高峰の砲臺と化しているわけだ。
強いて言うならクールタイムくらいだけど……割と短めだったGAMANに対して、聖魔砲ってさらにリキャストが短いんだよね。
まぁ、充填が必要な分どうせ発は時間がかかるでしょって扱いのはずだったんだろうけど、私のばあい百分率にして分母が桁違いだから……
『ヒーラーと組むことで最大限活きる聖とは』
『聖の定義調べ直してきてしい』
『凄様だから……』
『これは凄』
『結局やってること普段と変わらなくて草』
『他人が回復してくれる分いつもより攻撃的なまである』
『他人と組めばより攻撃的になる聖か……』
『昨日「唄とかで後方支援してみる!」今日「汚は消毒だァ!!」』
『wwww』
『後方支援 とは』
『支援はしとる。最前線支援やけど』
『草』
相も変わらず、視聴者さんたちは好き勝手言ってくれている。
まぁ、私も流れるコメント欄を眺めるくらいには余裕があるって事でもあるんだけども。
さすがに返答はしないよ。周りに人も沢山いるし、なんなら両隣にトウカちゃんとシンシアさんがいる訳で。
「一つ気になったんだけど〜」
「どうしました?」
「ユキちゃんの聖魔砲って、HPを毎秒消費してチャージしているのよね〜?」
「はい」
不意に話しかけてきたシンシアさんに応対。もちろん、攻撃の手は緩めないよ。
現地人に対して聖の威厳がどうとか気にする人もいるかもしれないけれど、なくとも剣戟と喚聲飛びう戦場だ。私たちが多話したところで周囲の雑音に掻き消される。
寧ろ、余裕ぶって適度に援護を飛ばしているくらいの方が、前線はいたつだろう。
「普段は、回復役が近くにいるってことが無いんでしょ〜?」
「そう、ですね。いつもはポーションで賄ってるから……」
「じゃあ〜……最大HPを超えるチャージをしたら、どうなるのかしら〜?」
「それは……」
どうなるんだろう。
いや、普通に考えれば、HPが盡きない限りチャージは続けられるだろう。
つまり、チャージしたそばから常に回復してもらい続ければ……
「限界威力。興味あるわねぇ〜」
「……ええ。まぁ、今はそんな暇はなさそうですけどね……【発】っと」
シンシアさんの言葉通り、確かに最大HPを大きくこえるチャージなんて普段できることじゃない。
々、守護結界を宛にして99%の充填をしたことがあるくらい。
チャージによる消耗を回復で補えて、最大値以上の充填が出來るとすれば……一、どれほどの威力を出せるだろうか。
やってみたい。非常にやってみたい。
ただ、今は威力より手數ってじするんだよね。20%位でも支援砲撃としては充分すぎるようだし。
やるとすれば、ボスが出た時とか。けど、そんな猶予貰えるかな?
まぁ、期待せずかな。どこかで、チャンスがあれば……
「伝令! カナリア様より伝令!」
「あら〜?何かしら〜?」
後ろから駆け込んできたのは、現地人の連絡係。
基本的にはシンシアさんが応対はしてくれるので、私は聖として前線に向いていればいいとのこと。
メッセージ機能ではなくこうした伝令を用いるのは、雰囲気を損なわない……というのはもちろんのこと、周囲にも報や作戦を通達するという意味もあるのだろう。
「これより、本隊は突撃を敢行する。聖様は前方に風を開けられたし……とのこと!」
「わかったわ〜」
突撃?
本隊と言えば、本陣にいるカナリアさんを中心とする部隊のことだろう。既にドレンさんやユリウスさんは、遊撃として各所で前線を食い破っているからね。
レイドボスが出てくる可能が最も高いのは、順當に考えて敵陣中央の奧深く。
待つまでもなく、そこまで切り開いてしまえ……そういうことだろう。
というか、やっぱりカナリアさんも前線に立つんだ。
あの裝備は飾りじゃないってことなのね。
生産職とは……ってじだな。
え?特大ブーメラン? わかっとるわ!
「中央を突撃するみたいよ〜?」
「じゃあ、通りやすいようにドデカい道を作ってあげましょうか」
見渡してみれば、どこも優勢。私の支援を止めたところで、簡単に覆りはしないだろう。
このまま一気にボスまで行っちゃうって魂膽だね。
本隊の突撃と言うからには、それなりの人數が員されると思われる。
ならば、一発ド派手に行っとこうかな?
一度支援砲撃をやめて、チャージに集中。
一萬を軽く越えて二萬が近づいてきた辺りで、背後にかなりの熱気をじた。
突撃準備を終えたカナリアさん達が、到著したのだろう。
「戦士たちよ!これより道が開けます!往きなさい!セイクリッド・ロードっ!」
いかにもそれっぽい言葉をんで、剣をかざす。
ちゃんと、小聲で【発】と付け加えるのも忘れない。
強烈なの奔流が、目の前のゴブリンたちを消し飛ばした。
ぽっかりと視界が開け一時的に見えるようになった地平線上へ向かって、大喚聲を上げて赤い鎧の集団が駆け上がっていく。
カナリアさんは、まさかの先頭だった。慌てて空間を埋めようと寄ってきたゴブリンたちを一刀の下に切り捨てて、突き進んでいく。
あっという間に、紅い集団は大きく縦に道を作りあげた。
それに呼応するように、他の前線もしづつ押しあがっていく。
縦に食い破った部隊の1部が橫に広がって行くことで、軽い挾撃のような形となっているようだ。
「ほえぇ……すごい!あっという間にこっちが押していきます!」
「凄まじい指揮ですね〜こうなるとそうそう流れは変わらないでしょう〜」
「なるほど。つまり?」
「絶好の準備時間です〜」
よしきた。
ここまで來れば、もう充分だろう。聖剣(笑)を仕舞って、バギーニャトロスティ(いつもの杖)を取り出す。
「【充填】【守護結界】……トウカちゃんも、ずっとお待たせ!そろそろ出番近いよ!」
「! はいっ! 【TENSION】溜めちゃいますよ〜!!」
【守護結界】の対象は、トウカちゃんにしておこう。私は、たぶん被弾したところでHPでけきって簡単にヒールで立て直せそうだからね。
それよりも、結界をトウカちゃんだけにすることで彼には自由にき回ってもらった方が良いだろう。私の5m圏だけじゃ、かなり狹いから。
今回のレイドボス戦にあたって、私たちの最初の仕事は非常に明白で、そしてとても大切。
溜めに溜めまくって……初撃で、一気に削る!
そして間もなく、前方から赤い信號弾が上がった。
傍らにヒーラーがついたことで、ユキの聖としての真価が発揮され……あれ?聖ってなんだっけ……
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