《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》アドレント旅行
クロエ視點
「クロエ、どうじゃ?わらわが作った料理は」
お母さんが作った料理は普通に味しかったけど、見たことのないものだった
「味しいよ」
「ふふ、そうかそうか、わらわの得意料理じゃからな」
「見たことない料理だけど、アドレントじゃ普通なの?」
「あまり店では見ない料理じゃが、一般的じゃ。いわゆるお母さんの味というやつじゃ。作る人によって味や材がし変わるんじゃ」
「わたしも作ってみたい!」
「時間はまだたくさんあるからの、わらわの教えられることは全て教えるのじゃ」
次の日、わたしが起きたら目の前にお母さんの顔があった
「おはよう、クロエ」
「ずっと見てたの?」
「かわいくてかわいくてしかたがなかったのじゃ。永遠に見ていられるのじゃ」
ちょっと恥ずかしいけど、お母さんならまぁいいや
「それで今日はどこへ行くの?」
「ある程度予定は決めているのじゃ、今日は魔族らしい魔族の集落に行くのじゃ」
魔族らしい魔族?
転移魔法で目的の場所まで一瞬で移する
付いた先は暗くどんよりした場所だった。
夜に変わってしまったと錯覚したけど、どうもそういう訳では無いらしい
「ここはどこなの?」
「吸鬼の集落じゃ」
「吸鬼?」
「面白い生態なのじゃぞ、四天王のニーティアも吸鬼じゃが奴は元エルフじゃからな、こっちは生まれから吸鬼なのじゃ」
話には聞いたことある程度なんだけど、確か強い代わりに弱點も多いんだよね
「わたし、を吸われない?」
「大丈夫じゃ、しっかり魔王として吸鬼に與えるは考えているのじゃ。はぐれもの以外あまり吸行為はしないのじゃ」
わたしとお母さんが話していると誰かが近づいてきた
「ようこそおいでくださいました。魔王様」
「お主も元気そうじゃな、今日は娘との旅行で來たのじゃあまり気をはらなくてもよい」
「お噂には聞いておりましたが………」
吸鬼の男はまるで死人のように白い。人型だが、魔と言われてもおかしくないくらい顔が怖い
「あまり怖い顔をするな、クロエがびっくりするのじゃ」
「申し訳ありません、産まれながら怖い顔でして吸鬼は基本的に外へいけません、もちろんこんなところにくる旅人もいませんからね。珍しいのですよ」
「一応言っておくがクロエの嫌がることをしたら即刻絶やしにされるということは覚えておくのじゃ」
「そ、そこまでしなくても……」
「大丈夫ですよ。吸鬼は元々人に紛れて吸をしていたのです。怖がられていては吸ができませんからね。喜ばせることは得意です。どうぞこちらへ」
集落の中へると、周りがし明るくなった
「クロエ上を見るのじゃ」
「わぁ!」
お母さんに言われた通り上を見上げると無數の星が見えた。そして大きな月が辺りを照らしていた
「どうして、るまでは見えなかったのに」
「ここは吸鬼が住むためだけに作られた場所なのです。夜の結界とよばれ、常に夜が訪れるのです」
「ダンジョンの質を応用した魔法なのじゃ。アドレントの魔法研究は日々進化しているのじゃ!」
魔法は魔と戦ったり生活を便利にしたりするけど、こういう大規模な魔法はあんまり見たことない
ここなら珍しい種族にすごい魔法、綺麗な景が同時に見られる
「すごい、すごいよお母さん!」
「ふふふ、わらわは魔王じゃからな」
「気にっていただけてなによりです」
わたし達の周りには案人以外の吸鬼の姿があった
みんな怖い顔かと思ってたけど、そういうわけではないみたい
「まおーさまだー!」
「まおーさまー」
そして子供達が集まってきた
「順調に數を戻してきているようじゃな」
「はい、魔王様のおかげで新たな世代が増えてきています。その分々窮屈な思いをさせてしまっていますが……」
「集落の拡大を考えておこう」
「ありがとうございます」
「お母さんはよく各地に行ってるの?」
「報告だけではわからないものがあるのじゃ。それに、実際に民の様子を見るだけでも々と特があるからの」
お母さんがすごすぎてわたしまで誇らしい
「おねーちゃんはだれなの?」
「わらわのかわいいかわいい娘じゃ。仲良くしてやってくれ」
「クロエなのだ!」
完全にキマった、我ながらかっこよくできた
「かわいいね」
「か、かわいくない!かっこいいでしょ?」
うぬぬ、まだ子供にはわからないか
それからわたしは子供達と遊び盡くした
普通に接するぶんには特に種族特有の問題はなかった
「吸鬼ってどんなことができるの?」
「子供のうちは弱點ばかり目立つのじゃが、長するにつれて能力、飛行能力、魔力、知力が格段とよくなる。そして、産まれながらの吸鬼には多種族を吸鬼化させる能力があるのじゃ」
いいところと悪いところがはっきり種族なんだね
「吸鬼化したらどうなるの?」
「基本的には元に戻れなくなるのじゃ、あとはその名の通り吸鬼のような特徴になるのじゃ。呪いの類じゃから呪い耐があれば防ぐこともできるのじゃ。まぁ吸鬼化した者はさらに他の者を吸鬼化することはできないからそれが救いじゃな」
近で吸鬼化したのはニーティアだけど、どういう経緯で吸鬼になったんだろう?
