《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》閑話 ユーリの提案
ユーリ視點
リィアさん達が帰ってしまったあと、ミルフィのことは私が任されました。
ストリーフの名にかけて必ずやミルフィの婚約は功させますからね!
「とはいえ私ができることってあまりないのですよね」
「ユーリ様、フリード様がお見えです」
「お兄様が?どうしたのでしょう」
私がお忍びで外にでかけてからはしばらく外出止となっていますが、あれからお兄様が私の様子をよく見に來るようになってちょっと鬱陶しいんですよね
「ユーリ!」
いきなり私にれてこようとするお兄様を軽くあしらう
「どうかされましたか?」
「あぁ……ターナーのことでし進展があったから伝えに來たんだ」
「ミルフィのことですね!それでそれで?どんなじなんですか?」
「順調そうだ、ターナーもまんざらでもなさそうだな」
「ふふふ、そんなの當然ですよ。ミルフィはとってもかわいいのですからね!」
でも間近でミルフィ達のことを見れないのが殘念です
ん?それならそういう狀況に持っていけばいいのでは??
「お兄様、私いいこと思いつきました!」
「ん?何を思いついたんだ?」
「おでかけをしましょう、私とお兄様、ヴィー姉様とミルフィ達で。それなら私がミルフィ達の様子を見ることができます」
「城に呼ぶだけじゃだめなのか?」
「ダメですよ、それじゃあいつもと変わらないじゃないですか」
「まったく………どれだけ用意するのが大変だと思っているんだ」
私のわがままには全部ふたつ返事するお兄様がこんなに渋るのは珍しいですね
「どうしてそんなに困るんですか?私はそこまで遠出するつもりはありませんよ?」
「あいや、私達がよくても、ヴァイオレットが頷いてくれるか……」
「ぷ、あははは!ヴィー姉様が今のお兄様を見たら笑っちゃいますよ」
「兄に対して酷くないか?」
「まぁ、私よりもヴィー姉様を考えているのはいいことですよ」
いつも私第一に考えてきたお兄様がこうなるとは……人の心というのは不思議ですね
それほどというものはすごいのでしょうか
「まぁそういうことだ、ことは簡単にはいかない」
「ふふふ、その程度で私を止められるわけがないのです!そもそも私にかかればヴィー姉様もミルフィのことも問題ないのです」
「………やっぱり妹の暴走は止められそうにないか。わかったよ、ターナーのことと警備については任せなさい。その代わり」
「はい、公務についてはしっかりとしますよ」
そもそも私は不真面目ではありません。ちょっと好奇心旺盛なだけなのですよ
そうと決まれば早速ヴィー姉様とミルフィにお手紙を書かなければ
そうして私の突発的な提案にも協力してくれたお兄様のおかげで私とお兄様、ヴィー姉様、ターナーとミルフィのおでかけが実現しました。
まぁ王族の頼みを斷る貴族はいませんからね
ついでにお兄様達の仲も確認できるのですから、我ながらいい提案をしました
「ということでミルフィ、私に謝してくださいね」
早速ミルフィを城に呼んで來たる日の説明をします
「なにがということなんですの?わたくしがどれだけ大変なことになってしまったのか……はぁ」
「迷ではありませんわちょっと心の準備というかなんというか」
「ターナーとはうまくいってないんですか?」
「正直うまくいってませんわ」
あらら、お見合いを見たじではうまくいってそうと思ったのですけど
「そうなんですか」
「あのお見合いから何度かお會いしたのですが、その、意識してしまって、うまくお話できないのですわ」
なるほど!そういうことですか
「つまり、ミルフィが恥ずかしがってるだけなんですね」
まぁターナー側もどうしていいかわからなくてあまり良好な関係になれていないといったじなのでしょう
「はい………ターナー様は悪くありませんわ」
「そこは私に任せてください!ミルフィはかわいいのですからもっとわがままになってもいいのです!それをわからせてあげます」
それから數日経って、おでかけの用意ができました
場所は王族所有の別荘で、一般人や魔に邪魔されることなく息抜きができるところです
私はせっかくならとミルフィと一緒の馬車に乗ろうとしたのですが、お兄様に止められてしまいました
「邪魔をしてはダメだろう?」
「お兄様が私と乗りたいだけではないですか?」
「いいえ、私がユーリと一緒がいいのです」
「ヴィー姉様がそうおっしゃるのなら仕方ありませんね!」
まぁ私としてはお兄様とヴィー姉様のことも気になるので問題なしです
「ユーリちゃん、今日のことを提案してくれて嬉しかったです。最近なかなかフリードとの時間もなくて……」
「お兄様もしかしてヴィー姉様をほったらかしにしてたのですか?」
「公務が忙しくてな……あまり時間を取れなくてすまなかった」
本當にそうでしょうか?お兄様はあれで結構ヘタレなところがありますからね
「といいつつうまくえないからなんですよね。ヴィー姉様はもっとお兄様にわがまま言ってもいいんですよ」
「フリードは私のことになるとし奧手になってしまうところはかわいくて好きなので、このままでも全然……」
「あら〜、それはそれでなんですね」
「………勘弁してくれ」
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