《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》王城の隠し通路

ダニエルさん達に許しをもらったので、ここからは自由に過ごせる。といってもさすがに目立ったことはできないけどね。

一応條件として王都から出ちゃいけないってのと、危ないことや変な遊びはしないことなんだけど、変な遊びってなに?

明化の魔法、ドキドキしたけど楽しかったです!これを覚えたら抜け出し放題いたずらし放題ですね」

「そんなことに使うものじゃないよ。それに、明化魔法って難しいからあたしでもできないんだよ」

「えぇ〜、そうなんですか、殘念です」

すっかりお転婆王様になっちゃったね

「王様ってそんなに大変なの?」

「それはもう大変ですよ。勉強に習い事、王族として出席しなきゃいけないものもありますし、お父様はあれこれうるさいんです。お母様はお父様にとっても甘いので同調してきます。私の味方はお兄様しかいないんです」

なかなか大変そうだね。私だったら絶対無理、本當お嬢様とかお姫様に転生しなくてよかったよ。

「それは、大変でしたね」

「はい……本當は私も自由になりたいです。みなさんみたいに冒険して、世界各地を旅してみたいですけど、そこまでのわがままはいいません」

「それじゃあせめて今回はめいっぱい楽しまないとね!」

「はい!」

それから私達は王都で沢山遊んだ。

「さて、今日は王城にいきましょう!」

「もう終わりってこと?」

「違いますよ、言ったじゃないですか。王城を案したいって。それに、いつまでもわがままに付き合ってもらうわけにもいかないですからね」

ユーリちゃんの願いを葉えてあげたいけど、さすがに王様を拐することがどれだけ多くの人を不安にさせるかくらいはわかる。

「ユーリ……」

「なので!王城で私に付き合ってもらいます!そこならいつまでいても怒られませんからね」

「ユーリ…」

寂しそうな顔したから心配したけど、結構平気そうだ。

「あ、でも今はスイラがユーリちゃんの代わりになってるんですよね、また侵するんですか?」

「そうですね、るのはこっそりと、そこからはすんなりいくはずです」

ということで、王城にも侵することにした。

「あの、本當に王城にれるんですか?かなり厳重ですけど」

「簡単ですよ。王家に伝わる抜け道を使えば」

「それあたし達に教えちゃっていいの?」

「もちろん!ここから私のところまで遊びに來てほしいですから」

さすがにここからはってユーリちゃんに會えなかったときのことを考えたら気が引ける。

隠し通路は本當に隠されていて、魔法で厳重に守られていた。

「もしかして抜け出すときもここを使ってるの?」

「はい、正面からはさすがに出りできませんからね」

隠し通路は思ったより長く、しかも複雑に道が別れたりしていた

「もし見つかってもいいように王族にしかわからないようになってるんです」

「それじゃああたし達だけじゃ行けないんじゃ」

「リィアさん達ならすごい魔法とかでわからないんですか?」

いや多分頑張ればいけるとは思うけど……

「頑張ればできると思います」

「さすがです!それではついてきてくださいね。道を間違えると牢獄に閉じ込められたり即死罠もあるので」

そんな危ないところだったの!?

「ユーリ、ちゃんと間違えないように通ってね?」

「そこは安心してください!」

ユーリちゃんは迷いなく隠し通路を進んていく

「ここが王城の口です」

一見行き止まりの壁だけど、ここが口らしい

「わっ、ほんとに開いた」

「この階段の先に私の部屋があります」

なんかこういう隠し通路とか隠し扉とかってわくわくするよね

ゲームでこういうの発見したときもそうだけど、探究心が刺激される。

階段を上って最後の扉を開けると、豪華な部屋に著いた。

「おぉ、すごいですね。本當に著きました」

「ふふふ、このわくわくを共有できる日が來るとは思いませんでした。メイドは気を引き締めて〜とかうるさいんですけどね」

「誰がうるさいんですか?ユーリ様」

「!?ど、どうしてここに」

「すべてフリード様から聞いております」

よかった、バレたときはどうしようかと思ったけど、話はわかっているみたい。

「そちらの方々がリィア様とルーナ様ですね。お嬢様のわがままにお付き合いしてくださり、ありがとうございました」

「いえいえそんな」

「あたし達も普通に遊んでただけだから」

あと、スイラはユーリちゃんのベッドで寢ていた。

私がスイラに近づいたら変化を解いて飛びついてきた。

「ありがとうスイラ」

「本當にスライムなのですね。最初運ばれたときはユーリ様になにかあったのかと思いましたよ」

「この子のおかげでお泊りもできたので謝してます!」

「はぁ……心配する人のことも考えてくださいね?フリード様もずっと落ち著かない様子だったんですよ?」

「ごめんなさい、お兄様にはちゃんと謝っておきます。リィアさん達はとりあえず私の部屋にいてください。々済んだらまたここに戻ってきますから」

「わかりました」

「その必要はないよ」

「お兄様!」

突然部屋にってきたのは王子様だった。

「ユーリ、楽しんできたかい?」

「はい!それはもう!楽しかったです」

「それはよかった」

「あの、お兄様お城をリィアさん達に案したいんですけど」

「手配しておこう。だがし話をさせてはくれないか?」

「リィアさん達とですか?」

ユーリちゃんが目でどうでしょうかと聞いてくる。

「いいよ、そういう條件で騎士団に許してもらったんだし、リィアもいいよね?」

「あ、はい」

「それじゃあユーリ、ちょっと借りるね」

「はい、早く戻ってきてくださいね」

「あぁ」

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