《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》王族達2

王妃様の支度が終わるとまたみんなで王城の中を歩き始めた

「ねぇユーリ、どうにかしてリィアさん達を王城で雇えないかしら?貴族にしちゃってもいいと思うのだけど」

「お母様、リィアさん達は冒険者なんですよ。そんなことできません。私だって一緒にいれたらなぁって思いますけどね」

そう思ってくれるのは嬉しいけど貴族になるつもりも王城で暮らすつもりもない

だって大変そうだし、んな人と話さなくちゃいけないんでしょ?

「もしあたし達のパーティが解散してバラバラになったら考えてあげる」

「本當ですか!?」

「あくまで候補のひとつとしてね」

お金に困ることはないだろうけど、王都に住んだらしいがすぐ手にりそうだからいいかもね

「いつもの散歩ではどうしてるんですか?」

なんか普通におしゃべりしながら歩いてるけど、これでいいのかな?

なんかもっと優雅なイメージだったんだけど

「いつもはお母様が私にあれこれ言ってきて大変なんですよ」

「そうかしら?私のほうがユーリの日頃からの愚癡を聞いているのだけれど」

似たもの親子ってことなんだろうね

「それでさいごはメイド達がいいじの話題を振ってくれるんです」

メイドさん達も大変そうだね……

「それじゃあせっかくなので冒険話でもしましょうか?」

「聞きたいです!」

それから私とルーナちゃんで冒険話を聞かせてあげた

最後にユーリちゃんと會ってから本當にたくさんのことがあったよね。

「あら、もう一周してしまったの?」

「楽しいとあっという間ですね。続きはまた今度話してください」

「わかりました」

「これなら毎日の散歩も楽しめるのだけど」

「だめですよ、何回も言ってますけど、リィアさん達は冒険者なんですから」

「せめて、定住するときはストリーフ王國にお願いしてもいいかしら。リィアさん、ルーナさん、これからもユーリと仲良くしてくれると嬉しいわ」

「休む気満々なところですけど、これからお母様も一緒にお父様のところへ行くんですからね?」

「気づいてましたか」

「はぁ……まったくお母様は」

もう疲れたから休みたいという王妃様をなんとか説得して、王様の元へ向かった

さすがに張する。ユーリちゃんとれ替わったときにし會ったことあるけど、ちょっと怖かったもん

「お父様に會いたいのだけれど」

「かしこまりました。どうぞお通りください」

私達のことや要件とか聞かなくていいんだね。なんか王族の力関係がよくわかった気がする

「お父様、今よろしいですか?」

「おぉ、ユーリか、それにトリィまで珍しいな」

「こちらの方々を紹介したくてきました。こちら、私の友達のリィアさんとルーナさんです」

こ、ここで自己紹介するの!?

「り、リィアです。よろしくお願いします」

「ルーナです」

「私は知らないが……」

「あなた、本當に何も知らないのですね。ふふ」

「何を笑っている。なくとも我が國の貴族ではないことはわかるが、ユーリと友達になるような貴族にはこのような娘はいなかったはず」

もしかして王様ってユーリちゃんが城を抜け出してたこと知らないのかな?

それなら納得かもしれない

「リィアさん達は冒険者なので貴族ではありませんよ」

「それなら納得だが、どこで知り合ったんだ?トリィは知っているのか?」

「逆に知らないのはあなただけよ?ショーン実はこの子、ユーリは何回か城を抜け出しているの。その時に出會ったみたいよ」

「何!?いつだ」

「數年前、この子と同じ顔のの子がこの城にやってきたんですよ?ほら、見覚えないですか?」

王様は私の顔を見て気付いたようだ。

「まさか……ユーリとれ替わっていたとでも言うのか」

「數日間だけですけどね」

王様ははぁ〜と深いため息をつく

「お母様の調が良くなったのはリィアさんのおかげなんです」

「この子が元気になる魔法をかけてくれたの。だから処罰なんかしたら許しませんよ」

しょ、処罰!?私は大丈夫だよね?まぁ今回も不法侵してるし、怒られても仕方のないことをしてるけど……

「自分にだけ何も知らされていないことに落ち込んでいただけだ。私は王である前にユーリの父で、トリィの夫だ。2人がお世話になったのにお禮一つも言えていないことが悔しい。遅くなって申し訳ないが、二人のこと、謝する」

そう言って王様は頭を下げる

「い、いえいえ!そんな、頭をあげてください」

ルーナちゃんなんかびっくりしすぎてフリーズしちゃってる

「お父様……」

「ユーリ、世の中このような人ばかりではない」

「はい、わかっています」

「それと、今度から私にも説明してくれ」

「ねぇもういいでしょう?今日はユーリの家族としてリィアさんとルーナさんをおもてなししましょう?」

「うむ、これからもユーリをよろしく頼む」

どうしてこうなった……王族と仲良くなるのはいいけど、変なこと頼まれたりしないよね?

「あたし達はあくまで冒険者だから、貴族になるつもりはない、ですからね。あと、利用しようともしないで」

あ、ルーナちゃんが復活した。フリーズ中でも話は聞いていたようだ

「だそうだぞ、トリィ、ユーリ」

「なんで私達だけなの?お父様が一番怪しいのに」

「私は最初からそのつもりがないからな」

「私だってありませんよ……お母様?」

「だってだって仕方ないじゃない、ずっと側にいてしいんだもの」

どうやら王妃様は諦めきれないようだ

「まだしばらくはいるつもりですから」

「そうですよお母様、わがままはいけません。はぁまったく、お父様が甘やかすからお母様はこんなふうになってしまったんですよ」

する人が病弱なら甘やかさない者はいないだろう?それに、元気でいてくれるだけで私は嬉しいからな」

「ショーン……」

「はいはい、そういうのは2人のときにしてください。結局苦労するのは私なんですからね」

「いつもすまないな」

「ほんとですよ」

王族はみんな仲がいいんだね。ユーリちゃんがちょっと大変そうだけど……

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