《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》サーティアさんを迎えに

ロミス様の頼み事を終え、早速サーティアさんのもとへ向かう

(リィアちゃん本當にありがとね、おかげでゆっくり休めたよ)

(もしかして休むために私に頼んだんですか?)

(………世界樹の実は味しかったでしょ?)

なんか腑に落ちないけど、まぁこれも神様の気まぐれなんだろう

「あ、どうやってこの姿でサーティアさんに會おうか考えてなかった」

(ロミス様、いい加減この姿を自由に変えたいんですけど)

(殘念だけど、それはできないの。力を解放できてもすぐに抑えられるものじゃないから)

ぐぬぬ、不便だけど、わがままはいってられないか

しばらく飛んで、ヴァレン共和國へと到著した。といっても森の中なんたけどね

私は明になってから降りる

「さて、ここからサーティアさんを探すわけだけど………どこにいるかなぁ」

一回來たことがあるとはいえさすがに全て覚えてるわけじゃないから道がわからない

探知魔法でエルフ達が住んでる場所はわかるんだけどなぁ

地道に探していくしかないか

サーティアさんは貴族だから大きい家に住んでたよね

だからまぁ見ればわかると思うんだけど

あ、この辺見覚えがあるかも!

「あった、これだ。多分」

サーティアさんの家を見つけた頃にはもう日が傾いていた

飛び回っていたこともあり、魔力もかなり消費しちゃったなぁ

「お、ベストタイミング!天使化が切れた」

「お、お姉様、なにか聲が聞こえませんでした??」

「そうかしら、気の所為じゃないの?」

後ろを向いたらサーティアさんがいた

つくづく私は運がいいのかもしれない。

もしかして善行を積んだおかげ!

「サーティアさ〜ん!」

「やっぱり何がいるわね!?」

あれ、すごい警戒されてる………あ!明化魔法解くの忘れてた

「私ですよ私!お迎えに來ましたよ」

「わぁ!?いきなり人が……」

「リィア?もぅ、驚かせないでよね」

「リィアさんがどうしてここに?」

「あ~、とりあえずあがって?今日はもう遅いから」

多分このまま泊まったらルーナちゃんに心配されちゃうんだろうけど、魔力もないし仕方ないよね

「えと、ミーティアちゃんでしたよね」

「はい、サーティアお姉様の妹がここに?しかもこんな時間に」

「ほら私は休暇で來てるって言ったでしょ?それでリィアが迎えに來たのよ」

「それじゃあ他の皆さんはどうしたのですか」

なんかミーティアちゃん、鋭くない?

「あ、あの、えっと………」

「この先は冒険者としてのよ。々あるのよ」

「むぅ、そうなのですか」

「とにかく、明日にはまた冒険者になるから」

「ふふふ、今のサーティアさんを見ると本當に貴族だったんだなって思います」

普段のきやすそうな服裝とは違って裝飾の凝った服を著ている

とてもかわいい

「なによ、変かしら」

「いえ、とってもかわいいですよ」

「クロエには緒よ?こんなの見られたら絶対からかってくるんだから」

クロエさんなら多分からかうより羨ましがるんじゃないかなぁ

今クロエさんはアドレントにいるからサーティアさんのようにお姫様みたいになってるかもしれない

「あの、今日はもう魔力がないので明日帰るということでいいですか?」

「もちろん」

サーティアさんの家に來るのも久しぶりだなぁ、相変わらず豪邸だ

「リィアさん、やっぱりお姉様を連れて行ってしまうのですか?」

「そうですね。サーティアさんは私達のパーティのリーダーですから、なくてはならない存在なんですよ」

正直サーティアさんがいなかったら私達のパーティはり立たないんじゃないかな

クロエさんとテナちゃんは戦闘狂だし、ルーナちゃんはリーダーってじではないし私は論外だからね……

「そうですか………あの、お姉様様がこんや、もごご!」

「ミーティア、何話そうとしてるの!?それは緒って言ったでしょ、まったくもう」

ミーティアちゃんは何を言おうとしたんだろう?

「さ、リィアも一緒に食べよう」

私はそのままサーティアさん家の食卓にお邪魔することになった

「ご両親はいないんですか?」

「ちょうど不在なのよ、今は使用人と私とミーティアとミッシェルだけ」

そういえば弟もいたんだっけ?

ミッシェルくんって確か前會ったときはやっと喋れるようになったくらいだったよね

「ミッシェル、私の仲間のリィアよ」

「リィアです、こんにちは」

おぉ、なんか久しぶりにまともに挨拶できた気がする

「こん、ちは」

照れくさいのかうつむいてしまった

「ミッシェルはちょっと恥ずかしがり屋なんです」

わかる!初対面の人って張するよね!

「っと、そういえばサーティアさんは何を隠してたんですか?」

「な、何でもいいでしょう?仲間にだって言えないことはあるわ」

「どうして隠すんですか?言ってもいいと思いますけど……」

ミーティアちゃんに後で聞けば教えてくれそうだけどサーティアさんが嫌がるならやめておこう

私はそのままサーティアさんの家で休むことにした

ルーナちゃんには帰ったあとすぐに謝ろう、クロエさんのお迎えも遅くなっちゃったなぁ………

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