《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》ミルフィのお見合い2

ミルフィ視點

あっという間に準備も終わってしまいましたわ……まだ心の準備ができてないというのに

でも、リィア様達のおかげもあっていつもよりかわいくしてもらえましたわ

「ミルフィ、頑張るのですよ」

準備が終わったところでこのお見合いの首謀者の一人、ユーリが様子を見に來ましたわ

「まったくもう、こっちは大変だったんですからね」

「ミルフィには幸せになってしいのです。友達として応援していますよ」

ユーリ様には隨分とよくしてもらってますわ。それこそわたくしなんかがと思ってしまうくらいにはもったいないですわ

學園を卒業してからはあまり會えないと思っていましたが、再會が早いですわ

「ありがとうございます。ユーリ様」

「どうせなら私はミルフィと結婚したかったです」

「な、何を言っているのですか」

本當に何を言っているのかしら!?

「だって、他に信用できる人がいないんですよ。絶対お兄様がうるさいでしょうし、それならミルフィとずっと一緒のほうがよかったなぁって思ったんです」

「お気持ちは嬉しいですが、わたくしの家は後継ぎが必要なので難しいと思いますわ」

「そうですよね〜」

いきなりそんなこと言われたらびっくりしますわ

ちょっと想像しちゃいましたわ。なんかルーナ様がすごいわかる〜みたいな顔して頷いてるし、リィア様も名案とばかりに目をキラキラさせていますわ

「ま、まったくもうわたくしをからかわないでくださいまし」

「も、もう時間になってしまいましたわ!」

「さ、頑張っていくのです!」

しれっと使用人の服に著替えてるユーリ様達3人についていく形で王城の中庭まで來ましたわ

まだターナー様はいらっしゃらないようですわね

テーブルの上には綺麗にお菓子やお茶が並べられて天気も良好、そして周りには鮮やかな花と整えられた草木、まさに王國の力を示した庭園と言えますわね

わたくしの家とは比べにならないくらい綺麗ですわ

そして、反対側からターナー様が現れましたわ

ど、どうしましょう、何を話すか考えていたはずなのに全部どこかへいってしまいましたわ!

ちらりと後ろを見ると3人から笑顔を向けられましたわ

こちらは助けてほしいというのに!

あぁもうどうにかなってしまいそうですわ!

「ほ、本日はその、ビクトレア家の申し出をけていただき誠にありがとうございます」

「…………」

「あの?」

「あ、いいや、こちらこそありがとうございます。何分ずっと縁談は斷っていたものですから。し慣れなくて」

え、なにそれかわいいですわ!普段は凜々しくあまりを表に出さない方なのに、こういう場になると照れてしまうのですね

「わたくしも張していますわ」

「すみません、もっと堂々としていたほうがいいということはわかっているのですが」

「いいえ、お気になさらず、普段のターナー様もご存知ですから」

しいい雰囲気なのではないでしょうか?

「あなたも私と同じような理由でこの縁談をけたのでしょうか」

「どういうことですの?」

「てっきりユーリ様に勧められたからだと思ってました。私はフリード様に勧められたので」

結構がっつり王族が関わっているのですね

「わたくしの方はお父様から言われたので、まさか王族が関わっているとは思いませんでしたわ」

もう一度ユーリ様の方を見ると、お茶のおかわりを注いでくれました

そういうことではないですわ

「ターナー様はどうして縁談を斷っていたのでしょうか?」

わたくしはターナー様の人気が高いことを知っていますわ

王子であるフリード様に近い存在かつ分も周りからの評判もいい

「いくつか理由があるのだが、もっとも大きな理由は私ではなくフリードを見ている人間が多すぎることだ。フリードに近しいということであからさまな家やばかりだったよ」

あ~、王族と直接結びつくのは難しいから、その近しい人に取りるという考えは自然ですわね

「他の理由も聞いてよろしいですか?」

「……人付き合いが苦手なんだ。特にに対してはどうしていいかわからなくなってしまう」

「わたくしとお話するときは特にそのようにじませんわ」

でも確かに、ぐいぐいくる方や逆に大人しすぎる方とは相が悪そうですわね

「あぁどうしてかあなたとは普通に話せる」

「それはよかったですわ」

それからはわたくしとターナー様はずっと話しました。

特にフリード様とユーリ様の話は盛り上がりましたわ

そしていい雰囲気のままお見合いができましたわ

「まだ婚約するかどうかは決められないが、ちゃんと考えようと思う。だからあなたも僕との婚約を考えてくれると嬉しい」

こ、これは大功といってもいいのではないでしょうか?

ターナー様が見えなくなるとユーリ様に抱きつかれましたわ

「やりましたね!あの堅にあそこまで言わせるとは、さすがはミルフィ」

「うんうん、本當にいい雰囲気だったよ」

「かわいいは正義ですね!」

3人とも褒めてくださいましたわ

「えへへ、このままうまくいくでしょうか?」

「絶対いきます。というかうまくいかせるので安心してください」

ユーリ様に言われたらちょっと怖いですわ。でも本當になりそうで安心しますわ

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