《地球連邦軍様、異世界へようこそ 〜破天荒皇は殺そうとしてきた兄への復讐のため、來訪者である地球連邦軍と手を結び、さらに帝國を手にれるべく暗躍する! 〜》第43話―3 空間戦闘
第43話のタイトルを変更しました。
ゲート周辺の戦闘が艦隊戦とは別の奇妙な流れを迎える中、ワーヒド軌道での戦闘は正攻法な艦隊戦となった。
休戦終了のし前から行を開始していた火星宇宙軍艦隊は、アウリン隊と防護艦からなる部隊を先鋒に突撃を開始した。
これは火星宇宙軍の、特に統制艦を中心とした従來の艦隊としては初の試みだった。
統制艦と投艦はあくまでも陣形を組んでの遠距離砲撃戦闘を主眼とした艦隊だ。
だからこそ今の今までアウリン隊を前衛に立てて艦隊自は支援攻撃にとどまっていた。
ここにきて統制艦と投艦までがファランクスさながらの陣形で突撃を開始したのには理由があった。
異世界派遣軍が防的な陣形を組んだからだ。
それまでアウリン隊と積極的に戦うべく機的な戦闘を行っていた重巡洋艦が薄く広がる形で防陣形を組んでいた。
それまで統制艦有する本隊を狙い積極的に突撃を狙っていた軽巡洋艦と駆逐艦部隊、アウリン隊に重巡洋艦と共に戦いを仕掛けていた護衛艦は防陣形の後ろで固まっていた。
これを見た火星宇宙軍第一艦隊旗艦”クーリトルリトル”のイワノフ提督はんだ。
「突撃陣形だ! 本艦を中心に投艦は集隊形で前進! 防護艦は最前列でアウリン隊の壁になり突撃隊を組め。一気に突破するぞ!」
イワノフ提督の判斷は一見正しく見えた。
異世界派遣軍艦隊は見るからに消耗していたからだ。
重巡洋艦と護衛艦部隊はアウリン隊相手に善戦していたがその全ての艦艇が大小さまざまな損傷をけていたし、軽巡洋艦と駆逐艦に関してはほぼ壊滅狀態に陥っていた。
それゆえだろう。
殘存戦力をもっとも有効に使うために戦力を遊ばせない、逆に言えば予備兵力の無い薄い陣形を組んだのだ。
罠ではないか? という聲も司令部にはあったが、彼はその可能は低いと判斷していた。
現狀的に伏兵がある余地はほぼ無いのだ。
周辺空域の探査は終えてあり、未知の艦隊が潛んでいる事は考えられない。
軌道戦闘機メビウスが數殘存しているのは確認されていたが、あれは今敵が軌道上で必死に戦っている理由である地上にいる指揮が出する際の支援のために必要な戦力だ。
ここで浪費することはあり得ないし、よしんばその様な使い方をするならばメビウスを集中攻撃して撃破して一旦下がり、のこのこ指揮が出を図った際にそちらを迎撃してしまえばいい。
そうすればこの星系に殘存する人間の指揮はいなくなる。
アンドロイドは同一星系に人間がいなくなると撤退以外の行がとれなくなるのだ。
ゲートを守る連中は即座に撤収し、眼前の艦隊も軌道上からゲートを目指して逃げ出していく。
あとは標準艦艦隊と挾み撃ちにすればすべてが終わる。
第一、敵がこれ以上策を弄してき回ること自がありえないのだ。
今地上では七星連合軍が古代種族であるベルフとンヒュギまで戦力に加えて攻勢準備をしている。
つまり、早急に人間の指揮出を試みる必要があるという事だ。
この狀況で帝都軌道から退くような行がとれるわけがない。
そのイワノフ提督の判斷通りに事は運んだ。
先方の突撃部隊に対して、休戦終了と同時に15隻の重巡洋艦から主砲の粒子ビームによる激烈な砲撃が開始された。
強力無比な威力を誇るその攻撃はしかし、防護に回った防護艦により瞬く間に防がれた。
無論命中した防護艦は一撃で撃破されるが、防護艦は破壊されると同時に金屬粒子をまき散らして散する。
飛び散った金屬粒子は戦列艦の力場シールドと同じような働きをして本來なら強力な貫通力を発揮することなく瞬く間に霧散していった。
それを見た敵は慌てたように主砲を撃ち続けるが、それらの攻撃はすかさず後ろからをふさいだ防護艦によって防がれる。
みるみるうちに防護艦は減っていくが、要であるアウリン隊に被害は全く生じない。
殘酷な犠牲だが、その意味はあった。
防護艦が數えるほどになった頃には重巡洋艦の壁と接する程の距離になっていたのだ。
「よおし! アウリン隊散開だ。重巡洋艦と護衛艦は相手にするな。防陣形の後ろの艦隊中樞を撃破しろ!」
距離を詰めたアウリン隊は防護艦の後ろから飛び出して一気に異世界派遣軍艦隊に薄した。
その目的は壁を作る重巡洋艦ではなく、指揮のアンドロイドや資や希な個を搭載したと思われる後方の中樞部隊だ。
當然ながら突破された重巡洋艦部隊もアウリン隊を追いかけようとするが、それはイワノフ提督率いる本隊が許さない。
集隊形によってもたらされた強烈なレールガンによる集中砲火が重巡洋艦部隊を襲い、たまらず回避行を余儀なくされる。
もはや異世界派遣軍艦隊の陣形は崩壊していた。
明日も更新します。
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