《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》神の種族
クロエ視點
次の日、今度はまた別の場所ヘ転移した
「今度はどんな種族なの?」
「神の種族と呼ばれているのじゃ」
神の種族?一どんな種族なんだろう?
リィアやルーナのような天使ということなのか?
だとしたらアドレントにいるのは不思議だ
「ついたのじゃ」
付いた先は渓谷だった。風が強く、とても誰かが住んでいそうなじはない
「本當にここなの?」
「見てみるのじゃ」
お母さんの指差す方を見ると、翼を広げて飛んでいる龍が見えた
「もしかして、神の種族っていうのは」
「龍なのじゃ。世界各地に龍はいるのじゃが、ここは四天王の一人、キャリーの故郷でもあるのじゃ。つまるところ龍の中でも最上位とされる古龍の里じゃな」
古龍はまだキャリー以外に出會ったことがなかったけど、こんな険しいところにいたんだ
「なんでこんなところに住んでるの?」
「龍は通常群れて行はしないのじゃが、知力の高い古龍は群れて行するのじゃ。じゃが力が強大すぎて獲がすぐ逃げてしまうのじゃ。が大きくて群れて生活するところも限られてくる。その點この渓谷は古龍のでも隠れるところがおおく、獲も富なのじゃ」
ある意味適しているんだね
「まぁわらわが直接管理している訳では無いっていうのもあるのじゃ」
「そうなの?」
「龍の力はわらわであっても従えることは難しい。この辺りは自治區として、古龍に統治させているのじゃ」
てっきりアドレント全てを魔王であるお母さんが統治してるかと思ってたけどこういうところもあるんだね
「そういえばあそこまでどうやって行くの?」
ここから龍の姿は見ることはできても近づくことはできない
「ふふふ、娘と一度はやってみたいことのひとつに一緒に飛ぶというのがあってじゃな」
すると、お母さんは龍の姿に変化した
(この姿を見せるのも初めてじゃな)
「すごい!かっこいい!あれ?お母さんの聲が?」
聲が直接頭の中にってくるような
(この姿では直接話すことができないのじゃ。代わりに魔法で話しているのじゃ)
龍の姿となったお母さんは今まで見てきたどんなものよりかっこよく、しい
「…………」
(クロエよ、さぁ乗るのじゃ。わらわに乗っていいのはクロエとジャックだけじゃからな)
家族だけの特権なんだ
ふふふ、後でみんなに自慢してやろう
テナとは違いし冷たくつやのある鱗をしている
(さぁいくのじゃ)
ふわりと飛び上がり、そのままゆっくりと前に進み始める
「こ、ここまで高い場所だとし怖い」
(どんなことがあっても落ちないから安心するのじゃ)
不安定な背中なはずなのに、どうしてか安定していて、不思議な力に守られている覚がしている
そしてだんだんと速度が増してきた
「速い速い速い!?!?」
(あははは!クロエはかわいいのじゃ〜)
飛ぶのが怖くなりそう………
そんなこんなで古龍の里へたどり著いた
近くにいた古龍達はお母さんを見るなり頭を下げている
おぉ、さすがはお母さん、古龍相手にも頭を下げさせるんだ
「魔族の世界は強さがそのままの偉さとなるのじゃ、當然わらわは一番強いからの、基本的に皆こんなじじゃ」
「正直わたしは怖いんだけど」
どこもかしこも強そうな龍に囲まれるとさすがに怖い
「この先に人型で暮らす里があるのじゃ」
「龍はみんな人型になれるの?」
(古龍は特にその傾向があるのじゃ、というのも古龍は元々神の使いとして創られた存在じゃからの。そのせいもあって奴らに信仰心があっても神に力を與えることはできぬ、古龍と人は共生しなくてはならないというわけじゃ、それで言うとわらわも神がいなければ何もない存在じゃ)
「それってわたしもそうなの?」
(神に近い存在程神の影響は大きいのじゃ。クロエも多は影響をけるじゃろうが、クロエの場合、勇者のちもっているからの、いろいろな神からされているはずじゃ)
え、そうだったんだ。
「つまり、人型になって人からの信仰心を得られないと古龍達も困るってこと」
(そういうことじゃ)
「ここが龍の里じゃ」
人の姿に戻ったお母さんはわたしにこの里について教えてくれる
「龍の姿では大きくて群れるのが大変じゃからの、この姿の方が楽なんじゃ。人の國では古龍と竜人を區別しないことがあるんじゃ。最近は龍との混種が増えていてな、扱いに困っているのじゃ。まぁ、困っていることは他にもいろいろあるのじゃが...」
そうこうしていると、とても強そうな老人が來た。
「よく來たな、エミリーよ」
「今日はただの観じゃ、特に何かしに來たわけではないのじゃ」
魔王に対して何もへりくだる様子はないこの龍は一....
「そやつが噂の娘か、まったく、今のアドレントの象徴だな」
「ふふ、かわいいじゃろう。誰にもやらないのじゃ。確かにアドレントが世界に認められた象徴じゃな。まだ公表するつもりはないのじゃが」
「公表していないが周知の事実だろう」
わたしに対していろいろ言っているけど、単純に褒められているわけではないのだろう
お母さんの表もし険しいように見える
「そうじゃ、クロエにはまだ紹介していなかったのじゃ。こやつはこの自治區を収めている龍族の長なのじゃ。元魔王軍幹部でもある。クロエの祖父にあたる元魔王についていてな、わらわに対しても遠慮がない相手じゃもちろん実力も備わっているからの、わらわも気にしていないのじゃ」
そっか、そうだよね。魔王であるお母さんは魔族の中じゃまだまだ若者とされる年齢だもんね
先代魔王の時代からいる人も沢山いるよね
「ふん、お前がいなければ我が魔王となっていた。その意味は理解しているな」
「お前こそわらわがどういう存在か理解しているじゃろう?今すぐここで役目を終わらせてもいいのじゃよ?若者に託す時代になってきておるのじゃ、そろそろいいじゃろう」
だ、大丈夫かな。かなり怖いことになってきたんだけど
「今ここにいる龍族を集めても勝てないことはわかっている。まったく邪龍というのはいつの時代も厄介な存在だ」
邪龍を悪く言う魔族は珍しい。同じ龍のだからこその考えなのかな
「クロエよ、わらわはすまぬがこやつとはし話す必要があるようじゃ、おい、クロエのためにこの里を案するものを用意するのじゃ」
「すでに手配してある」
「妙な真似をしたらどうなるのかわかっているな?」
「逆だ、我々はすでに一族全員が人質にされているようなものだ。今更対等な渉が出る立場ではない」
ということで、わたしはお母さんと別れて案人?龍?の人に里のことを教えてもらうことになった
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