になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》&220

私は建から出た。最後に何か意味深に――「気を付けて」――とかククール神が言ってた。確かにこれからは気を付けなければいけない。なにせこれから宇宙は激にはいる。いやもうってるだろう。至る所で戦火は開かれてるのだ。ここからどうくのか……それできっと宇宙の命運は決まっていく。だれもが好き勝手にいてたらその始祖の龍が解放されたとき、どうしようもなくなる。

「けど……だからって私が先導なんて、柄じゃない」

やっぱり基本は逃げる……そのを見つけるべきだろう。幸い私についてくる神は多い。彼らの力を集結して式を発させれば、この宇宙の『外』へと出れる可能はある。なにせ私はずっとその研究をしてた。理論はある。式もある程度はできてる。これからは余計な事をせずに、その式のにすべてをささげる。間に合うかは実際わからない。でもやるしかない。実際始祖の龍と戦う事とそっちなら、まだ生き殘るがあるのは後者の方だ。

私たちが始祖の龍とぶつかったとして、勝てるか? 答えは萬に一つも勝てる要素はない。そもそもが勝てるとも思ってない私のような奴が前に立つわけにはいかないでしょう。たから私は逃げる側の矢面に立とうじゃない。そっちの方がいい。

ゼーファスはきっと一緒に戦う神を集うだろう。でもそれを無謀と思う神は多いだろうし、下手にそこで爭いになるよりも、私が反対する奴らを引きければ、どっちも余計な損害を出すこともなくなる。だからきっといいことだ。ゼーファス達にはまた、嫌われるでしょうけど……でもしょうがない。思いが一つに……なんてのはあり得ないんだから。逃げる事をれたっていいじゃないか。それを間違いだという資格は神にもないでしょう。

だから私はそういう子たちをれる。

「來たか」

「はあ……」

思わずため息がでる。目の前には強力な神々。暇なの? この事態に? 羅針盤亭へと続く橋の上……もうしでククール神の結界の外……転移が出來る場所なのに、そこに陣取ってる神たちがいる。そしてそいつらは明らかに私に敵意を向けている。てかこいつらはゼーファスの信者どもか……という事はそのリーダーは……

「久しいですねイセノ神」

「お久しぶりですローレン神」

目の前の奴らから出てくる一人の神。彼は首筋から、それに臍まで大きく開いてる服をきてる。上が下がつながってて、その開いた部分にはふさふさのがわさわさしてた。

相変わらず変な格好をしてるやつだ。

「何の用ですか? いえ、貴方達も羅針盤亭に用があるんですね。いい結果出るのを部外者ですけど、祈ってますね」

「やれ」

私が心にもないおべっかをいってる間に、別の場所から出て來た神がなにかやってる。すると……だ。私たちの周囲が変容していった。

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