《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》意外とバレないものですね

ユーリちゃん達とおしゃべりしていたらいつの間にか眠っちゃってたみたいで、気がついたら朝になっていた。

「あ、おはようございます。リィアさん」

ユーリちゃんはもう既に起きていたようだ。さすがは王様だね。

「おはようございますユーリちゃん。よく眠れましたか?」

「はい!こんなに楽しかったのは久しぶりです。お兄様達がうまくやってるといいのですが、よろしかったら今日もよろしくお願いします」

「ううん、私もユーリちゃんと一緒に遊びたかったから、嬉しいです」

「えへへ、私も嬉しいです!それと、リィアさんの寢顔、とってもかわいかったですよ」

「ありがとう、それにしてもこの著ぐるみパジャマ、かなり寢やすくなってるね」

「はい!寢苦しい思いをしないよう素材を工夫したみたいですよ」

さすがは王様お気にりだけのことはあるよね。

「それで、今日は何をしたいですか?」

「ん〜、今日も城下町を楽しみたいところですが、リィアさん達にぜひともお城を見てしいなって思うんです」

「でもそれじゃあバレちゃわない?」

ユーリちゃんが悩んでいるとルーナちゃんが起きてきた。

「おはよ、リィア、それとユーリも」

「あ、おはようございます。今ユーリちゃんと今日何するかを話してたんですけど」

「はい、お二人にお城を紹介したいんですけど」

「ふむふむ、それなら明化すればいいんじゃない?もしくは変裝とか」

明化!?そんなことができるんですか?」

「できますよ、ほら」

「わぁ!すごいです!でも近くでみたらなんとなくわかりますね。それに、こっそり侵するなんてわくわくします」

と、いうことで今日はお城に潛することにした。

「その前にまずは朝食ね。王都はいろんな料理が食べられるから最高だよ」

冒険者學校時代はまだ他の転生者のことはあんまり考えてなかったけど、今思うとここも転生者の影響をけてそうだよね。ケチャップとか普通にあるし、和食っぽいのもある。

宿を出ると昨日ユーリちゃんが呼び出していた鳥がやってきた。

「お兄様からです。えっと、事は把握したから楽しんできなさい。お兄様……あっ」

「どうしたの?」

「あ、いえ、その代わり騎士団のところにも行くようにと言われました」

ということでユーリちゃんの案で騎士団の練習場へやってきた。

「騎士団のほとんどは私が抜け出していることを知りません。なのでその、リィアさんお願いします」

あ、これもしかして騎士団に行ったらそのまま捕まっちゃうってことだったんじゃ………王子やるなぁ

ま、私達には関係ないこともないけど、ユーリちゃんとはもっと遊びたいので正攻法ではいかないよ!

「はい、これで周りからは見えないよ」

人気のないところで、明化魔法を使う

「でも、聲とかは聞こえちゃうから気をつけてね。あと、私から離れてもだめだからね」

「はい、わかりました」

あ、両側からいい匂いがするのとらかいが……これぞ正しく両手に花!私もかわいいから花束だね

「おぉ、本當に見えてないみたいですね」

街中を歩いていると、かなり注目されるのはユーリちゃんもわかってたみたいで、まったく気にされないのが新鮮なようだ

「あんまり聲を出すと幽霊と間違われちゃうよ?」

「そ、それは困ります!あ、えと、ひそひそとしゃべるようにします」

明化とはいえの向きを変えてるだけだからね。

気配とか音とかは気をつけなくちゃいけない。

(目的の部屋はどこかわかるの?)

(はい、前に來たことがあるので場所はわかります)

それなら大丈夫そうだね

と思ってたけど、中にってみると意外と大変だった。

私一人ならよかったんだけど、3人一緒だとすっごくきづらい

練習場にるのは簡単で、それからも結構周りの音に紛れることができるので順調だったんだけど、建の中にると音に紛れるどころか狹いから人が通るときに避けるのが大変だ。

(な、なんだかドキドキしますね)

(バレたらそのまま連れ戻されちゃいますからね?)

(はい、気をつけます)

なんとかゆっくり進んで、やっと騎士団長の部屋にたどり著いた

ここまでくれば安心だね

扉を開けて中を見ると2人いた。確かあの人達は………前にユーリちゃんがいなくなったときに探してた人だ。名前は確か………なんだっけ?

「ん?扉が勝手に……」

「わぁ!」

私から離れて、ユーリちゃんは驚かす。

「わぁ!?一どこから!?」

「きゃあ!?何事ですか」

「驚きました?ダニエル、オリヴィアもいい表でした」

「ユーリ様!?どうやってここに?」

「ふふふ、私にはとっても素晴らしくてかわいいお友達がいるのです」

出てくるタイミングを逃しちゃったからちょうどいいや

私は魔法を解く

「お久しぶりです」

「君達は冒険者學校の!」

「一どこの誰がユーリ様の協力をしていると思ったら、そういうことだったんですね」

ダニエルさんは確か、ユーリちゃん含め王族を守る近衛隊を率いる第二騎士団隊長なんだよね

オリヴィアさんはその補佐役だ

「ということでユーリは返さないよ。もっとあたし達と遊ぶんだから」

「お兄様にも許可はとってますから、ねぇお願い!いいでしょう?」

「………換條件はどうでしょうか」

換條件?

「こちらには々お二人に聞きたいことがあります」

つまり、ユーリちゃんと自由に遊べる代わりに質問に答えろってことなんだろうけど

「いいですよ。どうせリィアさんもルーナさんもお城に招くつもりだったので」

「ちょっ、ユーリ?まぁいいか、どうせ聞きたいことなんてわかりきってるし」

「おい、オリヴィア、そういうことは先に俺に相談しろって」

「ダメです。隊長はの子に甘いんですから。特にユーリ様のことになると酷い……まったく呆れてしまいます」

「ふふふ、ダニエルは幸せものですね。オリヴィアは私にやきもちを焼いているんですよ」

「なっ!?ち、違いますよ」

そんなこんなで、騎士団はユーリちゃんのことを許してくれた。

まぁさすがに々條件を言われたけどね

私達の実力も認めてくれてることもあって割とすんなり許してくれた。

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