貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。

5年前の臺風では、

暴風で流された大型のタンカーが

関空連絡橋に衝突し

人や流の流れを完全に堰き止めた

映像が印象に殘っています。

その時の臺風の中心気圧が945hPa。

対して今日の臺風は975～980hPaと

數値の上では勢力は弱まっており、

安堵しつつ通過を待ち侘びましたが、

それは自分の周りさえ

助かればいいと願っているわけで、

大雨に見舞われている地域に

お住まいの方に失禮極まりないと

自己嫌悪に陥ります。

質(タチ)が悪いのは、

こういった個の力では

どうしようもできない自己嫌悪で

気分が沈み込みますと

立ち直るのにかなりの時間を要する。

生真面目メンタルのアキレス腱で、

どうしてやり過ごそうかと

鉛のような溜め息をこぼします。

閑話休題(それはさておき)……

快進撃が鮮やかに映りますと

頂點まで一気に駆け上れると

期待を寄せられますが、

決勝リーグでトーナメント制が

敷かれますと、

負けたら終わりの一発勝負で、

予選を1位で突破するメリットは

別のリーグで2位で進出した國が

相手と一見與し易そうに映りますが、

予選リーグに勝ち上がってくる國は

基本強豪國が相手になる。

決して侮ってはいないでしょうが、

一発勝負は選手の能力や

コンディション以上に運の要素も

問われ、なでしこジャパンの皆様は

その罠に嵌った敗退劇でした。

東日本大震災の年の優勝で

干支は既に一回りしています。

オリンピックの銀メダル・更に

4年後のワールドカップの準優勝と

人気は保たれましたが、

勝てずに低迷期を迎えますと、

人気は右肩下がりになる様子を

で味わってきた選手達ですから

最低でも決勝戦に行かなければ

再び注目を浴びる事は出來ない。

ベスト8を目標にできる

男子サッカー以上に

子サッカーはシビアな狀況です。

しかも優勝候補の大本命、

アメリカ代表が決勝リーグの

一回戦で早々に姿を消した事で

どの國にも優勝のチャンスが

大いにある上に予選と

決勝リーグの一回戦の快勝劇を

追い風にできればと

盛り上がりを見せた中での敗戦は

選手にとっても痛恨だと思えます。

とはいえ、挽回の機會は

すぐにやってきます。

あと1年でパリオリンピック。

レジェンドと呼ばれている

2010年のイレブンを以てしても

決勝でアメリカに敗れて銀メダル。

試合後に割り切って

笑顔でメダルセレモニーに

參加された姿も印象的でしたが、

オリンピックの借りは

オリンピックで返すしかない・

そこで金メダルを獲得できれば

一気に追い越せるチャンスです。

2次予選は10月末と僅か2カ月と

準備期間はとても短く

肩を落としてはいられません。

決勝戦までの道は

確かに茨の道ではありますが、

1度は先輩方が切り開かれた道で

ピッチに立たれた選手も健在と

決して未踏の地ではありません。

人気回復の可能はまだあると

なでしこの更なる起に

期待を寄せたいと思います。