《【窟王】からはじめる楽園ライフ~萬能の採掘スキルで最強に!?~》二百四十話 作戦開始でした!!
ルダとの戦いの結果、俺たちは地下に閉じ込められた。
だが、何も問題ない。
掘って出ればいいのだから。
地下へとピッケルで新たに坑道を作り、なるべくラングスから離れた場所に出られるよう掘っていく。
向かったのは、レオール山の口。
そこにバリスも招き、レムリクと今後の作戦を練ることにした。
突然現れた強そうなバリスに驚きながらも、レムリクはルダの狀態もえ今後の懸念を話す。
「兄上自は先も言ったようにしばらくは心配いらない……ただ、君たちはのことはともかく僕があれで死んだとは思っていないはずだ。僕の頑丈さは、兄上も認めるところだからね。だから走してしばらく見つからないとなれば、兄上はまず亜人を人質にすることを考えるだろう」
「そうなれば、まずは亜人の方々の保護が大事になりますな。しかし」
バリスの聲に、レムリクは小さく首を縦に振る。
「保護と言っても、ラング州全ての集落を守る戦力は僕にはない。人手や食料の要求は各村で到底不可能なものと捉えられているが、それでも僕に味方をしようと考える亜人はないだろう」
「レムリクに好意は抱きつつもか。なら、その戦力があると証明できればいい」
俺が言うと、レムリクは深く頷いた。
「そこを君たちにお願いしたいわけだ。君たちほどの強さなら、ラング州の魔など敵ではないだろう?」
「それだが、村を回って魔を倒す時間が惜しい」
「では、他に力の証明になるものがあるのかい?」
「ああ。このレオール山の竪の大きさなら、あれを作れる。鉱床の口も大きいしな。 ……マッパ、いけるよな?」
俺の言葉にマッパは親指を立てて答えた。
マッパはここにあった魔紡石と黒鉄の道の一部を使い、巨大な金屬板を作っているようだ。
俺が必要なものをもう作ろうとしているのだろう。
力の誇示……好きな言葉ではないが、それにうってつけの存在がシェオールにはある。
バリスが俺の言葉を補足するように言う。
「ヒール様の仰せの通り、戦力のほうは心配いりません。食料のほうも海産ばかりとなってしまいますが、數ヶ月、一萬の人々を養う余裕はあります。増産も可能です」
「この陸に海産を運ぶのか……? 々理解が追いつかないけど、君たちがそう言うのならそこは心配いらないのだろう。実を言えば、僕にも食料や薬の蓄えはしある。しずつ亜人たちに配っていたものがね。他の資や武も僅かだがあるんだ」
「となれば、ますますその點は心配いりませんな。ただ、各集落へそれら食料を補給し、集落を守るのは我らでも容易なことではありません。聞けば、亜人の方々の集落は防壁もないとか」
「その通りだ。とても籠城できるようにはできてない。彼らの小屋は、ベーダー人が龍化すれば誰でも容易に破壊できてしまうだろう」
「ヒール様が石を積むこともできましょうが、それも時間がかかりすぎる。そこで、私は一ヶ所に亜人の方々を集めることを提案したいのです」
「守りやすい場所に、ということだね。しかしそんな場所……いや、亜人たちが一揆を起こした際、籠城に適した場所を僕も考えていた」
レムリクはそう答え、レオール山を見上げた。
俺もレオール山を見上げて言う。
「まさに天然の要害。あのルダでさえ、破壊することはできないだろう。それにここの鉱床を使えば、亜人たちの仮の住居も作れるわけだな」
「ああ。もちろん、魔を倒さなければいけないが」
バリスが答える。
「そこは我らが対処します。もし共生の意思を示すのなら、そこはヒール様に」
「ああ、もちろんだ。渉できるならそれが一番だからな」
レムリクは俺たちの會話を聞いて、首を傾げる。
「魔と共生……先ほどから、僕には理解できないことばかりだな」
「それは……事が終われば、お前を俺たちの街を案しよう。だが今は、亜人の保護が先だ。ルダの魔力の回復がいつになるかもわからないし、一時も無駄にはできない」
「もちろん分かっている。明日にでも、亜人の村々を回ることにするよ」
「俺からもシアの村の亜人たちに協力を頼んでみる。今回のお前の走にも手を貸してくれたし、きっと協力してくれるはずだ」
「ありがとう……助けてくれた亜人たちにもお禮を言わなければいけないな。僕のような者を助けてくれるとは」
深く頭を下げるレムリクにリエナが微笑ましそうな顔で言う。
「これも全てレムリク王子の人徳ですよ」
「そうそう。王子だから助けてくれたんだって。だからもっと自信を持った方がいいよ」
フーレもレムリクに勵ましの言葉を送った。
レムリクは再び頭を下げる。
「そう言ってくれると嬉しいよ……もちろん、そんな簡単にことは運ばないかもしれない……だが、なんとしてもこの計畫を功させよう。皆、どうか力を貸してくれ」
「ああ!」
俺たちはレムリクの言葉に威勢のいい聲で応じた。
こうしてレムリクが南方州を取り戻す戦いが始まった。
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