になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》&201

「そんなのはわかってる。私も始祖となってるから、つまりあんた達の母と一緒の立場にいるってことでしょ? だからこそ、私だけは始祖の龍と対等の位置にいる。

きっと私ならそいつを殺せるんでしょう」

『いや、それは無理だな』

「え?」

いやいやいや、そこは違うでしょ。答えが間違ってるってルドルヴルヴ。そこは「お前だけが頼りだ」――というところでしょうが!! 私はそういう言葉を期待してるんだよ? そしてそこから一回ははしごを外す……それはこっちの役目でしょうが。の特権でしょうが!!

私が周囲を振り回すんだよ。なのになんであんたが私を振り回してるんだ? 役割間違ってるぞ。もっと自覚してほしい。私はで、あんたは兇悪そうな龍だって事。いや、実はルドルヴルヴの見た目なんてしらないが……でもきっと間違ってはないだろう。

だって龍ってたいてい怖いじゃん。威圧的な姿してるし。

『お前は、我らが母に対抗できるだけの力があると……おもってるのか?』

そう言われると……ね。まあこういうしかないよね。

「ないけど……思ってないけど!!」

うん、自分だってわかってる。いや自分だからこそ、わかってるといっていい。だってだ。だって、私のこの新生宇宙と現宇宙をみたらわかるだろう。全く持って長度合いが違う。

いうなれば、私の新生宇宙は赤子である。まだ生後三ヶ月もたってない狀態だ。けど現宇宙は既に人してる宇宙といっていい。この差である。それは全く違うものだ。

なにせ、宇宙から集められる力だって全く違う。私はまだまだ自の力を細々とやりくりしてこの新生宇宙を維持してるし、どうにかこうにか星のようなを作ったりして、命を誕生させないといけない。

でもまだその段階でもない。なんとかズラララバライトを生み出したくらいだ。きっとこれは現宇宙で始祖の龍が古龍を生み出した段階ではないだろうか? 始祖の龍は一気に複數の古龍をうみだしたのだろうか?

私がどうにかこうにか一……それもかなり節約して、ちょっとその存在も魂の形も別の宇宙から拝借してようやく作ったのがズラララバライトだ。けどそれを一気に複數作ったのが向こうの始祖の龍だとするならば、確実に始祖の龍は元の力が違うよね。

そしてその差は途方もなく広がってる。私がなんとかこの新生宇宙で命を育んだとして、それらの魂の力が私に集まってくるとして、それで向こうの始祖の龍と並べるか? といったら、それはノーだよね。

だって向こうは既に途方もない力を持ってる。こっちが力を手にれても、向こうもずっと力は手にし続けるわけだからね。差はつくけど、追いつくなんて……できるかどうか……

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