《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》好きな料理と次の場所

古龍の里ではあまりお母さんといられなかったけど、リフのおかげでちゃんと楽しめた

謝するのだ」

「こちらこそありがとうございました。お姉ちゃんにリフ達は元気ですとお伝えしていだければ嬉しいです」

「うむ、了解した」

ちなみに龍族の食事は基本的に生が多く、わたしには食べられないものばかりだったから食べずにいた

「待たせてすまなかったの、クロエ古龍の里はどうじゃった?」

「なんというか、迫力がすごかったよ」

「わらわもそう思うのじゃ、奴らは結構凝りじゃからのう、この場所にしたのも相當悩んだと思うのじゃ」

「それでその、古龍の食事って生ばっかりだったでしょ?」

「クロエには無理じゃよな、帰って用意するのじゃ」

古龍の里を後にして魔王の隠れ家へと帰る

「今度はわたしの作った料理を食べてしいの」

「娘の手料理が食べれる日が來たとは………なのじゃ〜して、どんな料理を作るつもりなんじゃ?」

「それはできてからのお楽しみね」

わたしが今まで食べてきた料理で好きなものがある

最初に食べたときはリィアが用意してくれたんだけど、頼んで作り方を教えてもらったんだ

火加減さえ間違えなければうまくできるはず

「材料は大丈夫なのじゃ?」

「えーっと、これとこれと………あとは、甘いお酒ってない?」

「甘い酒か、ふむ……これがそうじゃな」

もちろんお酒を飲むわけではない、リィアに教わったことなのだが、酒は料理に欠かせないもので、割と々な料理で活躍する

最初はリィア達自が飲むのかと思ってびっくりしたこともあったなぁ

「うん、できそう。それじゃあちょっとまっててね」

魔法で火を付けて料理を始める

こうして一人で料理をするのはとても久しぶりだ

「できたよ!これがわたしの好きなもの」

「おぉ!!味しそうなのじゃ〜、というか匂いで絶対味しいことを確信しているのじゃ」

わたしが作ったのは照り焼きというものだ。リィアが鳥系統の魔を倒した時によく作ってくれた

甘じょっぱい味付けがとても癖になる

「どうかな?」

味しいのじゃ!最高なのじゃ!クロエは天才なのじゃ〜!」

「えへへ、ありがとう。これはね、リィアが作ってくれた料理なんだ。わたしが一番好きだからお母さんにも食べさせたかったの」

「嬉しいのじゃ、これならいくらでも食べれるのじゃ!」

「わたしの分がなくなっちゃうからちゃんと殘してね」

「ねぇ、次はどこへ行くの?」

また日が明けて、今度行く場所を聞く

「今度は獣魔族と呼ばれる者達じゃ」

「獣人とは違うの?」

「昨日は龍族を見たじゃろう?今度は龍ではないが強力な魔族達じゃ」

「魔とも違う?」

「厳に魔と魔族の區別はあまりない者もいるが、アドレントでは知能が低い、意思疎通ができない、神を信仰していないものを魔としているのじゃ。例えばオークやゴブリンであろうと意思疎通ができ、神を信仰していれば魔族として認められる。まぁ基本的に見た目で判斷できるから問題ないのじゃ」

これまで沢山の魔を倒してきたけど、魔族としては仲間かそうでないかの判別が大切になってくる

「とにかく行ってみればわかるのじゃ」

転移魔法で著いた先は広々とした草原だった

「ここは多くの獣魔族が暮らしている場所じゃ有名なのはグリフォン、ケルベロス、ケンタウロス、キメラあたりじゃな」

「そんなにんなのがいるの?」

「それぞれ珍しい種族じゃからの、獣魔族らしい暮らしをしているものはなくなってきておる。ほとんどは人化や小型化して魔都で暮らしているからの。都がにぎやかになるのはいいことじゃが種族の伝統や各種族の數が減ってきているのは問題なのじゃ」

「エルフの薬で解決できないの?」

「あれはなにもいいことばかり起きているわけではない。わらわが言えたことではないが、異種間の子供が増えているのが問題なのじゃ。そのせいで純粋な種族というのが數を減らしている。かと言って強制的に増やすということもできないからの」

ん〜、難しい問題だ

「それで、今のところなにも見えないけど、今日はどの種族のところに行くの?」

「ケルベロスじゃ、四天王の一人、パルティナの故郷じゃな。まぁパルの場合魔都生まれじゃから故郷というよりかは親戚のいる場所というのが正しいが」

「近くに転移できなかったの?」

「いや、獣魔族は定住しないのじゃ。基本的に食べを求めて移しながら生活しておる」

え?それじゃあどうやって見つけるの?

「それじゃあ見つけられないんじゃ」

「大丈夫じゃ。待っていれば來るのじゃ」

しばらくして、待っていたら本當にケルベロス達がわたし達のもとへやってきた

「こ、怖い!」

その姿は迫力満點で、興味本位で探知魔法を使ったらものすごい魔力の反応があり、確実に勝てないことをじ取った

「こら!クロエが怖がっているじゃろうが」

「も、申し訳ありません魔王様」

気味でやってきたケルベロス達はみんな大人しくなる

「おぉ、さすがはお母さん。すごい」

「こ奴らはわらわに忠誠を誓っているからの、會えて嬉しそうにしているのじゃ」

ケルベロスってもっと獰猛かと思っていたけど、こうしておとなしい姿を見るとかわいく思えてくるよ

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