《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》世界樹のお手れ
妖達が集まってくれた
「リィアさんは飛べるんだよね〜?」
私は翼を広げる
「飛べますよ」
「狹いところは私達がやるから上の方とか外側の方をお願い」
「あとわからないことがあったら、ユーロに聞いてね」
ルピーの友達であるユーロ達も來てくれた
「まったく、仕方ないから來てあげたんだからね?」
「……みんながいたから」
ポンドとエンも來てくれたみたいだ
もちろんそれだけじゃなくて沢山の妖達も手伝ってくれるようだ
「みなさんありがとうございます」
世界樹は地上からではその全貌が見えない
幹は太く、一周するだけでも大変だ
「今日中に終わるかなぁ………」
「リィアー!」
世界樹を、眺めてたらフランさんがやってきた
「また來てくれたの?」
「はい、ちょっと通りかかって」
「みんな集まってどうしたの?」
「世界樹のお手れをするようロミス様に言われたんですよ」
「なるほどね〜、ごめんね、私空飛べないから手伝えないんだ」
「いえ、気持ちだけでも嬉しいですよ」
「何言ってるのフラン、あなたも手伝うの、飛べなくても下に落ちた枝とかは拾えるでしょ」
「はーい」
「いいんですか?」
「いいのいいの、みんなも私に慣れたみたいで前みたいに仲間外れにされないし、こうして頼ってもらえるから」
「それならよかったです」
フランさんはが大きくて魔力も強いかわりに飛べない
というか飛ぼうとすると羽音がすごいことになる
「それじゃあ私は落ちてきたものを一箇所に集めてるね」
「はい、お願いします」
それから私は上に向かって飛んだ。世界樹の全貌はまだ見たことがないからどんなのだろう?
普通に見ようとしても結界のような魔法があるから見ることができないようになってるんだよね
「リィアさん、こっちこっち〜」
「あなたってそんな自由に飛べたのね」
「この姿の時だけですけどね」
眠るか魔力が盡きるまでは解除されないのは不便だけど、いきなり解除されることもないのでそこは安心できる
まぁ神様が見てくれてるから最悪なことは起きないと思うけどね
「わぁ……すごい」
雲一つない青空に巨大な木がそびえ立っていた。
葉は一枚一枚綺麗な緑をしていて、風でなびいている
「これが世界樹ですか」
「そうなの、ここが世界の中心」
「あの、一つ疑問なんですけど」
「どうしたの?」
ユーロの言う通り、世界の中心に世界樹が立っているのはわかる、だけどこの世界には神様が沢山いるはず。それなのにここが中心でしかもそれがロミス様の聖域というのだから他の神はどうなるのかと考えてしまった
「世界樹はここだけなんですか?」
「さぁ?妖の私が知るわけ無いでしょ?そういうことは神様に聞くのが一番だよ」
それもそうか
後でロミス様に聞いてみよう
「それで、私は何をすればいいの?」
「上の方に行って一部枯れてるところとか逆に長しすぎてるところを切り取るの。あとは枝に引っかかってる実を取り除いたり全的に浄化魔法をかけるの」
なんか思ってたより大変そう
「大変そうだね」
「まぁこれをしないと私達の居場所がなくなっちゃうかもしれないし、何より神様に怒られるからね」
そうなんだ、妖って意外に結構大変なんだね
世界樹に近づくとその大きさに驚く
「枝の先なのに太い、それに見たじ全然手れとか必要なさそうなんだけど」
世界樹の葉はとても貴重で高級な薬には大ってるものだ。
通常の手法は世界樹から落ちた葉が風に乗って結界の外に出て見つけるか、妖が持ち出したものを偶然拾うしかないらしい
「てっぺんに來たけど、高!あと結構風が強い」
飛ぶのも一苦労だよ
「あ、これが世界樹の実なのかな」
その実は黃く、大きさはみかんくらい
皮が薄くてそのまま食べれそうだけど、毒とかはないよね?
「さすがにこれは聞いたほうがいいか」
他にも世界樹の手れを進めながら何個か実を取る
「あの、これって食べても大丈夫なの?」
「あっ!もしかして世界樹の実を取ったの!?」
「え!?だめだった?」
「うん、妖達は落ちてきたもの以外だめって言われてるの、まぁ実のところみんなこっそり食べてるんだけどね〜。食べても平気だよ、すっごく味しいんだ〜」
たまたま近くにいたルピーに聞いたらどうやら味しいとのこと
「それじゃあ緒ですけど、はいどうぞ」
ルピーにも分けてあげた
「いいの!?ありがとう!」
世界樹の実は本當に味しかった。水々しくてくどくない甘さとしの酸味があり、なにより食べやすかった
「水で洗えば皮ごと食べれるんだけどね〜」
何個か持ち帰っておみあげにしよう
そんなこんなでなんとか世界樹の手れが終わった。妖達が協力してくれなかったら絶対もっと時間かかってたよ
「みなさんありがとうございました」
「あなたのお手伝いをしたってなれば私達も褒められるからね」
「ところでネマがいなかったんだけどどうしたんですか?」
「ネマ様は他の妖達の様子を見回ってるんだよ。妖達の住処はここ以外にも沢山あるんだよね」
あ、そうなんだね
妖長ってことは世界中の妖達の様子を見てるってこと?それなら大変そう
「ロミスさまー?終わりましたよ」
「ありがとうリィアちゃん」
そうだ、ロミス様に聞きたいことがあるんだった
「ふとした疑問なんですけど、世界樹でここにしかないんですか?」
「ないよ。神様にも々な聖域があるからね。例えばハピネだったら大聖堂のある場所、私だったらこの世界樹、穣の神は意外と人里に近いところに聖域があるんだよ」
へぇ〜神様によって違うんだね
「聖域を持たない神もいるんですか?」
「いるよ、といっても力が弱すぎるが故に聖域と呼べる場所を保てないっていうのが正しいけどね」
逆に力のある神なら聖域があるのだろう
私は神様からの頼み事を終えたので、改めてヴァレン共和國へと向かった
草魔法師クロエの二度目の人生
6/10カドカワBOOKSより二巻発売!コミカライズ好評連載中! 四大魔法(火、風、水、土)こそが至高という世界で、魔法適性が〈草魔法〉だったクロエは家族や婚約者にすら疎まれ、虐げられ、恩師からも裏切られて獄死した……はずなのに気がつけば五歳の自分に時が戻っていた。 前世と同じ轍を踏まぬよう、早速今世でも自分を切り捨てた親から逃げて、〈草魔法〉で生きていくために、前世と全く違う人生を歩もうともがいているうちに、優しい仲間やドラゴンと出會う、苦労人クロエの物語。 山あり谷あり鬱展開ありです。のんびり更新。カクヨムにも掲載。 無斷転載、無斷翻訳禁止です。
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