《化けになろうオンライン~暴食吸姫の食レポ日記~》ここたま!
「それでは父上、行ってまいります」
「気をつけてな……々な意味で」
「はい、々な意味で無事に帰ってきたいと思います」
何やら麗しき親子が繰り広げられる中私は縄でグルグル巻きにされていた。
船をけん引するための頑丈なロープで。
事の顛末は昨晩の事、アリヤを送り出すという事で盛大な送迎會をしたのだが普段の調子で飲み食いして邪魔する人をぶん投げてたら捕まった。
一瞬でバラバラに切り刻まれたと思ったら犯人はアリヤ、その隙にがんじがらめにされてしまったのである。
正直この程度なら抜け出すこともちぎることもできるけど、師匠としては弟子の長を喜ぶべきかとおもいこのまま拘束されているのだ。
だが……。
「お腹すいた……」
「砂でも食っててください」
「うん……」
じゃりじゃりと砂を食べる。
あ、港町だからか砂も土もしミネラルが富で塩気もあって結構味しい。
「……大できそうだからやっぱりやめてください。とりあえず今朝はこれで我慢して道中適當な獲を狩りながら行きましょう」
「うむ」
口に突っ込まれたパン、航海用なのか水分な目でやたらく焼かれているがこれはこれで悪くない。
なんだろう、でかい乾パン食べてる気分。
そして意外とお腹にたまる。
「では、改めて行ってきます」
そう言って荷を擔いだアリヤは、私を拘束しているロープを片手に街を後にした。
これ結構な重量あるけど、そこは問題なしと言った様子。
どうやらナイ神父がヘパイストスさんから奪った……もとい橫流しした防は強化機能があるらしい。
こう、パワーアシストというか人工筋みたいな。
見た目はちょっとエッチなボディスーツ、その上からズボンとジャケットという姿のアリヤは一言で言うならかっこいい。
もうちょっというならトイレ大変そう。
あと蒸れそう。
他にも機能はいくつもあって自修復に、怪我をした際は傷口をふさいでくれるとか々あるらしいけど……まぁあまり使う事は無いだろう。
如何せんそんなにド派手な戦闘にはならないはず。
「で、アリヤ? いつになったら私は解放されるのかしら」
「なくとも獲がいないうちは無理です」
「昔話をしてあげる。私はお腹がすいていた。なにもかもを食べつくして、家に食料が一切殘ってなかった時の話よ。當時わけあって家を出ることができなかった私はふっと意識を失ったの。そして気が付いたら家を出られなくしていた原因を全てぶちのめしていたわ」
「あと30分で魔獣の群生地にるから我慢してください」
「はい……というかじないのね。この話すると大笑われるかドン引きされるのに」
「慣れました」
「えぇ……」
「その異常者を見るような目は憾です」
「だってぇ……」
祥子さんみたいなな人が頭を抱え、胃を痛める私という存在にそんなあっさり適応するとか……この子頭かメンタル大丈夫?
修羅の世界でどっちか壊れてない?
思えば初対面も首狙ってきたし……はっ、れられたくない過去があって心が欠如しているとか!
あるいは中二病よろしくの一部が欠落しているなんてパターンも……。
「妙な事考えてる表ですが、貴方の異常に付き合っていると疲れるので無視することにしただけです。はっきり言って人型の化けと認識していた方が楽な何かなので」
「それはさすがに酷くない?」
「否定できますか?」
「えぇ、私は鬼のが混ざっててし食用旺盛なだけの強いよ!」
「……はっ」
鼻で笑った!
この子今鼻で笑った!
「あぁすみません、私の知る強い像とはまるで違っていたので。しかしそうですね……いざという時斬り捨てられるくらいには強くならないとですね」
「お? 何か理想があるの? 騒なこと言ってるけど」
「姉と母です。今も最前線で悪魔相手に切った張ったの大立ち回りをしている事でしょう。芯が強く、折れず曲がらず、善行をし悪行を許さず、弱者を労り強者に立ち向かう。あれこそ私の目指す強さです」
「ほほう? 言いたいことが無いわけじゃないけど……そうね、強さこそすべてみたいなチンピラを目指すよりもよっぽど健全だわ」
「貴方は私を何だと思っているんですか……」
「ウサギみたいに弱くてちっぽけなのに一撃で首を刈り取ろうとする小型弾みたいな」
「……短い間ですが旅の同行はここまでのようですね」
「あー、待っておいてかないで! 私の數ない108の弱點の一つが方向音癡ってことなのよ!」
「一行で矛盾するのやめてもらえませんかねぇ!」
矛盾してるかしら……方位を知るのは得意だけど道に沿って進むのが苦手なだけなんだけどな……。
ほら、北って直でわかるじゃない、電磁力的なあれでビビッと。
事しこそはコミケ參加ですぞ!
13日の日曜日、東地區【ハ】22abにて!
和服でペストマスクか狐面つけてるパターンor糞暑い中黒ずくめでペストマスクつけてるパターンがあると思います。
どっちの格好で行くかはその時の気分次第!
あと朝起きられたかどうか次第!
【WEB版】灼熱の魔女様の楽しい溫泉領地経営 ~追放された公爵令嬢、災厄級のあたためスキルで世界最強の溫泉帝國を築きます~【書籍化+コミカライズ】
◎アーススターノベル大賞にてコミカライズ大賞と審査員賞を頂きました。6月1日に書籍が発売されました!第二巻も出ます! 「魔力ゼロのお前など辺境に追放だ!」 魔法の使えない公爵家令嬢のユオは家族から『能なし』と疎まれていた。 ある日、彼女は家族から魔物がばっこする辺境の領主として追放される。 到著した貧しい村で彼女が見つけたのは不思議な水のあふれる沼だった。 彼女は持ち前の加熱スキル、<<ヒーター>>を使って沼を溫泉へと変貌させる。 溫泉の奇跡のパワーに気づいた彼女は溫泉リゾートの開発を決意。 すると、世界中から様々な人材が集まってくるのだった。 しかも、彼女のスキルは徐々に成長し、災厄クラスのものだったことが判明していく。 村人や仲間たちは「魔女様、ばんざい!」と崇めるが、主人公は村人の『勘違い』に戸惑いを隠せない。 主人公の行動によって、いつの間にか追い込まれ沒落していく実家、ラインハルト公爵家。 主人公は貧しい領地を世界で一番豊かな獨立國家に変えるために奮闘する。 全ては溫泉の良さを世界に広めるため! ビバ、溫泉! 自分の能力に無自覚な主人公最強のスローライフ領地経営+バトルものです。 戀愛要素なし、ギャグタッチで気軽に読めるようにしています。 ※R15は念のためとなっております。 誤字脫字報告、ありがとうございます! 感想は返信できておりませんが、とても勵みにしています。感謝です。 現在は月曜日・水曜日・土曜日に更新しています! ※書籍化に合わせてタイトルを変更しました。舊タイトル:灼熱の魔女はお熱いのがお好き?魔力ゼロの無能だと追放された公爵令嬢、災厄級の溫めスキルで最強の溫泉領地を経営する~戻ってこいと言われても絶対に嫌です。あれ、気づいたら実家が沒落してた~
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