「闇に生きる種族はかっこいいけど、やっぱり弱點が多いのが難點だね」
「そうじゃな、戦闘能力だけではなく知力、思考能力も優れているからそういった方面で活躍させる機會を増やしていきたいのじゃ」
吸鬼のことをたくさん學んだところでまた転移魔法で島に帰ってきた。
おみあげに綺麗な寶石と子供達から謝の言葉をもらった
「どうじゃ?吸鬼の集落は」
「すごい楽しかったよ。でもあんなに強くて他の種族も吸鬼にできるのにどうして數が減ってたの?」
「吸鬼は夜にしか行できないが故に他種族との生存競爭で負けるのじゃ。壽命も長くなかなか出會うこともないからの、吸鬼化もむやみやたらにできるほど簡単な話でもないのじゃ」
々大変だったんだね。
乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル 【書籍化&コミカライズ】
【TOブックス様より第4巻発売中】【コミカライズ2巻9月発売】 【本編全260話――完結しました】【番外編連載】 ――これは乙女ゲームというシナリオを歪ませる物語です―― 孤児の少女アーリシアは、自分の身體を奪って“ヒロイン”に成り代わろうとする女に襲われ、その時に得た斷片的な知識から、この世界が『剣と魔法の世界』の『乙女ゲーム』の舞臺であることを知る。 得られた知識で真実を知った幼いアーリシアは、乙女ゲームを『くだらない』と切り捨て、“ヒロイン”の運命から逃れるために孤児院を逃げ出した。 自分の命を狙う悪役令嬢。現れる偽のヒロイン。アーリシアは生き抜くために得られた斷片的な知識を基に自己を鍛え上げ、盜賊ギルドや暗殺者ギルドからも恐れられる『最強の暗殺者』へと成長していく。 ※Q:チートはありますか? ※A:主人公にチートはありません。ある意味知識チートとも言えますが、一般的な戦闘能力を駆使して戦います。戦闘に手段は問いません。 ※Q:戀愛要素はありますか? ※A:多少の戀愛要素はございます。攻略対象と関わることもありますが、相手は彼らとは限りません。 ※Q:サバイバルでほのぼの要素はありますか? ※A:人跡未踏の地を開拓して生活向上のようなものではなく、生き殘りの意味でのサバイバルです。かなり殺伐としています。 ※注:主人公の倫理観はかなり薄めです。
8 125僕と狼姉様の十五夜幻想物語 ー溫泉旅館から始まる少し破廉恥な非日常ー
僕の故郷には、狼の言い伝えがある。 東京から、帰郷したその日は十五夜。 まんまるなお月様が登る夜。銀色の狼様に會った。妖艶な、狼の姉様に。 「ここに人の子が來ることは、久しく無かったのう……かかっ」 彼女は艶やかな銀の髪の先から湯を滴らせ、どこか愉快げに笑っていた。 僕は、幻想物語が大好きだ。でもまさか、そんな僕がその幻想物語の登場人物になるなんて……夢にも思っていなかったんだ。 《他サイト、カクヨムにて重複掲載しています》
8 195現実で無敵を誇った男は異世界でも無雙する
あらゆる格闘技において世界最強の実力を持つ主人公 柊 陽翔は、とある出來事により異世界に転移する。そして、転移する直前、自分を転移させた何者かの言った、自分の幼馴染が死ぬのは『世界の意思』という言葉の意味を知るべく行動を開始。しかし、そんな陽翔を待ち受けるのは魔王や邪神、だけではなく、たくさんのヒロインたちで━━━ ※幼馴染死んでません。
8 120剣と魔法の異世界スローライフ
俺、深海進(しんかいすすむ)はとある理由で死んでしまう。しかし目を開けたらそこは白い空間だった。 これは鈍感ではない進がチートなスキル、ステータスをもって無雙スローライフする物語。 なお、この作品は多少卑猥な描寫がある、、、、かも?あと作者は書くのが下手なのであしからず
8 129ワールド・ワード・デスティネーション
僕はあかりに何が出來たのだろう。 戀人「あかり」を突然失った僕が體験した夏の冒険ストーリーと、平和な瀬戸內の島で暮らす少女の不思議な世界。 ぜひ瀬戸內海の穏やかな海を想像しながら読んで欲しい、一夏の物語。
8 142天使と悪魔と死神と。
杏樹(あんじゅ)は小さな頃から孤児院で育った。孤児院の日々はつまらない。どうにか抜け出したいと思っていたある日、孤児院のブザーがなって……
8 125