《乙ゲームの悪役令嬢になったから、ヒロインと距離を置いて破滅フラグを回避しようと思ったら……なぜか攻略対象が私に夢中なんですけど!?》216話 アリシアの浄化-1

「――ごめんなさい。エドワード殿下、フレッド、カイン、オスカー。そして……アリシアさん……」

アリシアが放った闇の魔力弾。

それは非常に強力なものだった。

さしものイザベラですら、一人ではそれを押し返すことができない。

は諦めの言葉と共に、靜かに目を閉じた。

だが――

「――させないッ!!」

アリシアの魔法が著弾する瞬間、フレッドが飛び出してきた。

いや、彼だけではない。

「イザベラ嬢、今こそ恩を返すぜ!」

「ここで貴を失うわけにはいきません!」

「俺の伴となる者が、こんなところで果てるなど許さないぞ!」

カイン、オスカー、エドワード王子の三人もイザベラを庇うように前に立つ。

そして、四人はそれぞれ全力の闘気や魔力を放ち、アリシアの魔法弾をけ止めたのだ。

「皆……どうして!? 傷は深かったはずなのに!?」

の力さ」

強力な魔法弾を防ぎつつ、エドワード王子が爽やかな笑みを浮かべながら言う。

そのからは黃金のオーラが溢れ出していた。

する姉上のためなら、どんな困難も乗り越えられます」

「まっ、そういうこった」

「はい。の力ですよ」

続いてフレッド、カイン、オスカーが言う。

彼らのからも同様に、眩く輝くオーラが立ち昇っていた。

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