になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》&205

「皆……揃ったか」

そういって俺は立ち上がる。大きな湖……キラキラと輝き、そして跳ねる魚がダンスを踴っている。どこからともなくハープの音。その旋律と共にしい歌聲が聞こえてる。

湖からびる白の柱。その影から次々に現れる様々な者たち。彼らは神だ。俺の考えに賛同し、そして協力してくれる者たち。皆、素晴らしい神の友人。

「ローレン神よ、いよいよか」

「ああ」

「とうとうこの時が來たんだね。最悪の想定が現実のものになった」

「これらかは力を示すことが必要になる」

「ゼーファス様は? 貴方の護衛対象でしょう?」

「あの方もかれるよ。だがそこに……」

「私たちはいられない」

「あの方は古龍様達と行くだろう。その時、俺たちはただ見てるだけか? そんな事が出來る訳ない!」

皆に視線を向けてそう告げる。ただただ自の宇宙に引きこもり、星を育て、そして宇宙に命を満たす。それだけではダメな時代が來た……ただそれだけ。平和な時代は終わりを告げて……戦いの時代が今、再び始まったんだ。

「まずは何をする?」

そんな風に一人の神がいってくる。そいつは筋骨隆々で赤い長髪がなびき、半でその腕には自よりも大きな斧を背負ってる。神には見えないかもしれない。だが、彼は素晴らしい戦いの神だ。

その目が語ってる。戦いのにおいをかぎ分けてるのだろう。俺が次に何を言うのか……それもきっとわかってる。いや、ここに集合した時點でそれをわかってない奴らはいないだろう。

「イセノ神を襲撃する」

その言葉に皆が驚く。まさか一気にそこまで行くとは思ってなかったんだろう。イセノ神はゼーファス様と並ぶ影響力を持つとも言われてる神だ。表向きは穣を掲げる神だが、その裏では巨大な神のグループを形してる。

表向きはゼーファス様に協力的だが、あれは狐だ。神が一枚巖になれないのもあれが裏で工作してるから。百害あって一利なしの神。だからここで退場してもらう。

「本當にやる気か? あれの後には古龍がいるぞ」

たしかにそうだ。奴の宇宙と契約してるのは古龍。生半可な気持ちで戦いを挑んでいい相手じゃない。

「やめるか?」

そう聞く俺に、皆は「やれやれ」というじだ。そう、皆こういう奴だ。だからこそ、俺たちはダチなんだ。大丈夫、勝算ならあるさ。ただ無暗に戦いを挑む訳じゃない。

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