《僕の妹は〇〇ですが何か問題ありますか?》月の王っているのか?
その後、いろんな星の王がやってきた。恒星、準星、太系外縁天、小星、彗星、流星、衛星、星座……僕が星の王の中で最弱だという噂を聞きつけて、次から次へとやってきた。まあ、全員太の王が現れたら汗をダラダラ垂らしながら降參したんだけどな……。彼は頼んでもないのに僕がちょっと危なくなると僕の前に現れる。その直後、対戦相手は戦意を失ってしまうため、勝負にならない。どうやら誰も太を敵に回したくないらしい。
「なあ、太《サン》ちゃん。月の王っているのか?」
「いるぞー。でも、ずーっと月に引きこもってるから多分今自分が何歳なのかも知らないと思うぞ」
「そうか。じゃあ、ちょっと出かけてくる」
「どこに行くんだ?」
「ちょっと月まで行ってくる」
「あいつの家まで案してやろうか?」
「いや、いい。それに別の宇宙から侵略者が來るかもしれないからサンちゃんはうちのリビングでのんびりしててくれ」
「分かったー」
「じゃあ、行ってくる」
「いってらっしゃーい」
月。
「ここが月の王の家か。家というより宇宙船だな」
僕が宇宙船のような家の外裝にれようとするとドアが開いた。
「……どうぞ」
「お、お邪魔します」
引きこもりなのに他人をすんなり家の中に案するのか。
「うわー、なんかネカフェっぽいな」
というか、広すぎないか? 小さな宇宙船の部がこんなに広いなんて普通じゃない。うーん、自分好みに空間をカスタマイズしたのかな?
「いらっしゃい。何か飲む?」
「え? あー、じゃあ、リンゴジュースを」
「オッケー」
あるのか……。
「なあ、君はずっとここにいるのか?」
「うん」
「外に出ようとは思わないのか?」
「外は危険だから出ない」
「いや、どこにいても危ないと思うぞ」
「ここは安全地帯だから大丈夫」
「そうか」
どうにかしてこの娘《こ》と仲良くなりたいなー。どうすればいいんだろう。
血染めの館
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