《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》自然の中で生きる魔族
ケルベロス達は古龍のように人の姿にならなくても、意思疎通ができるようだ
大型の犬のような魔族だが、特徴的なのは複數の頭だろう
「ケルベロスはその複數の頭のおかげでかなり賢い種族となっているのじゃ。意思疎通はもちろん、食事や考え事もできる。視覚聴覚も優れているから戦いにおいてもかなりの強さを誇る」
「逆に欠點とかはないの?」
「単純にバランスが悪くそこまで足は速くないのじゃ。中にはわざわざ変化して頭を一つにするものもいるのじゃ」
ケルベロスの代名詞とも言える複數の頭をわざわざ一つにすることもあるんだ
「せっかくじゃから今日はケルベロスの生活を見學するのじゃ、背中に乗せてくれるぞ」
「え!?背中に乗るの?」
まぁでも、そこまでま速くないって言ってたから大丈夫か
「魔王様が乗ってくださるなんて栄でございます。王様もどうぞ乗ってください」
王と呼ばれるとむずい
「うむ!わかっておると思うがクロエを楽しませるのじゃぞ」
「はい!今日のためにしっかりと練習してきましたので、大丈夫でございます」
ケルベロスが喋る時は一つの頭が喋る
それと、個によって三つ顔や二つ顔のものがいるようだ
「ケルベロスといっても顔の數はバラバラなんだね」
「顔の數は生まれながらにして決まります。中には四つ顔が生まれることもありますが、そこまで多いと邪魔なこともあり長したら変化で顔を減らしたりしますね」
あ、さすがに多すぎたら邪魔なんだね
「顔ひとつひとつは意思が別れていないのか?」
「はい、顔は複數あってもはひとつですからね。説明するのは難しいですが、同じで喧嘩をすることはありませんよ」
思いっきり怖い顔なのに丁寧に話す姿はちょっと面白い
ケルベロスに乗ると結構ふわふわしていてさわり心地がいい
「それでは出発しますよ。今日の狩り場はちゃんとこの日のためにしばらく狩らないようにしていたので獲がいると思います」
「まぁ最悪狩るところを見せなくても良い、お主等の強さを見せてほしいのじゃ」
「我々を何だと思っているのですか?魔王様の期待以上のことをするので、楽しみにしていてください」
ケルベロス達は群れになって大移をする。その姿は恐ろしく、獲がいたとしてもすぐに逃げてしまうだろう
どうやって獲を狩るのかが気になる
そして、さっき言われた通り、ケルベロスの足は遅い
とはいえ乗ってたらちょっと怖いくらいには速さがある
そんなこんなで草原を駆け抜けていると、獲らしき魔の群れが見えた
すると、群れが散り散りに別行し始める
「我々は基本的に群れで狩りを行います。存在を知らしめて逃げる魔を別行した仲間が獲を導します」
獲と一定の距離を保ちながらどんどん巖場のある方へと導する
そして、ついには行き止まりへ追い詰めることができた
そこからは一網打盡だった
ケルベロス達はいとも簡単に大きな魔達を倒していく
一瞬にして群れは壊滅した
「とまぁこのように、我々は狩りを行います」
もちろんわたしとお母さんが乗っているケルベロスは狩りに參加していないが近くで見る迫力はものすごいものだった
獲となった魔は赤黒い牛のような魔で、もしリィア達と戦おうと思ったらかなり苦戦しそうだ
「圧巻だったのじゃ〜!まぁわらわなら見つけた瞬間壊滅できるがの〜」
「流石でございますね」
お母さんはもっとすごかった
魔族達を見ていると、人間と力の差がはっきりわかる
「おや、何やら様子がおかしいですね」
ケルベロス達がざわざわし始める
「どうかしたの?」
「たまに我々の獲を橫取りしに來るのです」
よく見ると崖上に何か姿が見えた
「クロエ、あれはキメラじゃな。は小さいが戦うとなるとが厄介な相手じゃ。その他には面白い生態ということもあって魔王軍の方で研究しているのじゃ」
「あれは魔?魔族?」
見た目で判斷できることもあるみたいだけど、わたしにはまだわからない
「魔族じゃな。まぁ何があっても危険なことはないから安心するのじゃ」
そして、キメラとケルベロスの戦いが始まった
キメラは翼を広げてケルベロスの獲めがけて飛んでくる
それをケルベロス達は魔法で対処する
どちらも強いからかなり見ごたえのある戦いとなっている
結果はキメラに何かの獲を持ってかれたが、追い払うことができた
「これが魔族同士の爭い……すごかった」
「うむ!なかなかよくできていたのじゃ」
どちらも生きるために必要な戦いだから全力で必死なところが伝わった
人間達や冒険者が魔と戦うのとは違う命をかけた戦いは見ていてどきどきした
「無事獲を狩れたので食事にしましょうか」
「わらわ達は別のを用意してある。クロエは生が食べられないからの」
自然界では料理という概念がない。古龍もそうだったが、賢い魔族でも食事に関しては野生的だ
それからもケルベロス達と一緒に野生的な生活を験した
「なかなか大変な暮らしをしているんだね。てっきり魔族も全員人間と同じような生活をしてるのかと思ってた」
「魔族は必ずしも人間達と同じような暮らしをしているわけではない。とはいえ最近は街も発展してきてこういった暮らしの方がないのじゃ」
「どうしても都市部や街の方が食料調達が楽になりますからね、それでもこうして自然とともに生きるのはケルベロスとしての誇りと伝統、文化を忘れないためなのです」
「世の中が便利になればいいのともあるが、失っていくものもあるのじゃ……」
わたしは魔法や魔道など、便利な世界しか知らないから便利なほど良いとじる。でもその世界を作ったのは自然とともに生きた先人達だ。
魔族は特に壽命が長いからそういった古い文化が強く殘っているのだと思う
【書籍化】盡くしたがりなうちの嫁についてデレてもいいか?
【書籍発売中&コミカライズ決定!】 「新山湊人くん……! わ、私を……っ、あなたのお嫁さんにしてくれませんか……?」 學園一の美少女・花江りこに逆プロポーズされ、わけのわからないうちに始まった俺の新婚生活。 可愛すぎる嫁は、毎日うれしそうに俺の後をトテトテとついて回り、片時も傍を離れたがらない。 掃除洗濯料理に裁縫、家事全般プロかってぐらい完璧で、嫁スキルもカンストしている。 そのうえ極端な盡くし好き。 「湊人くんが一生遊んで暮らせるように、投資で一財産築いてみたよ。好きに使ってね……!」 こんなふうに行き過ぎたご奉仕も日常茶飯事だ。 しかも俺が一言「すごいな」と褒めるだけで、見えない尻尾をはちきれんばかりに振るのが可愛くてしょうがない。 そう、俺の前でのりこは、飼い主のことが大好きすぎる小型犬のようなのだ。 だけど、うぬぼれてはいけない。 これは契約結婚――。 りこは俺に戀しているわけじゃない。 ――そのはずなのに、「なんでそんな盡くしてくれるんだ」と尋ねたら、彼女はむうっと頬を膨らませて「湊人くん、ニブすぎだよ……」と言ってきた。 え……俺たちがしたのって契約結婚でいいんだよな……? これは交際ゼロ日婚からはじまる、ひたすら幸せなだけの両片思いラブストーリー。 ※現実世界戀愛ジャンルでの日間・週間・月間ランキング1位ありがとうございます!
8 74比翼の鳥
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