《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》ユーリの願い

「お兄様!いつまで待たせるんですか?」

そして、しびれを切らしたのかユーリちゃんが迎えにきてくれた

「ごめんよ、つい長話をしてしまった」

「いいえ、許しません。リィアさん達だっていつまでもストリーフにいるわけではないんですからね!」

あ~、ちょっとかわいそうかもだけど、私達はユーリちゃんの味方なので何も言わないようにした。

「それでは改めて案しますね……いえ、その前にお著替えしましょうか。せっかくお二人共かわいいんですから、ドレスも似合うと思うんです」

「え?あぁいいよあたしは別に」

「是非著ましょう!せっかくの王城ですからね。お姫様気分を味わうためにも著替えが必要です」

ついでに髪もそれっぽくしちゃおう。

ユーリちゃんに連れられて著替え部屋に案される

ぞろぞろとメイドさん達に囲まれ、々測られる

「本當にユーリ様に似てらっしゃいますね」

「じつは本當にが繋がっていたり……」

「それはありませんよ、そもそもリィアさんの方が年上ですからね?」

「し、失禮しました!」

まぁでもそう思うのも仕方ないと思う。本當に似てるんだもん

ロミス様がどういう意図で私のを創ったのかはわからないけど、たまたまなのかな?本當に似せている可能もあるけど、どうなんだろう?

メイドさん達に任せたらあっという間にドレスに著替えさせてくれた。

「やっぱりルーナちゃんのドレスかわいいですね」

ミルフィさん達とのお茶會でもそうだったけど、ルーナちゃんは高貴な姿が似合う。

「リィアとユーリのほうが似合うと思うけど、二人のほうがお姫様っぽいし」

「そんなことはありますけど、ルーナちゃんにはルーナちゃんにしかない魅力があるんですよ!」

いつもゆったりした服を著てるからドレスみたいにのラインが出るとどうしてもね

「どこ見て言ってるの?」

「あ、いや、それも含めて魅力ですから!」

「ふーん」

「お二人共とても似合ってますよ。これならどう見ても貴族令嬢ですね」

かわいい格好もいいけど、こうして綺麗に著飾るのもいいよね

鏡の前に立ってんな角度の私を見る

私って本當にお人形さんみたいにかわいいよね

「リィア様を見ていると昔のユーリ様を思い出します」

「何度もいいますけど、リィアさんは私よりも年上で冒険者なんですからね?」

お著替えができたところでユーリちゃんが

「それではお二人にお城の案しましょう!」

お城の中はきらびやかで、壁や天井を見るだけでも蕓品のように楽しめる

「そういえばこの國ってどういう宗教を信仰しているんですか?」

こういう工蕓品には架空の存在がモチーフになることがある

お城の天井に描かれている太と月、その間に明らかに人ではない神々しい何かがあった

おそらくはこの國の神様なんだろうけど

「宗教ですか、この國は元々戦と勝利の神を信仰していましたが、今は決まった宗教はなくどういった宗教も自由に信仰していいことになっています。王城や教會には戦と勝利の神を信仰していた名殘が強く殘っていますね」

「それじゃあ今は違うの?」

「はい、ラキトピアとセパレティアに接していることもあってどちらかの宗教に肩れをするとバランスが崩れてしまうということで今は國教というものがないんです。ちなみに私は契約神様を信仰していますよ」

へ〜、宗教がバラバラの國もあるんだね。

しかもユーリちゃんはロミス様を信仰してるみたい

「おそろいですね。私も契約神様を信仰していますよ」

「でもどうして契約神と?王族なら昔からある戦と勝利の神様じゃないの?」

「契約神様は私の願いを聞きれてくれました。私、神様と契約したんですよ」

ロミス様と契約?一何を……

「契約容はです。というか神様との契約は口が裂けても言えません。それは神様への裏切り行為ですからね」

殘念、ロミス様はユーリちゃんと一どんな契約をわしたんだろう?

「はい!ここが私のお気にりの場所です」

「わぁ!すごい景

お城の中でもかなり高いところまで登ってきた。

元は見張り臺なのか、城下町を一できる場所だ。

「このまま空を飛びたいと、何度思ったことか、小鳥が羨ましいと思ってました」

自由にお城を出られないユーリちゃんにとって外の世界は憧れなんだろうね

「ねぇユーリちゃん、ユーリちゃんは神様に何を願ったんですか?」

だけど、神様との契約で自由を手にれていないということは自由よりももっと大事なことがあるのだろう

「私はこの國の王です。自由を願うなんてことはしませんよ。私の願いはこの國の平和と、お兄様が元気であることです」

悲しいことを思い出すようにユーリちゃんは言った

「あの王子に何があったの?」

「お兄様は頑張り屋さんなんです。この國の王子として民にも私にも、貴族達にも盡くそうとします。だから自分のための行を全然しなかったんです」

それからユーリちゃんは昔の話をし始めた。

「ヴァイオレットお姉様のことはご存知ですか?お兄様の婚約者なんですが」

「なんとなくですけど」

「昔からお兄様とヴィー姉様は好き合っている許嫁だったんです。でもある時、それが揺らぐようなことが起きてしまったんです」

それからユーリちゃんは過去に何があったのか話してくれた。

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