《聖が來るから君をすることはないと言われたのでお飾り王妃に徹していたら、聖が5歳?なぜか陛下の態度も変わってません?【書籍化&コミカライズ決定】》第100話 それでもこんな時に顔が出てくるのは、やっぱり
私が意識を取り戻したのは、どこぞのベッドの上だった。
まだくらくらする中で目を向けてみれば、見たことのない部屋の中。手首に痛みをじて見上げれば、私は両手を縛られていて、ロープの先はベッドの柱に繋がっている。
「起きたかい、エデリーン」
そう聲をかけてきたのは、マクシミリアン様だ。
彼は先ほどまで著ていたジャケットをすべてぎ、ラフな格好でワイングラスを揺らしている。
「手荒なことをしてしまってすまないね。でも、僕と君が結ばれるためには、これしかなかったんだ」
はぁ、と憐れみをうような表を浮かべてため息をついているけれど……これって完全に人さらいじゃない!
「正気じゃないわ……!どう考えてもうまくいくはずがないのに、なぜこんなことを?」
「言っただろう、君とやり直したいんだ」
「そんな言葉に騙されるわけがないでしょう。時間の無駄だから、さっさと本當のことを話したらどうなの?」
私が挑発すると、マクシミリアン様――いえ、マクシミリアンはにやりと笑った。
「……それもそうだね。いいよ、君の挑発に乗ってあげよう」
笑いながら、マクシミリアンが私に近づいてくる。
「実は――君を捨てて手にれた新しい婚約者なんだけれど、彼、とんでもない悪でね。我が家の金目のものを全部持って行ったあげく、私の名前で勝手に借用書まで作っていたんだ」
……なるほど。興味がなくて聞いていなかったけれど、新しい婚約者がいないと思ったらそんな理由。つまり、この拐はお金目當てなのね。
私は舌打ちしたくなった。
こんな時ぐらい、してもいいわよね?
「でも、それと私に一何の関係があるの? 代金目的の拐だとしても、こんなのすぐに呈するし、王妃に手を出してただですむわけがないじゃない」
それに、私の夫は何を隠そう、軍人王と呼ばれたあのユーリ様なのよ?
「ノンノン、代金目的じゃないよ。僕はあくまで、君と結婚したいんだ。――聞くところによると、君と國王陛下は、まだ白い結婚らしいね?」
そう言ったマクシミリアンの瞳は、ぎらりと嫌らしくった。
「なら、國王より先に僕が君を奪ってしまったら、どうなると思う? 他の男の子どもを宿しているかもしれない王妃は、王妃でいられると思うかい? ……侯爵家も、僕を婿に迎えるしか、道はなくなるだろうな」
……この男。
口の中に苦いものが広がる。一時でもこんな男を想って落ち込んでいた自分がけない……そう思うぐらい、今のマクシミリアンは墮ちていた。
「私に指一本でもれてごらんなさい。嚙みちぎってやるわ」
「おお、怖い。君、前からそんなに狂暴だっけ? 前はもうしおしとやかだった気がするんだが」
「それはこっちの臺詞。こんなことをされたら、誰だって狂暴になるわよ」
第一これぐらいで怯んでいる時間なんてないのよ。
だって私はあの子の母親。
アイは今頃、いなくなった私を探して泣いているかもしれない。
そっちの方が、よっぽど心配なのよ!
「……これは、猿ぐつわを噛ませた方がよさそうだね?」
言うなり、マクシミリアンはしゅるっと自分のスカーフをほどいて、私の口にぐいっと突っ込んだ。
「うう!」
だったら、が出るまで頭突きしてやるわ!
「ははっ! 今度は頭突きする気だと、顔に描いてあるよ。だが殘念ながら、そこからじゃ君は屆かないはずだ」
マクシミリアンが笑いながら、私の足にれた。
ぞわっとして蹴り上げようとしたけれど、その前にグッと足に重をかけられ、うまくかせない。
~~~っこの! 汚い手でらないで……! ……っ! ユーリ様……!!!
私は心の中で彼の名をんだ。
わかっている。彼は今頃、リリアンと一緒にいるはずだって。
……それでもこんな時に顔が出てくるのは、やっぱりユーリ様だけなのよ……!
スカーフを嚙みながら、私がぎゅっと目をつぶった、その時だった。
ドゴォンッ!!! という破壊音とともに、部屋の壁が吹っ飛んだのは。
\皆様前回は素敵なパーン!をありがとうございました!/
せっかくなので、ここでもっかいやっておきましょうね。
そーれっ
「マクシミリアンめ!!!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン」
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