《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜転校生と始める學園生活〜》63話 一日遅れのバースデー
「改めて…ミーシェ!」
「「「「「(…)誕生日おめでとう!」」」」」
放課後の教室に祝福の聲が響く。
黒板にはカラフルに『ミーシェ誕生日おめでとう!』と書かれている。
「わあ〜!ありがとう〜!みんな!」
ミーシェの風邪はあの後すぐに治り、次の日の放課後。
いつメンは先生に許可をとり教室でミーシェのお誕生日會をしていた。
「…ミーシェ。ケーキも作ったんだよ?」
松山がメッセージの書かれたショートケーキを持ってくる。
「わぁ…味しそ〜う…。」
「ふふ…優くん、カーテン閉めて。小宮くんは電気消して?」
「おう。」
「分かった。」
松山はギターを取り出す。
「…いくよ?せーのっ…」
はっぴばーすでいとぅーゆー♪
はっぴばーすでいでぃあミーシェ〜♪
はっぴばーすでいとぅーゆー♪
「わぁ〜!おめでとう!ミーシェ!」
「えへへー…なんか泣きそう…。」
「な、泣かないでよ?!」
「えへ…でも…本當にありがと〜…!みんな〜…!」
「ミ、ミーシェさん、これ…」
花園がラッピングされた箱を渡す。
「こ、これは…」
「た、誕生日プレゼントです…。何がしいか分からなかったので…本當にしいものかは分かりませんが…」
「わぁ〜…ねえ!?開けていい!?」
「え、ええ。どうぞ。」
ミーシェが包を開けると中にはオシャレな文房セットがっていた。
「ミ、ミーシェさんは可いものが好きと聞いたので…來年度は験生ですしちょうどいいかと…」
「わぁ〜!可い〜!ありがとう…!琴ちゃん!大事にするね!」
「はい。喜んでもらえて良かったです。」
「ふふふ…ありがとう〜!」
ミーシェは花園に抱きつく。
「ちょ、ちょっと…もう…。…誕生日…おめでとうございます…。」
「…ミーシェ。次は私。」
松山は大きな包を渡す。
「わわっ…大きいね。」
「…開けてみて。」
「うんっ!」
中にはパンダのぬいぐるみがっていた。
「か、可い…!」
「…でしょ?私のお気にりの店のなんだ。」
「や、やばい…!可すぎる…!」
ミーシェはパンダのぬいぐるみに抱きつく。
「…良かったら私のお気にりの店…紹介してあげようか?」
「いいの?!行きたい!今度一緒に行こ!」
「…うん。」
「これは僕からだ。」
「り、陸くんの…プレゼント…?」
「ああ。ほら。」
またしても大きな包。
「これは…」
「ふっ…僕の好きなブランドのクッションだ。」
大きなエビフライのクッションがっていた。
「ちなみになんてブランド?」
「ん?知らないのか?EBIだぞ?あの有名な。」
(((((どうしよう…分かんない…。)))))
「で、でも…ク、クッション抜群で気持ちいい!ありがとう!陸くん!」
「ふん…。」
「ミーシェ、私からはこれ!」
江ノ島がリボンの著いた箱を渡す。
「開けてみて。」
「うん。」
「へへ…初めて作ったからあんまり上手くないんだけど…」
中にはスノードームがっていた。
「これ…手作り?!」
「う、うん…だからあんまり上手くないんだけどね…。」
「わぁ…もしかしてこれ私たち?」
「そ、そうだよ。」
中にはいつメンの6人を模した6人の人形がっていた。
「…ふ…真ん中で元気に手を広げてるのがミーシェだな。」
陸が指さす。
「あ!じゃあこのメガネかけてるのが陸くんだ!」
「みんなみたいに豪華なプレゼントじゃないけど…」
「ううん…そんなことないよ!凄く…嬉しい…!」
「ミーシェ…ふふ…そう言って貰えると作った甲斐があるよ〜。」
「うん!可いなぁ…。」
「優くんは?今渡す?」
「いや…俺は帰ってから渡すよ。」
「やっぱりね。じゃあプレゼントも私終わったことだし乾杯しよっか!」
「うん!」
「…乾杯の挨拶は…ミーシェ?」
「え?私?」
「ほらほら!主役なんだから!決めちゃって!」
「じゃ、じゃあ…コホン…カンパーイ!」
乾杯!
そう言ってジュースのった紙コップで乾杯をする一同だった。
「くそあいつら…荷運びが俺だからって大きいものばっか選びやがって…!」
優はミーシェが貰った誕生日プレゼントを抱えて帰り道を歩く。
「ふふふ…落とさないでね〜?」
「わーってるよ。」
「ユウの誕生日プレゼントか〜…楽しみだなぁ〜?」
「そ、そんなロマンチックなものとか渡せないから…き、期待すんなよ?」
「ふふふ〜…楽しみ〜…。」
2人は帰宅した。
「さーて。料理は任せた。」
「え?そこはユウが作ってくれるとこじゃないの?」
「俺料理出來ねえし。」
「ふふ…変なの〜。」
「し、仕方ねえだろ!飾り付けは俺がやるから!舐めんなよ?俺折り紙でリボン作れんだぜ?」
「そ、そなんだ〜…。」
2人は準備に取り掛かる。
「じゃ…改めて…誕生日おめでとう。ミーシェ。」
「ありがとう…!ユウ。」
食卓を挾んで乾杯をする。
「あ、そう言えば姉さん達から荷と手紙屆いてたぞ?」
「え?!見せて!」
「あ、ああ。」
荷を開けるとそこにはセーターなどの服とじゃ〇りこがっていた。
「服はサラさんでじゃ〇りこはベルさんだな。」
「ふふ…嬉しい〜!」
「ふ…本當に姉さん達のことが好きなんだな。」
「うん!大好き!」
「ん?奧にまだなんかあるぞ?」
「ほんとだ…これは…」
中には某夢の國のチケットが2枚。
そして手紙には…
『誕生日おめでとう、ミーシェ。
寒くなってきたから私、サラからは服を送るわ。私、ベルからはいつも通りのね。そして2人から。日にちはクリスマスにしておいたから。2人仲良く楽しんでらっしゃい。
ミーシェのシスターズより。』
「おお…俺までいいのか…。」
「ふふ…お姉ちゃん…。」
「ミーシェ…俺からの誕生日プレゼントだ。」
ふわ…
「ふえ?!」
ミーシェの首にマフラーをかける。
「それからこれ。」
ミーシェの手を握り、手袋を渡す。
「は、初めての誕生日だから…何がいいかわからんが…これでいいか?」
「うん!暖かい…」
「それは良かったよ…。」
「も、もうひとつあるんじゃないの?」
「もうひとつ…?」
「もう…バカ…」
ミーシェは上目遣いで優を見つめる。
「ミーシェ…。そうだな。…誕生日おめでとう…ミーシェ。」
「ん…」
2人は深いキスをする。
誕生日のキスは甘い純の味がした。
いや〜こんな誕生日羨ましいッスね!
とりあえずぜろリア充w
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