《ほんじつのむだぶん》23年6月21日號『面目は保たれた』

貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。

2023年上半期の幕引きの

カウントダウンが始まりました。

1日1本の無駄文ですから、

振り返るのも容易いと思いきや、

1月2月に、特に1月に

何か大きな出來事があったかと

思い出すのも一苦労で、

過去の無駄文を掘り起こしまして、

淀川に迷い込んだ

マッコウクジラの【淀ちゃん】や

竊盜団のトップが【ルフィ】と

そのままのネーミングに

顎を落としたのも1月でした。

総決算という表現は

12月の半ばから後半にかけて使われ

上半期総決算という表現は

若干違和が殘りますが、

そこに著目したマクラではないので

今回は素通しで進めます。

競馬界が世間の主役を張れるのは

東京優駿と有馬記念。

耳目が集まりやすいのは後者で、

12月の最終週は主だったスポーツは

リーグ戦は既に終わっており、

相対的に注目度が高まります。

世界の競馬界に目を向けますと、

1年中競馬が行われているのは

日本のみでヨーロッパは

10月の凱旋門賞・アメリカでは

11月のブリーダーズカップを

終えますとオフシーズンにり、

世界に名だたる騎手は

自國のシーズンを終える秋から

短期免許を取得して來日を果たし、

日本でその腕を揮われ、騎手の

レベルは世界最高峰になります。

今週末が上半期の最終週。

そこで総決算として行われる

ビッグタイトルが寶塚記念。

有馬記念と同様にファン投票で

選ばれた競走馬が阪神競馬場に

集結するドリームレースです。

「今年もあなたの、

そして私の夢が走ります」

競馬実況の大家(たいか)、

杉本清さんの実況は現役を退かれて

20年近くにもなるというのに

今も聞き継がれ、支持されています。

ところが、注目度に関しては

有馬記念に遠く及ばない現狀。

それも當然で、

この時期は世界中の競馬場で

伝統のあるレースが行われ、

世界の名手は各地で騎乗されますし

今や日本を代表する競走馬は

世界に打って出る時代になり、

タイトルの空化は

避けられませんし、

夏の暑さに弱い質も考慮して

秋のレースに備えて休養を割り切り

出走に消極的な陣営もあって、

前年の有馬記念の出馬表と

見比べてますと

どうしても見劣ってしまう。

無論、馬券を當てるには

歴然とする実力差があった方が

予想がしやすいので楽ですが、

春のグランプリと標榜するには

出走馬が小粒な印象が

否めなくなっているのが

昨今の寶塚記念の現狀で、

今年も踏襲されると思われた中、

日本はおろか、

世界のレーティングでも

ファン投票でも1位に選ばれている

競走馬が出走を表明されており、

面目は保たれて安堵しています。

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