になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》&212

「これでいなくなった古龍は四……まだ半分以上はいるけど……でも一が破格の古龍がこれじゃあね。

殘りの古龍全員が一致団結したとして、始祖の龍に勝てると思う?」

私はそんなことをメルトに聞く。もしもそれでみが一縷くらいあるのなら……

「むり」

無常、そういうしかない程にバッサリと行かれた。そっかぁ無理かぁ……まあそれでどうにかできるなら本當にとっくにやってるもんね。

「それじゃあゼーファス達が參加したらどうなる? 神の助力……それがあればどうにかなると思う?」

「「むり」

だよね。迷いが一切な……いや、なんかメルトが目をさまよわせてる。それから私は待つ。メルトはサクサクと會話をするタイプじゃないからね。

「でも、神の、介で、わからない、所、もある」

そこはメルトにもわからない変數という事か。よし……

私は立ち上がる。

「皆、私はちょっと羅針盤亭にいくわ。それまで誰も帰らないでね。ここにいなさい。さっき見たことの口外は止よ」

そういって私はメルトと手をつなぐ。そしてワープした。目を開けると、そこは赤い提燈が空中に無數に浮いて、瓦屋の建が重なるようにつらなってる場所だった。

そして常に夜。この羅針盤亭を異様な雰囲気に浮かび上がらせるための演出だ。

「人払いしてるわね。相変わらずいけ好かないね」

本當ならこのアーチ狀の橋には常に沢山の訪問客がいる。なにせここが羅針盤亭へのり口で転送で來るならここに出るからだ。どんな相手もり口で待たせる。それがあいつのやり方。

そこには神の上位や下位とか関係ない。たとえ相手が古龍だとしてもそうだろう。けどそんないつもは溢れてる筈の客が今は一人もいない。

狀況が狀況だからとか思うだろうが、寧ろ今だからこそ……だ。今だからこそ溢れてておかしくない。だってこんな狀況、皆が未來に不安をもってるだろう。そんなときに頼りたくなるのがこの羅針盤亭なのだ。

まあ私はただ頼りにきたわけじゃない。ちょっとした方針の確認だ。羅針盤亭にいる神は占いをやってるのだ。それで様々な神たちの悩みを聞いて指針を示してる。だからこそ顔が広く、頼りにしてる神が多い。

私はそんなに占いなんて信じてない。自の道は自で切り開いていくだけの力があると思ってる。でもちょっと迷ったら、その助言をけるのはいいかと思ってる。

そのくらいの付き合い方が健全だろう。

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