《『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……》18話 『イタズラな領域外の牢獄』は、ハンパない。
18話 『イタズラな領域外の牢獄』は、ハンパない。
「……あ、だんだん、記憶も回収できてきた。……マジで、50億回目で『イタズラな領域外の牢獄』をぶち込んだんや。……ちょっと……アカンのとちゃうかな……いや、踏み切った理由は分かるけど……んー、どうやろなぁ……」
イメージ的には、『水をこぼしてはいけないコイン落としゲーム』みたいなもの。
田中の中のイメージでは、『表面張力が働くほどに、水でヒッタヒタになっているコップの中にコインを落としていく作業』と、『センエースに対するボーナスを付與していく作業』は酷似している。
本來のゲームと違う點は、『コップの中の水が蒸発するぐらい時間をかけてもいい』というルールがあること。
『もう次で絶対に水がこぼれる』と思うようなところまできたら、いったん、時間をおいて、ある程度蒸発させてから、またコインをれていく。
――これが、田中の視點での、今回のタイムリープの舞臺裏。
ボーナスはコインであり、
センの神が、コップの中の水。
それを踏まえて、現狀を見ると、
田中的には、
『もう、1円玉でも絶対に無理』というコップの中に、
『500円玉』をぶちこんでいる、
みたいなもの。
『いや、絶対に無理だよ。こぼれるよ』
と、田中は思っていた。
普通に、理的に、絶対に無理だと確信していた。
その推察通り、センは、
「……やらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらないやらない」
と、壊れたテープレコーダーになっていた。
ふとんをかぶって、ギュウウと小さくなって、
必死になって、
『まだ頑張ろうとする自分』を殺している。
その様子を見た田中は、
「……おっと……50億回目の段階では、流石にムリちゃうかと思っとったけど……これは……なんか、いけそうやな……」
と、ボソっとつぶやいた田中に、
ヨグが、
「なぜ、そう思う?」
「――『やらない』って、こんだけんどるってことは……あいつの中におる『強いあいつ』は、『やったんぞ』って、ずっとんどるってことやろ?」
「……」
「ワシやったら、絶対に無理や……」
田中は、今回の作戦を決行するにあたって、各種のボーナスを、自分でも、ある程度、験(ロケハン)している。
なので、當然、『イタズラな領域外の牢獄』も経験しているのだが、コレに関しては、他の地獄と比べても、なかなか別格だと、田中は思った。
「ワシもやってみたことはあるけど……イタズラな領域外の牢獄は、マジでエグかった。まあ、もちろん、ワシに対しては完全な狀態で機能せんけど」
『イタズラな領域外の牢獄』は、対センエースに特化した領域なので、センエース以外が験しても、本來の地獄は経験できない。
田中は、そのシステム全をハックして、一時的に、センエース特化を田中特化に書き換えて実行したのだが、『イタズラな領域外の牢獄』が有している『本の積み重ね』に関しては手出しできなかったので、完全な狀態は経験できなかった。
……それでも、田中は『イタズラな領域外の牢獄』こそが、最強級の地獄であると評価する。
勇者になれなかった俺は異世界で
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