《【WEB版】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った馴染が後悔してるけどもう遅い【書籍版好評発売中!】》173話 変人オンパレード

【☆★おしらせ★☆】

あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。

最後まで読んでくださると嬉しいです。

晝休み。

僕、みちる、そしてこうちゃんの三人は、屋上にいた。

三人でお晝ご飯を食べるためだ。

『かみにーさま、マジで世界一つ作って、そこの神になったってマ?』

もごもご、とこうちゃんが、みちるの作ったご飯を食べながら、ロシア語で何かを言う。

「こうちゃん、ご飯食べながらしゃべっちゃだめでしょ。はしたない」

『僕心《ぼくここ》って異世界系だったのね。てかその挿絵書いてるこうちゃんって……は! まさか神!? いやぁ、神かぁ~……悪くないね』

僕の言うことガン無視して、こうちゃんがしゃべりながらご飯を食べる。

まったくもう……。

まあこうちゃんだししょうがないか。

「はい勇太。お茶」

僕がみちるの作ったおにぎり弁當を食べていると、彼が魔法瓶からそそいだお茶を、二にいれて、差し出してきた。

「ありがとぉ~」

季節は一月。

……正直寒い。でもみちるの煎れてくれたお茶はおいしかった。

「てゆーか、なにゆえ。屋上? ご飯?」

こうちゃんが日本語で言う。

いつも思うんだけど、日本語もペラペラなのに、なんでこの子、ロシア語でしゃべるんだろう……? キャラ付?

「勇太がいると、クラスのみんな気ぃ使っちゃって、お晝ご飯食べれないからね」

「え、そうなの?」

「そうよ……だから、毎回あんたと二人で屋上でご飯食べてたんでしょ? ほかにどんな理由があるとでも?」

「みちるがお晝を二人きりで食べたいからかなって……」

「ま、まあそういう気持ちもあるけどさ……」

しかしまさか、僕ってそんな立ち位置になっていただなんて。

『かみにーさまって特級呪霊なん? ものすごい執筆力を手にれるため、友達がゼロになる縛りを結んでるの?』

こうちゃんがロシア語で何か言うとき、たいていろくでもないことなので、基本無視する。

『む! ヒロインを無視しないでください! 黒閃! 黒閃!』

こうちゃんがびしびし、と僕の脇腹をパンチしてくる。

力が弱いからそんなに痛くない。けどウザい。

『ちょ!? かみにーさま!? 今こうちゃんのことウザいって思ってません? ヒロインに対して抱いてはいけないを抱いてません!?』

「おちび。ご飯食べなさい」

『貴様ぁ! こうちゃんは僕心の世界を創り出した神の1柱にして、神作家のメインヒロイン、神絵師のこうちゃんだぞぉ! もっと丁重に扱えぇ!』

「黙れ。食え」

「あ、はい」

こうちゃんが黙っておにぎりハムハムする。

僕はふぅ、と息をついた。

「どうしたのよ?」

「いや……なんか、改めてだけど……僕ってさ……」

そう、改めて痛させられたのだ。

白馬先生の結婚、そして、學校での、クラスメイトたちのリアクションを目の當たりにして。

「僕って……ちょっと変わってるんだなぁって」

みちるとこうちゃんが、くわっと目を見開いている。

え、なに?

「ちょっと……?」

「え、今更……?」

みちるは困した表

こうちゃんがロシア語でなく日本語で、かつガチトーンでつぶやいていた。

「勇太……この際だからはっきり言います。あんたは、変!!!!!!! ちょー変! まじで変わってる!」

「そ、そう……?」

「そう! 変なのをちゃんと自覚してください! 変人に囲まれてるから気づいてないでしょうけど!」

『そうそう。って、あれ? みちる姉さん? 変人たちに囲まれてって? 誰のこと? カミマツヒロインズじゃないよね?』

「由梨枝もアリッサもおちびも、みーんな、変!」

『まさかの初期ハーレムメン全員変人で草ぁ!』

そんな……みんな変だったなんて……。

「クリエイターって変な人多いけど、あんたと由梨枝はツートップでおかしいから」

「うう……そ、そっかぁ……」

『おっとかみにーさまがまともな道に戻ろうとしてる。これは、いけませんな』

こうちゃんがぺこぺことスマホを作。

そのときだ。

PRRRRRRRRRR♪

僕のスマホに、電話がかかってきた。

「あ、由梨枝だ」

「勇太だめ! でちゃだめ! 引き返しちゃダメぇえええええええ!」

ぴっ。

「あ、もしもし由梨枝? 僕って変かな?」

『変じゃないよ! 普通だよ!』

「変じゃないって! やったね!」

みちるは頭を抱えて悶える。

「あああああもぉおおおおおお! 変人が言う普通は普通じゃないんだよぉおおおおおおおおおお!」

【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】

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