《【WEB版】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った馴染が後悔してるけどもう遅い【書籍版好評発売中!】》174話 リモート

授業を終えて、僕たちは帰宅する。

『ふぁー疲れた~。今日はもう働きたくありませんなっ』

こうちゃんは誰より早くリビングへ行く。

「こらおちび、手ぇ洗いなさいよ……ったく」

『むぎゃぁあああああああああああああああ!』

リビングからこうちゃんの悲鳴!

まさか……泥棒!?

僕が慌ててリビングに行く。

「ハァイ♡ ゆーくん、おかえり~」

「芽依さん!」

僕の人であり、編集の芽依さんが、リビングのこたつにっていた。

テーブルの上にはノートパソコン。

そして、逃げようとするこうちゃんの足をがっしり摑んでいる。

『なぜいる!? 貴様クビになったか!?』

「あらせんせー、おかえりなさい。さ、仕事しないとねー♡ あたしも隣で仕事しててあげるから♡」

仕事……?

「芽依さん會社は?」

「行ってないわ。リモートワークってやつよ」

「リモート……」

そういえば、自宅にいながら、會社のパソコンで働くことを、リモートワークって言うらしい。

最近流行だっていうけど、父さんの會社でもリモートが導されてたんだ。

「上松編集長はリモート推進派なのよ。電子決済や電子契約書など、家で作業しやすいような環境バシバシ導してるんだ」

「へー……父さんやるなぁ」

家ではけない人だけども。

「毎日じゃあないけど、リモートでの仕事が増える予定よ」

「それはまたどうして?」

「んふー♡ そりゃあ、しのゆーくんと、みんなと一緒に居る時間、増やしたいからね~♡」

……芽依さんがニコニコしながら言う。

嬉しいこと言ってくれるよね。

『家に鬼が居るなんて聞いてないよぉ! こうちゃんおうちでも學校でも、サボれないじゃあん!!!!!!!!!!』

こうちゃんが悲鳴を上げてる。

なんとなく意味はわかるけど、まあたいした容ではないだろう。

「さーみさやませんせ♡ ゆーくんがいっぱい原稿上げてくれたよ♡ あとは先生が絵を書けば本は完するんだ。だから仕事しようね~♡」

『やじゃー! わしは休むぅ!』

「え、仕事したい~? そう思ってほら、ノーパソ既に持ってきてあげてるから。板タブもあるから、こたつにりながら仕事でるよ~♡ うれしいねえ~♡」

『鬼が隣にいながら仕事なんてできるかー! わしゃ帰る!』

逃げようとするこうちゃん。

だがその腰には、ベルトが巻かれていた。

「逃げられないわよーん♡ さ、仕事しようねー♡ お金も貯まるし、読者も喜ぶし、承認求も満たされる。ほら、良いことづくめじゃなーい?」

『労働より休養プリーズ! もう年末だぞ! 休ませろおおおおお!』

「年明けから仕事だなんて偉いじゃあないですかせんせー♡」

『鬼ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!』

こうちゃん強制労働させられていた……。

まあでも、普段サボりまくってるから、たし引きでちょうどいいのかも。

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