《乙ゲームの悪役令嬢になったから、ヒロインと距離を置いて破滅フラグを回避しようと思ったら……なぜか攻略対象が私に夢中なんですけど!?》218話 アリシアの浄化-3
「……分かったわ。私がやる。私がアリシアさんを救ってみせる!」
イザベラは決意を新たにする。
そして、両手を前に突き出した。
「私の想いよ、屆け! はあああぁっ!!」
イザベラが全全霊の魔法を放つ。
闇を打ち払うの波。
それはアリシアの放つものとぶつかり合う。
未なイザベラの魔法は、本來はアリシアに屆かないはずだった。
だが、今は違う。
覚醒したエドワード達の闘気や魔力と合わさり、出力が高まっているのだ。
増幅されたの波がアリシアを覆っていく。
「グアアアアァッ!?」
「アリシアさん……正気を取り戻して……」
「イザベラさまぁああ!! わたしはアナタをウランデいますよぉお! なぜ、わたしをステタのですかぁ! わたしはずっとイッショにいたいのに! わたしはあなたのことをアイシテいるのに! どうして、わたしをヒトリにするのですかぁ!」
「私は……私はただ……!」
「わたしはあなたとイッショに生きたいのに! あなたとおなじバショで生きたいのに! あなたとケッコンして、こどもをつくって、いつまでもシアワセなセイカツをおくりたいのに! わたしは――」
「私はあなたをしてるわ!」
「――……っ!」
イザベラのびがアリシアの心を揺るがす。
「これが友なのかなのかは分からない! でも、私がアリシア・ウォーカーという人間をしていることは確かよ。あなたが何者であろうと、私は絶対に離れないわ!」
ほんじつのむだぶん
mixi・pixivで無駄文ライターを自稱している私が、 日頃mixiで公開している日記(無駄文と呼んでいます)を 小説家になろうでも掲載してみようと思い実行に移しました。 これは1日1本を目安に続けていこうと思います。 ご笑納くだされば幸いです。
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