《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》シスコン王子様

やっぱり怒ってるのかな、勝手に連れ出しちゃったし

された部屋につくと、王子様は大きなため息をつく

「はぁ〜、正直生きた心地がしなかったけど、まずはユーリと遊んでくれて謝するよ」

怒ってはないっぽい?

「あたし達もユーリと遊びたかったし、一人だと危ないと思ってたからね」

「そういえば王子様もユーリちゃんの外出に協力していたんですよね?」

「フリードでいい、妹の大事な友達だからな。ユーリにどうしてもと言われて仕方なく近衛騎士団をすべて使ってユーリの安全を確保するつもりだったが……まさかこんなことになるとはな」

あはは……私達がユーリちゃんを連れ去っちゃったもんね

々聞きたいことはあるが、あのユーリそっくりな人形?のようなものはなんだ?」

「あ~、スライムです。私の従魔でして、変化ができます」

「なるほどな、あれほどよくできた変化ならば影武者に使える。ユーリだけでもいい、私達に貸してはくれないか?」

ん〜、どうしようかなぁ。まぁでもスイラは分裂できるからね、一部を貸すくらいならいいか。問題はスイラがユーリちゃんの言うことを聞くかどうかだけど……

「いいですよ。ただし、ユーリちゃんのことをちゃんと守ってあげてくださいね」

「それは當然だ。ユーリは命をかけてでも守る」

それからも騎士団にどうやって侵したのかとかユーリちゃんとどうやって仲良くなったのかとか々聞かれた。

「ユーリとずっと一緒にいて守ってくれとか言わないでよ?あたし達は冒険者でなにかに縛られたくはないの」

「……そうか、殘念だ。だが兄として、ユーリの友達になってくれて謝している。本當にありがとう。公式に城に出りできるようにするからいつでも遊びに來てくれ」

「あ、ありがとうございます」

「フリード王子!それはどうかと、いくらユーリ王のご友人であっても部外者が城を出りなど……」

王子様の後ろで靜かに立っていた人が急に話にってくる。

もしかしてこの人がミルフィさんの好きな人?

「ターナーの言うこともわかる。が、これは単に私が妹のために言っているのではない」

「どういうことでしょうか」

「どうしょうもないというのが正しい彼達は普通ではない。もし許可を出しても出さなくても城の出りくらいは容易いだろうからな」

おぉ、すごいね。私達のことを見抜いてる。隠してるつもりはなかったけど、ろうと思えばいくらでもやりようはあるね。

「そんなはずは!こんな2人に城の厳重な警備をどうやってくぐり抜けられるというのですか」

「現に抜けられているだろう?誰がこの2人を通したんだ?」

「それはユーリ王が手をかしたからでは」

「騎士団の話も聞いているだろう?」

「確かに並外れた力を持っているのは認めます。ですがそれとこれとは関係が」

「ターナーも結婚すればわかる。守るべき存在がいるというのがどんなものかが」

「はぁ……私は結婚などに興味はありません。ですが、王國貴族として、守るべき主と民のことを常に考えています。今回は特例として認めますが、これからは簡単に決めないでください」

一応、認められたのかな?

「あなた方も、フリード様に認められたからといって、それを悪用したりしないように」

でもめちゃくちゃ警戒されてる

「さて、ここからが本題なんだが」

え!?まだ本題にってなかったの!?

どうやって城にったとかスイラのこととか聞かれるだけかと思ってたんだけど

「ユーリの様子はどうだったんだ?ユーリと何をしたんだ?」

あ~はい、ユーリちゃんのことが気になってしょうがないんだね

これはユーリちゃんが結婚するとき大変そうだね

それから私達はユーリちゃんのことで質問攻めにあった。

「それでユーリはどういうものに興味を持ったんだ?」

「あたし達は普通の屋臺とかを回ったよ。安い串焼きとか果とかも味しいって言ってたね」

「服も々見ましたよ。ユーリちゃんは特にかっこいい系の服を気にってました」

「ふむふむ、なるほどな」

本當にユーリちゃんのことが大好きなんだね

すごい真剣に聞いてる

「私に対して何か言ってなかったか?」

「それはもし言ってたとしてもあたし達が教えると思う?そういうのは本人に聞いたほうがいいよ」

「貴様、さっきから聞いていればフリード王子に無禮だぞ」

「ターナー、今私は大事の話をしているだ、騒がしくするなら席を外せ」

「……はい、申し訳ありませんでした」

「ごめんなさい、ユーリの兄弟だからついいつもの口調がでて……」

「良い、むしろこの肩書きに臆せず接してくれるのはありがたい。今はストリーフ王國の王子ではなくユーリの兄として君達に接しているのだから」

ターナーさんがちょっとかわいそうだけど席を外してもらった。真面目でいい人なんだろうなぁ

「すまない、ターナーは真面目でとても優秀なのだが、し融通が効かなくてだな、婚約者でもいればマシになると思うのだが頑なに斷るから困っているんだ」

おぉ、それならミルフィさんのことを話したら王子様も協力してくれるかもしれない!

「それならいいお話がありますよ」

「いい話?」

「実はですね」

私はミルフィさんがターナーさんのことを慕っていることを話す

「ミルフィ・ビクトレア嬢か。なるほどそれなら私の方からも手を回しておこう」

「いいんですか?」

「彼もユーリの友人だ。どこかの令嬢よりもよっぽど信用できる」

さすがはシスコン王子、ユーリちゃんが絡むと全肯定してくれるね。

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